レビュー

映画「ルドルフとイッパイアッテナ」見てきました。ワタシの感想と評価は?

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先日、夏休みを利用して映画館に「ルドルフとイッパイアッテナ」を見てきました。映画を見に行く前には子供向けの退屈な映画だと思っていましたが、時間が経過するごとにスクリーンにかじりつき、すっかり映画の世界に引き込まれてしまいました。

今日は映画「ルドルフとイッパイアッテナ」をレビューしたいと思います。はっきり言ってこの映画、大人でも本当に楽しめますよ!

あらすじ

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大好きな理恵ちゃんと岐阜で暮らしていた黒猫のルドルフ。ある日、長距離トラックの荷台に迷い込んでしまいます。

目が覚めたルドルフがたどりついた場所は東京でした。ルドルフは街で最も恐れられるボス猫・イッパイアッテナに出会います。自分が住んでいた場所が分からないルドルフは失望しながらも、イッパイアッテナと一緒に行動し、ネコとしての生き方を少しずつ教わっていきます。

そしてあるとき、商店街で岐阜観光バスツアーがあることを知ったルドルフ。このバスに乗って自宅に帰ろうとするが・・・

原作と映画

「ルドルフとイッパイアッテナ」は1980年代に発表された斉藤洋氏の児童文学作品です。斉藤洋氏はこの本で講談社児童文学新人賞を入選しました。1991年に、NHK教育テレビの『母と子のテレビ絵本』でアニメ化されたこともあるそうです。

書籍のレビューを見たところ、ルドルフの教育役であるイッパイアッテナの発言の中にはこどもたちへのメッセージがちりばめられています。映画の中でも生きる上での教訓や教えが出てきますが、書籍のほうが教育的なメッセージ色が強い印象を受けます。

感想そして筆者の思惑は?

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岐阜から遠く離れて寂しさを忘れられないルドルフ。一方で、ネコとしての素直な生き方を教わった仲間たちとの別れ、たくましく生きていける現在ある環境も捨てたくない、そんな気持ちの葛藤の中で選択しなければいけない人生の分岐点。

チャレンジする勇気、また、その選択と結果に対する自分の責任。あくまでのネコが主役の映画ですが、人間に投影したときにまさにヒトの人生の縮図がつまった映画であると感じます。

シーンの中には、相手の気持ちを察して傷ついたイッパイアッテナに嘘をつく場面や理恵ちゃんの近くにいたいルドルフ自身の素直な気持ちを押さえて自分を押し殺す場面などがあります。このことについてどう感じるのか、答えや感じ方は様々でしょうが、こうしたことをこども自身が感じること、考えることが大切であって、単なる「教訓」「教え」の羅列にとどまらない点で素晴らしい映画だと思いました。

子どもと会話をしてみるのも効果的

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我が子は今5歳ですが、こうしたハラハラドキドキが連続する展開には不慣れだったようで、相応の感情移入も見られ、後半のクライマックスの部分ではずっと泣いていました。

お話の細かい部分はともかく、あらすじの中で、このことについてどう思ったのか、とか、あなただったらどうするとか、色々と会話するとコミュニケーションもとれますし、我が子の精神的な成長ぶりも実感することができるのではないでしょうか。

大人でも十分楽しめる名作

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アニメとは言え、決して子供専用映画ではなく、大人まで楽しめる映画だと思います。結末はネタばれになるので割愛しますが、意外な結末を迎えることになります。続きは映画館でお楽しみください。

いずれにしても最近のアニメの精度は高く、ルドルフの毛先の動きや街中や学校などの背景などもとてもアニメとは思えない美しい映像が続きます。また、原作の斉藤洋氏も声優として参加されているようです。

映画「ルドルフとイッパイアッテナ」、家族全員で見に行く価値のある映画だと思います。是非夏休みに見に行ってはいかがでしょうか。

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