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Xperia XZ Dual の購入を諦めた理由は「技適」にあり

2017/03/04

先日の日記にも書いたとおり、今使っているHuawei Ascend P7を使い始めて約2年経過して、そろそろ新しいスマホを購入したいと考えています。

中でも、Xperia XZ Dualに関してはモニターサイズやカメラの性能など、ワタシのニーズにあった仕様となっていました。

今スマホを買うならiPhone 7よりもXperia XZ Dual を選びたい4つの理由 - うえけんの経済的自由を目指すブログ

また、先日からいろいろと調査を進めている通話SIMの3円運用を実現するためにはデュアルSIMであることが最低要件のため、まさにXperia XZ Dualは今のワタシにぴったりのスマホと言っても過言ではありません。

しかし、その後ネット等で調べていくと、このXperia XZ Dualを日本国内で使用する場合は法律違反になることを知りました。そう、それは「技適」の問題です。

この技適についてネットでいろいろと調べてみたところどうやら抜け道がないようで、海外版SIMフリー端末の国内利用はムリとい結論に至りました。今日はこの技適について調べた結果を私なりに集約してみることにしました。

「技適」とは

「技適」とは何か、ウィキペディアによると以下のような定義がなされています。

技術基準適合証明(ぎじゅつきじゅんてきごうしょうめい)とは、特定無線設備(小規模な無線局に使用するための無線設備)が電波法令の技術基準に適合していることを証明(電波法第38条の2)することである。総務省令特定無線設備の技術基準適合証明等に関する規則(以下、「証明規則」という。)により実施される。

ウィキペディアより抜粋。

すなわち、技術基準適合証明付のスマホでなければ電波法違反となり、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金の対象となります。また、公共性の高い無線局に妨害を与えた場合は、5年以下の懲役又は250万円以下の罰金の対象となるとのことです。

本ブログのスタンスとしては、ふるさと納税や優待クロスなど制度として矛盾を感じるものであっても、自分にとって得するものであれば積極的な活用を図ります。しかし、それはあくまで合法的な範疇での話しです。

本当に刑罰に処されるのか?

で、国内には技適のないスマホが販売されていますし、EXPANSYSやETORENなどから個人輸入で購入することが可能です。ネットにはこうしたサイトから購入したレビューも溢れています。もちろん、こうした端末を海外出張等で使っているユーザーもいるかと思いますが、国内で使っているヒトもたくさんいるのではないか、と想像できます。

技術的には技適のないスマホを使用しているかどうかを電波上でチェックすることは可能なようですが、技適のないスマホを使って逮捕されたという話も耳にしたこともありません。じゃあ、なんでこんな法律があるの?という感じです。

総務省のHPには技適の目的を以下のように示しています。

電波は多くの人が利用しており、現在の社会生活に欠かすことのできない重要なものですが、電波は有限希少ですので効率的に使って頂くために、使用するチャンネルや送信出力、無線機の技術基準など様々なルールが設けられています。
技適マークが付いていない無線機の多くは、これらのルールに従っていません。このような無線機を使用すると、知らずに他人の通信を妨害したり、ひいては社会生活に混乱を来すことになりかねません。

しかし、今年の5月に電波法は改正され、技適のない端末も使ってよいことになりました、以下の条件を満たせば。

これが適用されるのは①外国人であり、②90日以内であることが条件になります。言ってみれば外国人なら90日間だけだけど「知らずに他人の通信を妨害したり、ひいては社会生活に混乱を来す」かもしれない端末を使っていいよ、ということになります。おかしいですよね??

悲しいのは技適有無による価格差

EXPANSYSやETORENなどと比較すると海外輸入版の端末の国内正規版との価格差が大きいです。

端末名 ZenFone 3
ZE520KL
Moto Z
XT1650
Xperia XZ
メーカー ASUS Motorola SONY
海外版 29,110 72,853 65,050
国内版 42,970 92,653 79,800

もちろん、海外版と国内版では微妙に仕様が異なるものもあります。ZENFONE3は海外版はauが使えないとかXperiaXZはdual SIMとか。ただ、docomo系SIMを使うのであれば大きな問題はありませんし、仮に技適を通っていなくても国内版と仕組みは大きく違いはないでしょう。この金額の差を知ってしまうと国内版スマホで買うのがバカらしく感じてきます。

結論は・・・やっぱり「クロ」なので

実は技適のことは承知していて、その上でXperia XZ Dualを買おうと思っていました。そこには法解釈上、海外輸入版を使ってもよいグレーなケースもあると思っていたのですが、調べてみると技適なしスマホの利用はグレーではない、明らかにクロじゃん、ということが分かったのです。

結局、この技適がないためにXperia XZ Dualは諦めることとしました。節約志向であっても法を犯すこともできませんし。しかし、こんな国際化の時代にこんなルールがのさばっているというのも理解ができません

端末の一括ゼロ円の是正など通信事業に対して様々な規制を設けた結果、ユーザー側に負担を強いることになるなど最近の総務省のやりたいことがさっぱり分かりません。

ワタシのスマホ選びもスタートに逆戻り。さて、どうしようか、ゆっくり考えたいと思います。

***2017年3月4日追記***

実は Xperia XZ Dualは一度エクスパンシスに発注をかけたあとにキャンセルした、という経過があります。これについは以下の記事もご覧くださいね。

ネット注文後も無事キャンセルできた!エクスパンシスは想像以上に親切な対応でした - うえけんの経済的自由を目指すブログ

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