高配当ファンド(LTI_FUND)

高配当ファンド(LTI-FUND)の運用状況【米国株編】その1

2017/01/03

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経済的自由を手に入れるための方法として、配当金をもらって生計を立てることを目指す、という例を挙げることができますが、日本株の運用に関しては先日記事にしました。

高配当ファンド(LTI-FUND)の運用状況【日本株編】 - うえけんの経済的自由を目指すブログ

詳しくは上記記事を参照していただきたいと思いますが、わが高配当ファンドでは、今年から配当利回りの高い米国株にも投資を開始しました。今日は高配当ファンド(LTI-FUND)の運用状況【米国株編】を記事にしたいと思います。

なぜ米国株なのか

日本円で生計を立てる以上は受け取る配当金も日本円で、という趣旨から、これまでは日本株で配当利回りの高い銘柄でポートフォリオを組むことを前提としていました。しかし、以前から米国株の高配当銘柄には興味を持っていて、その理由を以下のとおり整理します。

米国株は長期投資向き

米国株の神髄は何より株主重視の姿勢です。株主資本がどれだけの利益を生み出すかを示す指標(ROE)を見ても、日本株よりも断然高いです。こちらの本によると、長期投資に向いているのは日本株よりも米国株であり、その根拠は株主資本コストよりも大きいROEの高さにあるとのことです。

 

確かに、リーマンショック以降の株価上昇を見ても米国株が他国よりも一番戻りが早かったですし、政治的なリスクは世界的なリセッションリスクなどに対しても、株価の振れ幅はどの国よりも小さいようなイメージがあります。

このことから米国株で運用することが日本株よりも安定しているのではないか、と感じていました。

魅力的な連続増配銘柄

株主重視のオペレーションとしては様々な手法がありますが、米国株で特に魅力を感じるのが、連続配当銘柄がゴロゴロしているところです。

例えば、タバコで有名なアルトリアグループ(MO)は46年連続増配、3M Company(MMM)は57年連続増配など日本国内株では考えられない配当政策が採用されています。主な連続増配銘柄は以下のとおりです。

Name Symbol Industry Yrs
3M Company MMM Conglomerate 57
ABM Industries Inc. ABM Business Services 49
Altria Group Inc. MO Tobacco 46
American States Water AWR Utility-Water 61
Black Hills Corp. BKH Utility-Electric 45
California Water Service CWT Utility-Water 48
Cincinnati Financial CINF Insurance 55
Coca-Cola Company KO Beverages-Non-alcoholic 53
Colgate-Palmolive Co. CL Personal Products 52
Commerce Bancshares CBSH Banking 47
Conn. Water Service CTWS Utility-Water 46
Dover Corp. DOV Machinery 60
Emerson Electric EMR Industrial Equipment 59
Farmers & Merchants Bancorp FMCB Banking 51
Federal Realty Inv. Trust FRT REIT-Shopping Centers 48
Genuine Parts Co. GPC Auto Parts 59
H.B. Fuller Company FUL Chemical-Specialty 46
Hormel Foods Corp. HRL Food Processing 50
Johnson & Johnson JNJ Drugs/Consumer Prod. 53
Lancaster Colony Corp. LANC Food/Consumer Prod. 53
Lowe's Companies LOW Retail-Home Improv. 53
National Fuel Gas NFG Utility-Gas 45
Nordson Corp. NDSN Machinery 52
Northwest Natural Gas NWN Utility-Gas 60
Parker-Hannifin Corp. PH Industrial Equipment 59
Procter & Gamble Co. PG Consumer Products 59
SJW Corp. SJW Utility-Water 48
Stanley Black & Decker SWK Tools/Security Products 48
Stepan Company SCL Cleaning Products 48
Sysco Corp. SYY Food-Wholesale 46
Target Corp. TGT Retail-Discount 48
Tootsie Roll Industries TR Confectioner 49
Universal Corp. UVV Tobacco 45
Vectren Corp. VVC Utility-Electric/Gas 56

