格安SIM

総務省がMVNOに通信速度の開示を要請!基本的には賛成だが課題も

2017/02/19

本ブログにおいては格安SIMを応援するスタンスのもとお得なスマホサービスに関することを記事にしています。しかし、昨今の格安SIM業界では価格競争が激化した影響か、スマホ本体とのパック販売、分かりにくい価格形態などが散見し始めました。

例えば、最近ではこんな話題をブログに記載しました。

高品質で評判のUQ-Mobileをワタシがお勧めしたくない理由とは - うえけんの経済的自由を目指すブログ

これまで3大キャリアのやり方が納得できないことから応援してきた格安SIMサービス。その格安SIMが同じ道を行くような販売形態をとるのはとても悲しいことでもあります。

そんな様々な課題も見え始めた格安SIM業界ですが、総務省がMVNOに対して、通信速度の開示を要請したとのニュースを発表しました。今日はこのニュースについてはワタシが思うことを記事としたいと思います。

ニュースの概要

今回の総務省の要請については様々なニュースで報じられていますが、改めて確認してみましょう。以下抜粋。

総務省は格安SIM事業者に対し、通信速度を2017年度にも開示するよう求めるそうだ(日経新聞)。
通信速度と料金を比べて事業者を選べるようにし、大手携帯会社から乗り換えるメリットとデメリットを分かりやすくすることで格安スマホの普及を狙うとのこと。

エキサイトニュース(2017年2月8日)より抜粋

基本的にはこの方針には賛成です。これまで一括0円案件の廃止によってかえってスマホ料金の高騰を招くなど、何がやりたいんだ?総務省、という行動が多かっただけに今回のこの要請については基本的には賛成します。

この流れに賛成する理由

なぜ賛成かというと、格安SIM利用にあたってもっとも心配なのはその品質だからです。3大キャリアを使えば、まずデータ通信の安定性は確保されて安心してMNPや新規契約が可能です。

しかし、格安SIMは口コミやネット上の評価に頼らざるをえません。もちろん、ネットには格安SIMサービスごとに通信速度の統計を取ったり、その結果を惜しげもなくウェブ上で公開することができます。ただ、これはあくまでサイト管理者の調査によるものです。

MVNOから提示されている数字は下り225Mbpsといった数値ばかり。にも関わらず実際は通信速度が遅く、使いものにならないサービスもあるというのもこの業界の不思議であります。

このことから正式にMVNOがその数字を公開すれば、品質面での透明性確保が期待されます。

調査方法には課題も

理念や原則についてはとても賛同する今回の要請ですが、一方で疑問もあります。

格安SIMは時間、場所で結果にばらつきがみられること

格安SIMの場合、午前中や午後など比較的利用者が少ない場合は相応の通信速度を記録します。しかし、お昼12時30分ごろや18~19時などの時間はユーザーのラッシュ時間帯ということであり、場合によっては1Mbpsも行かない場合があります。

当然、局舎の位置、アンテナの位置等によってこうした通信速度はかなりばらつきが出ることが確実です。このような条件でどこまで厳密な数値が出せるのか課題があります。

テストツールによって結果が異なる場合も

一般的に使用するスピードテストはグーグルプレイ等で無料ダウンロードできるアプリだったりします。しかし、他のネットの情報によるとこうしたアプリでのスピードテストは高速であるにも関わらず動画ダウンロードの時間はやたら遅い、という格安SIMもあるそうです。

こうしたテストの方法によって通信速度に差が生じ、結局実態が示されることはないということであれば無意味です。

今後の動向には注目

格安SIM全体で価格は安いものの、その中でも悪かろう安かろうがあるのも事実です。このような観点からも通信速度を始めとした品質と価格がサービスを選択するための比較要因となれば消費者にとってはありがたいことであることは事実。

調査方法で様々な課題や気になる点はたくさんあります。今後も総務省の格安SIMへの動向に要注目したいと思います。

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