レビュー

今さらですけどあの角山さんの「あの本」を読み返してみる

株の本大好きうえけんですおはようございます。

先日本棚を整理していたら、角山さんの本を発見しまして。子供を児童公園で遊ばせているときに読んでみました。読んだのはこの本です。

最近、株の本とはすっかりご無沙汰で、とても新鮮に感じられました。今日はこの本のレビューをお送りします。

ワタシと角山さん

ワタシと角山さんの出会いはまさにこの本でした。

いまでこそインターネットで株を簡単に買えますが、この本と出会ったころは一般のサラリーマンがやっと普通に株を買えるようになった時期でした。角山さんのこの本には一般のサラリーマン投資家にバリュー投資という言葉を世に広めた功績があると思っています。

そして、ワタシもこの本を手に取らなければ、今の自分はなかったと言っても言い過ぎではありません。

最近の投資行動には疑問も

最近の角山さんはにちゃんねるなどネットで相当叩かれています。

最近のホームページを見ても、相場全体が割高だからという理由で本格的な資産運用は中断しているようですし。個別銘柄で悪材料が出れば「それどうしたものか」と言わんとばかりの記事ばかり。

読む人によっては腹立たしいことこの上ないと感じるのも無理はないと思います。

本の感想

こうした偏向的な見方は置いといて、純粋にこの本を読んでみた感想を述べます。

新鮮な成長株理論

角山さんの原点はPERを基準とした割安株投資にありますが、最近のセミナーと同様に成長株投資の銘柄選定の話から始まります。日本でバフェット銘柄はあるのか、という命題に対し、標準的なチェックシートを用いて考察させる方法はシンプルで分かりやすいです。

ただ、この手のチェックポイントとして気になるのは、株式指標や財務指標など優れた銘柄を投資対象とする点。

ROEでもなんでもそうですが、今まで数値が悪かった銘柄が改善するときこそ、株価へのインパクトが大きいはず。そのような視点を投資に取り入れないのか、という疑問は他の株本と同様に拭い去ることはできませんでした。

アテにならない天井予測

この本は2014年に発売された本ですが、ところどころに当時の日本株は高値圏で急落の恐れがあるとの記載が目立ちます。本書における高値圏の考察は、バフェット指標、CAPE理論などを中心に展開されていますが、ご存じのとおり日本株はその後も上昇し続け一時2万円を突破しました。

このことはどんな理論によっても天井を予測することは難しいということを示しています。

予測できないものに対して個人投資家としてどのように取り組んでいくべきかを考えさせられますね。

己を知ってこそ勝利につながる

本書の後段では、ひたすら失敗談ばかりが描かれています。そして、その失敗を振り返ることが勝利につながるという記載もありますが、ワタシもこのことは同感です。

なぜ利益を得られたのか、という成功体験から学ぶことも大事ですし、より損失を抑える方法はなかったか、という反省も次のチャンスに役立つハズです。

日常の売買はそのときの感情や気持ちで何となく決めてしまうことはありませんか?より投資手法を磨きたいのであれば、やはり定期的な振り返りをしてみることが大事ですね。

実践を重視した一冊

発売日がやや古いので、オススメするのもやや気が引ける内容ではあります。ただ、単なる企業価値や株価指数にこだわることなく、利益確定のタイミングなど自分の投資手法と比較して読むことでいろいろと考えさせられる一冊でもあります。

日本株もかなり下落してきましたし、これからの角山さんの望み通りの展開が近づいていると思われます。今後の投資行動は(いろんな意味で)楽しみですね。

 

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