米国株は世界中で使われている商品やサービスを提供する企業が多く、企業の継続性に投資するにも適しています。このことから米国株をわが高配当ファンドに組み入れることとしました。

高配当銘柄も多々あり

昨今の地合いの良さを受け、高配当銘柄は一時に比べたら少なくなってきたようなイメージがあります。今年の1月、2月ぐらいでは、配当利回りは5%、6%当たり前の時期もありました。

このことから日本国内株式よりも高配当銘柄が多く、選択余地が広がるメリットもあります。

米国株投資の注意点

比較的聞いたことがある銘柄でも安易に投資すると損失も大きくなるのが米国株投資だと思っています。そこで米国株投資にあたって注意するべきことをまとめてみます。

為替と株価の二つの側面を考慮する必要がある

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早めに投資したかった米国株投資をずっと我慢したのは、為替と株価のいずれかが高かったからです。昨今も急激な円高が進んでいるところですが、円高を買い集める時期と米国株を買い集める時期を分散するなどして、コツコツを投資する視点が大切だと思います。

分かりにくい業績動向

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業績悪化による株価下落については日本株であれば、様々なネットで情報収集が可能ですが、米国株となるとどうしても情報が遅れがちとなります。

基本的には配当を享受することが目的なので、減配・無配に転落することがない限り売ることはないですが、定期的に株価や業績チェックを怠らないようにするなど日ごろの取り組みが必要になりそうです。

手数料は若干高め

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米国株の購入手数料は日本株に比べてやはり高めに設定されています。マネックス証券の場合、約定手数料は約定額の0.45%となっていて、最低手数料は5ドル、上限は20ドルです。日本株の場合は10万円以下の場合は手数料100円です。

また、米国株を購入するには日本円を米ドルに換金する必要がありますが、スプレッドは25銭なのでFXと比べてみると割高感があります。

確定申告が必要な場合も

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米国株の配当金については、米国(10%)と日本(20%)とそれぞれの国で課税されることになります。二重課税となることから、確定申告を行い、10%分を回収できることになります。

おすすめできる情報源

日本語での情報が少ない米国株ですが、ネット上では調べてみると有益な情報であふれています。ワタシが活用している米国株情報の一部をご紹介します。

The DRiP Investing Resourse Center

こちらのサイトでは高配当銘柄の一覧表をエクセルで提供してくれるサイトです。単に高配当銘柄だけではなく、配当利回りなども記録されると同時に、連続増配銘柄を年数単位でグループ化して格納されているのでとてもわかりやすいです。エクセルで提供してくれるので、自由に加工・編集できるのも嬉しい限りです。

The DRiP Investing Resource Center - DRiP Information, Tools, And Forms

ネット証券

日本株の場合、ネット証券で会社四季報を無料で利用できますが、米国株の場合も日本株ほどの情報量ではないにしても、日本語で事業内容や業績をHPで公開しています。

ワタシがよく参照するのは、マネックス証券の外国株情報ですが、料金が無料というのも嬉しいですね。投資先の事業概要をチェックするならばこの店でも十分に対応可能です。

個人ブログ

米国株、高配当銘柄投資という大きな投資方針がかぶるのがこのサイト。米国株の話題が中心ですが、その会社の魅力や銘柄分析の記事は秀逸です。

「配当金を雪だるま式に増やす投資日記」 ~Dividend Snowball Investing~

雑誌

個人的には読んだことはないのですが、こんな本も参考になりそうですね。今度買ってみたいと思います。

米国株にもぜひチャレンジをおすすめ

米国株は日本株に比べて難しいイメージがありますが、実際に国内株式とは税制もそうですし、為替の影響を受けますので投資には難しさを感じてしまいます。

しかし、米国株には優良株も多いのが特徴。日本国内の会社にとどまることなく、米国株にもチャレンジすることをお勧めします。

で、実際の運用益はどうなのか、ということなのですが、ちょっと長めになってきたので次回につづきます。

 

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