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個別銘柄運用法

2018年の中小型アクティブ運用を振り返って~来年の運用に生かすために

2018/12/31

2018年の中小型株運用を振り返ります

2018年ももうすぐ終わり。まだ数週間残ってはいますが、どうやらプラス収支は難しそう。プロ野球で言えば消化試合のようなもので、視線はもう2019年に向けてがんばろうという気持ちでいっぱいです。

今年の日本株はダメダメで、TOPIXやJQ指数などのインデックスは大幅に下落中。もちろん、わが中小型アクティブファンドも連れ安。

インデックスを上回ったからいいじゃん

そう慰めてくれる自分もいます。

しかし、ワタシが株式投資をしているのはお金を増やすためであって、インデックスとの勝負が目的ではないです。

過去のことを忘れることなく、振り返ることが来年への糧(かて)になるはず。

ということで今日は、2018年中小型株運用の振り返りを行って来年への爆益を祈願したいと思います。

時系列で振り返ってみる

中小型株アクティブファンドの運用成績はこんな感じになっています(2018年11月は11月22日現在の数値)。

ちょっと見にくいんですけど、緑色がわが中小型アクティブファンドの運用成績です。TOPIXとJQ指数を上回っていますが、日経平均株価よりも下回る結果となっています。

このことを踏まえ、今年一年間を振り返っていきたいと思います。

株って簡単じゃん、と思った2018年1月

2018年1月は前年末の株価上昇の勢いそのままに堅調なスタートを切りました。

日経平均は1か月で1.46%上昇、JQ指数は7.19%の上昇となりました。わがポートフォリオも負けず劣らず堅調で、1月は+5.56%の上昇となりました。

このころの感覚としては、一か月で給料〇か月分の含み利益が発生しましてね、「こんなにもうかっちゃっていいのかな」と天にも昇る気持ちでありました。

そんな気持ちで書いたのがこちらの記事

当時の主力銘柄であるMARUWAがストップ高を記録した、というもの。だいたいこうした自慢げな記事を書きたくなる時は直近の天井であることが多いんですよね。

【1月の教訓】
ブログや他人に自分の投資がうまく行ったと自慢したくなったら、それはもうすぐ天井であるを示すサインである。
ーしがないサラリーマン

暴落は突然訪れる2018年2月

そんなときに急きょ訪れた日本株の暴落。2月6日に日経平均株価は前日比592円ほど下落しました。その後も大幅下落が続き、日経平均株価は前月比-3.06%、わが中小型ファンドはこれを上回る-7.07%を記録することになりました。

このインデックスを大幅に下回る原因となったのは損切りにあります。おそらく2月の最安値の株価で機械的な損切りを決行したために、リバウンドの局面を享受することなく、低迷したまま2月が終わってしまったのです。

このときのCPは約90%程度。ちょっと思い切り過ぎたのかもしれません。

株は2月末に半値戻し。相場は与えてくれた逃げ場を活かすこともできませんでした

当時の心境はこちらの記事にアップしています。

ポジション減らしたら減らしただけの苦労みたいものが垣間見えます。それにしても、偉そうなことを書いている割に実行できてないな、とこの記事はちょっと反省(苦笑)

【2月の教訓】

  • 株価暴落前の損切りラインの引き上げ(トレイリングストップポイント)を徹底しなかった。
  • 天井で売れなかった場合でもいったん半値戻しする。相場はちゃんと逃げ場を与えてくれる。

ーしがないサラリーマン

2か月連続下落におののいた2018年3月

3月の日本株も前月に続き不調でした。日経平均は前月比-2.78%、JQ指数は前月比-2.92%。わがポートフォリオは2月にCPを大幅に減らした結果、ほぼ横ばいの前月比‐0.47%。

2月末にキャッシュポジションを90%までに引き上げた後に、3月末時点で買い増しを行い、キャッシュポジションは30%まで引き上げています。

結果的にこの買い増しはわがポートフォリオのパフォーマンスを低下させることになりました

【3月の教訓】
暴落後2か月程度はノーポジに徹する勇気も必要
ーしがないサラリーマン

わがポートフォリオだげ下落して焦る2018年4月

2018年4月は日経平均、JQ指数も反発しました。ただ、わがポートフォリオは逆行安、前月比-1.08%となりました。

この下げの要因は、シイエムシイやエスケーエレクトロニクスの下落でした。このあたりは損切りルールの徹底が十分にできなかった影響が数字にはっきりでたかたちとなりました。

まあ、このあたりは常にリスク管理を徹底しなければいけません。

【教訓】

  • トレイリングストップを優先し、決算上振れ期待や地合いも気にせずにルールを徹底しなければいけない
  • 噴いたら売りを徹底する
    ーしがないサラリーマン

2か月連続でわがポートフォリオだけ下落して焦る2018年5月

5月は日経平均、TOPIXともに軟調に推移しましたが、我がポートフォリオはこの時点で年初来-4%とインデックスを下回る数字でした。

特にJQ指数は年初来プラスをキープしていて、インデックスに負けることに焦りを感じていました。

当時の保有株の中では、シイエムシイは特に痛恨の銘柄で、上方修正して高値を記録したあと株は急落。今日に至るまでその高値を上回ることがなかったのです。

もうひとつは物語コーポの大きなミス。

3Q発表で急上昇し、株価は一時14,000円オーバーを記録。その数日後に発表された月次売上高が既存店100%割れを記録して急落。この間にワタシ自身何もできなかったんですよね。この辺りはリスク管理の徹底が必要ですね。

