会社四季報スクリーニング

これならひと目で分かる!会社四季報で中期計画の記載のある銘柄を検索してみました

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先週発売開始となった会社四季報。いつもにも増して本屋さんに積み上がっている冊数が多いような気もしますが、株価が軟調なせいでしょうか。しかし、軟調だからこそ、お宝銘柄が割安で購入できるチャンスでもあります。

今年はワタシ個人としても株式運用においても困難を極めていてなかなか難しい相場が続いています。それでも下を向いて歩いて行けるわけでありませんで、新たな投資先を検討する必要があります。

今日は、会社四季報を活用してちょっと変わった投資先の検討を行いたいと思います。

★★2016年9月18日16:35分更新★★
「中計記載のある銘柄一覧表」を以下のとおり更新しました。
・列ごとに昇順、降順の並べ替えをできるようにしました。
・検索機能を補記しました
・スマホで文字切れ部分があったので横スクロールを追加しました。

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CD-ROMのメリットを活かして

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ワタシの場合、会社四季報は必ずCD-ROM版を買うようにしていて、書籍版はもう数年も買っていません。CD-ROM版のメリットは何よりスクリーニング機能です。もちろん、最近はネット証券でもスクリーニング機能がありますが、会社四季報は株式指標以外の細かいスクリーニングや計算ができるので、書籍版に比べると割高ですが、それだけメリットも大きいものがあります。

以前もこちらのブログのほうに会社四季報はCD-ROM版を使う理由を記事にしたことがあります。詳しくはこちらをご覧ください。

会社四季報CD-ROMをお勧めする理由をまとめてみました : あるがままの君と僕を

例えば、過去5年間のCAGRを算出したり、EV/EVITDA倍率やWACC、BS上の回転率(デュポンモデル分析)など、ハマったときには暇つぶしにスクリーニングしていた時期もありました。

今回は「中計」で検索する

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スクリーニング機能のほかに便利な機能は文章内検索です。例えば「VR」「AR」と検索すれば、この用語が記載されている銘柄名をボタン一発で探し出すこともできますし、この一覧をグループ化してスクリーニングすることで、テーマ株の一覧表に対する株式指標比較なども容易にできるようになります。

今回は、会社四季報で「中計」という言葉が入っている銘柄一覧を作成してみました。

中計の役割

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「中計」とはいわゆる会社の中期的な計画を策定するものです。通常決算短信等は決算月の4Qで次期の通期見通しを発表することになりますが、中計は3年から5年間にわたる売上高や営業利益の見通しも記載されます。

未来に向けて投資する株式相場においては、こうした中期的な視点において明るい未来が待っていることが好まれる傾向にあります。今回この「中計」という言葉で検索してみました。

「中計」の記載のある銘柄一覧

以下のとおり「中計」と記載のある銘柄を一覧にまとめました。単に中計の有無のみでは面白くないので以下の項目をのせることとしました。

・株価(2016年9月16日の株価です)
・予想PER 割安度を図るために今期通期予想EPSをもとに予想PERを記載しました。
・営業利益(予) 今期通期予想の最新の営業利益を載せました(単位は百万円)。
・期間 中計の期限を記載しました。XXからとあるのは中計の開始年を挿します。
・中計利益 営業利益または経常利益をとしました。
・数値がない箇所は、その項目に該当する内容の記載がなかったことを示します

