★うえつん家の投資方針★
わがうえつん家では経済的自由を一日も早くゲットするために、株式投資で運用中です。キーワードは「攻める」「守る」「備える」の3つです。
個別銘柄で「攻める」
価値に対して割安で放置されている銘柄を中心に国内株で運用するファンドです。ファンダメンタルを重視し、積極的に値幅を取りに行くアクティブ運用で大きく増やします。中小型株を中心のポートフォリオで勝負します。
インデックスファンドで「守る」
大きくは儲からないけど、手堅く運用するインデックスファンドで守備的な運用も実践中です。主に5つのアセットクラスに分けて運用しています。
- 国内株式
- 先進国株式
- 新興国株式、
- 外国債券
- 国内債券
2017年1月から毎月5万円ずつ積立てを開始。楽天カードからクレジット決済で楽天証券を活用中です。
高配当銘柄投資で「備える」
会社の安定性や継続性を重視し、安定した配当政策を取る高配当銘柄に長期的に投資することで、未来の老後に「備える」ファンドです。
買った銘柄は永久保有が原則。対象銘柄は日本株と米国株です。受取配当金を再投資に回すことで資産を雪だるま式に増やします。
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株式投資歴15年以上ですが、まだまだひよっこ。これからもみなさんと一緒に株式投資を学んでいきたいと思っています。
今日は、我が家の3つの投資手法のひとつ、高配当銘柄投資に関するお話です。
高配当銘柄に騙されてはいけない

今、株市場が熱いですね!NYダウは史上最高値を更新。日経平均株価も一時は23000円を突破!
株価が上がり出すと途端に強気になり始める個人投資家の方っていますよね。今日はこんな高配当銘柄投資家(初心者)向けに書きます。
高配当の罠に騙されてはいけない

先日、ネットを見てましたらね、こんな記事が掲載されていたんです。
でもね、この手の記事を読んでみますと…
- 高配当株は持っているだけでたくさんの配当をもらえる
- 高配当株は早いうちに買ったほうが儲かる
- だから増配銘柄は買い!!
なんとなく、こんなニュアンスがプンプンしますね。
増配銘柄という響きは確かにお得に聴こえます。でも、むやみやたらにこういう銘柄に飛びつくと痛い目に追うことがあるんです。
一時的な増配
大幅増配銘柄の中には、今期の業績が良くて一時的に大幅増配をした銘柄も含まれています。
増配によって株価が上昇してたまらずジャンピングキャッチ。その後、翌期に業績は下降、減配して結果的に高値掴みして含み損、なんてことにもなりかねません。
少なくとも業績が右肩上がりなのか、ヨコヨコなのか、下降気味なのか、といった部分も確認が必要だと思います。
そもそも増配は良いことなのか疑問
なんとなく増配=株主重視、みたいな風潮ってあるんですけど、果たしてそうなんでしょうか?
企業価値の増大のステップの中で、成長過程にある企業が増配するんだったら、内部留保して再投資に回したほうが株主重視とも言えます。
なので、高配当投資戦略としては、今後の成長過程にある企業よりも、業績面での安定性、事業の継続性に投資するほうがベターなのだと考えます。
高配当銘柄の株価は基本上がらないものと思う
会社の利益を内部留保・事業への再投資に回さずに、配当として株主に還元する以上は、企業としての価値に大きな成長は見込めません。
なので、基本的には高配当銘柄に株価上昇を期待するのは無理がある、というのが普通の考え方(のはず)です。
高配当投資で成功するためのチェックポイント

そういう、高配当銘柄投資のデメリットや前提条件の中で、8年間高配当銘柄投資を続けてきたワタシの考え方を以下のとおりまとめてみます。
過去の配当金の推移をチェックする
過去の配当金推移をチェックします。過去10年間ぐらい、 できればリーマンショックのあった2008年以降減配なし、という条件をチェックしていきます。
また、年によって、業績に大きな波があって、それに合わせて配当金も増減しているか、などもチェックします。
配当政策をチェックする
会社説明資料において株主還元策、とりわけ配当政策をどのように考えているのかチェックする必要があります。
ワタシは配当性向〇%以上という配当政策は実は好きではないです。それは業績によって配当金が増減するから。
配当金を原資にして配当金生活を夢見ているのに…
…というのもなんとなくヒモジイですよね。
業績右肩上がりの銘柄に投資するのではなく、業績はヨコヨコでいいから減配しない安定配当を出す銘柄に投資します。
この辺りは、会社説明資料などその会社のHPで確認を行います。
配当性向をチェックする
配当性向とは、1株当たり利益(EPS)に対して、配当金がどれぐらいだされているか、割合を示したものです。
例えばEPS100円で、一株当たりの配当金が30円の会社なら、配当性向は30%です。
配当性向=EPS÷一株配当
この割合が低いほど増配の余地があり、減配の可能性が低くなります。
例えばキャノンのようにESP<一株当たり配当なんて銘柄もありますが、このような銘柄は減配リスクを抱えていることから配当利回りが高くなる異常な株価が付いていることが多いです。
もしも高配当銘柄がずらっと並んでいて、どの銘柄に投資するかと優先順位をつけるなら、配当性向の低い順に投資するかどうかを考えたいですね。
最後に
ということで高配当銘柄投資に関する注意点についてまとめてみました。
ネットには多くの情報があふれています。これを鵜呑みにするのではなく、自分の判断で投資する習慣をつけることが株式投資で成功する近道なのだと思います。
ワタシも投資力という点ではまだまだ努力が必要です。これからも勉強していきたいと思っています。