CODE銘柄名株価予想PER営業
利益
期間中計
売上高
中計
利益
1873日ハウスHD3819.22900---
1983東芝プラ157412.27187002019年3月期-21000
2173博展45514.032202019年3月期-600
2440ぐるなび261126.8167002021年3月期5500010000
2750石光商事30847.46472--850
2892日食品37713.255502018年3月期-率3%以上
2904一正蒲103431.8513002021年3月期430001700
3047TRUCKONE--89作成中--
3167TOKAIHD64511.73125602021年3月期40000026500
3276日本管理123116.121182017年3月期~-2桁成長
3318メガネスーパ5511.28002019年3月期239002300
3434アルファCo94113.8318002019年3月期60000-
3457ハウスドゥ126514.9912472019年6月期-1900
3625テックファーム201812612.51372019年6月期10000700
3947ダイナパック24914.479002020年3月期555002500
4078堺化学31611.9447002018年3月期-6000
4095パーカライ134716.4155002018年3月期12000019000
4410ハリマ化成G4826.9528002019年3月期--
4752昭和システム4046.864102017年3月期~--
5408中山鋼6710.984200---
5901洋缶HD184218.68300002018年3月期横ばい横ばい
6028テクノプロHD345015.3391002018年6月期100000-
6083ERIHD80015.666322019年5月期-1200
6092エンバイオHD80021.254092019年3月期-700
6357三精テクノ6348.0522502019年3月期270002700
6418金銭機133356.21700練り直し--
6469放電精密88726.444142020年3月期-利益率10%
6493日鍛バル3505.9537502019年3月期460005100
6718アイホン160816.3925502018年3月期500005000
6771池上通12830.483002019年3月期-1000
6838多摩川HD8318.163542020年3月期-1000
6853共和電3288.2717002018年12月期20000-
6867リーダー電--102018年3月期-190
6881キョウデン1607.2320002018年3月期15%増収-
6901沢藤電17910.44430---
7184富山第一4726.19-2017年3月期~--
7883サンメッセ40034.932552020年3月期20000-
7961兼日農14911.237902017年3月期~--
7966リンテック206911.0620000中計未達懸念--
8011三陽商161-2.13-68002016年10月発表--
8043スターゼン477013.1748002019年3月期-4700
8255アクシアル327515.2987002019年3月期2400009600
9380東海運26812.227782017年3月期~--
9517イーレックス264230.7226642021年3月期10000010000
9622スペース119412.493500年内予定--
9637OS映0-7002017年3月期~--
9671よみラント47014.236102018年3月期-1000

利用に関しての注意点

今回抽出したのはあくまで2016年会社四季報秋号によります。当然の話ですが、上図以外の銘柄でも中期計画を立てている銘柄は腐るほどあります

また、作業の都合上、数字が不明な場合であっても各社ホームページ等の確認作業は省略しています。数値に関しては慎重を期していますが、最終的には各会社のIR等でご確認ねがいます

ワタシが気になる銘柄は

この中計の一覧表作成しながら気になる銘柄は以下のとおりです。

6083 ERI-HD

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建築確認大手。数年前のワタシの保有銘柄でもあります。昨今の住宅建築戸数増にあわせて利益も伸長。今後は、土木・エコなどの新たな分野の進出やM&Aの強化などにより2019年5月度に営業利益1200百万円を狙う。約4%の高配当名銘柄でもあり、今後も配当性向30%を継続予定とのことで、インカムゲイン狙いも一考か。

2173 博展

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今期通期営業利益予想220百万円に対し、中期計画では2019年3月期までに営業利益600百万円を目指す。予想PERは14倍と割高感がなく、今後東京五輪など様々なイベントやコマーシャル需要は増加することが予想されます。

9517 イーレックス

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電力自由化関連銘柄。電力自由化自体は、一般消費者の立場からは需要がいまひとつの印象がありますが、だからこそ今後も業績が伸びる余地があるとも解釈できます。業績自体は今期好調で、中計も2021年3月までに営業利益10,000百万円(今期通期予想は2650百万円)を目指すという強気のもの。予想PERは30倍とやや割高な印象もあるが、電力自由化の動きは注視しておいたほうがいいかもしれません。

9622 スペース

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現時点で中計の発表はなし。年内に策定予定とのことで、今期はやや業績下振れであるが、東京五輪などファンダメンタルズ的には追い風ではないかと思われる。3年前に策定した中計では、2016年12月期に売上高51500百万円、営業利益3600百万円を目標としながらも達成には若干足りない見込みだが、より高い水準での計画を出してくる可能性も想定されます。

最後に

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いかがでしたでしょうか。中計という観点で銘柄を見ていくとまた異なった視点で企業の姿を見ることができて、なかなか勉強になるというのがワタシの個人的な感想です。この中計と株価等の値動きなどを分析しながら、自身パフォーマンス向上に結び付けることができたらとても嬉しいと思います。

ただ、中計はあくまでも「計画」ですから、実際にこの数字が達成されるかどうかは未知数であることを忘れてはならないと思います。

今後もこのような記事を組んでいきたいと思いますので何か記事のネタになるようなことがあればご提案いただけるとありがたいですね。

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