【5月教訓】
上方修正で株価が急騰したら売却する、というルールを徹底する
ーしがないサラリーマン

やっと光が見え始めた2018年6月

日経平均はヨコヨコ、JQ指数は続落も、わがポートフォリオは前月比+1.70%を記録。

キャッシュポジションは約50%と守備的なポートフォリオ。それでも前月比プラスで終えられたのは、バリューコマースとインフォメーションクリエーティブの2銘柄。両銘柄ともに上方修正狙いです。

インフォメーションクリエーティブは振り返るときっちり天井圏で売っていました。先月の物語コープとシイエムシイの仇を打てているような気がします。

やっぱり定期的に自分のやっていることを振り返ることは重要なんですよね。

【6月の教訓】
トレードに変調であると気づいたら過去を振り返ればおのずと確からしい行動を取ることができる
―しがないサラリーマン

インデックスに逆行高の2018年7月

日経平均、TOPIXともに反発した2018年7月。わがポートフォリオも前月比プラスをキープしました。

好調だったのはバリューコマースで、どこかの証券会社がレーティングを引き上げたとかで株価は上昇。ほかにも決算が好調だったジェーソンなどを利確しています。

その割はわがポートフォリオの上昇度はイマイチ。おそらくこれ以外の銘柄はジリ安だったと記憶しています。

【7月の教訓】
じり安局面が転換するまでに約5か月。株価が上昇局面までにはそれだけの時間が必要ということだ
ーしがないサラリーマン

一気に反攻した2018年8月

日経平均は前月比+1.38%、TOPIXは前月比マイナスも、わがポートフォリオは前月比プラスを記録した8月。わがポートフォリオも反攻すべくポジションの引き上げを行い、CPは30%まで低下しました。

保有銘柄には3月決算銘柄で1Qが好調な古野電気、FCC、東映アニメ、明治機械工業、エスティック、伯東、ダイトロン、東京産業、ID、JBCC-HDあたりを組み入れました。

問題は株価が駄々下がりだった丹青社を持ち過ぎて損切りが遅れたこと。一時1440円だった同社を損切りしたのは1190円前後で2Q発表前の株価で売却すべきでした。

【8月の教訓】
上方修正が期待できる銘柄であっても損切りルールを優先するべきだ。なぜならすべてが株価に織り込まれるからである。
―しがないサラリーマン

一気に年初来高値に上り詰めた2018年9月

9月に入り日本株が息を吹き返し、日経平均株はバブル以降の高値24000円超を記録。JQ指数、TOPIXらが年初来マイナス圏に沈む中、わがポートフォリオも1月末以来約8月ぶりに年初来プラスに浮上することになります。

このときのわがポートフォリオのCPは34%で前月よりも4%程度上昇してリズム感もイイ感じでした。

購入した銘柄のほとんどが含み益状態。苦労した甲斐があった、という安堵感もすぐに崩れるとはつゆ知らず。

【9月の教訓】
含み益にあふれるポートフォリオだからこそリスク管理を徹底しなければならない
ーしがないサラリーマン

一気に年初来安値に転落する2018年10月

そして運命の2018年10月。日記平均株価は前月比-9.12%、TOPIXは前月比-9.42%、JQ指数は前月比-6.71%。わがポートフォリオも前月比-5.11%まで下落しました。

損切りルールの例外が招いた損失

この間、エスティックの上方修正による利確があったものの、保有銘柄はことごとく売られることになったためです。

大きな問題点は9月末時点の株価に比べて10%以上下落しているにも関わらず保有を続けたこと。

上方修正狙い→決算表前の売却を嫌ったものでありますが、このまま保有継続したことが傷口を広げる点になったのです。

参考図:保有株の株価比較

CODE 銘柄 9/30株価 10/31株価 騰落率
6814 古野電気 1493 1342 -10.11%
4709 ID 1732 1570 -9.35%
7609 ダイトロン 2277 1934 -15.06%
8070 東京産業 819 621 -24.18%
6237 イワキポンプ 1414 1329 -6.01%
9889 JBCC 1475 1481 0.41%
7296 FCC 3415 2794 -18.18%
3169 ミサワ 491 456 -7.13%
3079 DVx 1456 1329 -8.72%
7433 伯東 1595 1279 -19.81%
3388 明治電機 2088 2068 -0.96%
7957 フジコピアン 1999 1899 -5.00%
4963 星光PMC 1086 921 -15.19%

銘柄選別にも問題が

この8月以降、低PERで上方修正を期待できる銘柄を中心に買ってきました。しかし、世界経済のピークアウトという懸念の前には今期の決算が好調であっても株価には織り込まれず、ただただ失望売りに出される結果となりました。

景気減速局面かどうかは判断が難しいのですが、外需より内需を重視し、低PERでもシクニカル銘柄は避けるなどの工夫も必要だったといまさらながらに後悔してます。

【10月の教訓】

  • 低PERも下落相場では役に立たない。ただし、外需より内需でポートフォリオ組む配慮は必要
  • シクニカル銘柄は景気拡大局面ではねらい目だが、株価ピークアウト局面では買いたい株がシクニカルでないことを十二分に確認するべきだ。

―しがないサラリーマン

上方修正投資法が利かずに脱帽した2018年11月

そして2018年11月、一時は20900円を付けた日経平均株価も22500円まで回復。ただ、新興市場のJQ指数は戻りが鈍い状態です。

11月に入って保有銘柄も決算発表が続くわけですが、上方修正が発表された銘柄や通期見通しに比べて進捗率の高い銘柄も次々叩き売られる結果となりました。

この瞬間、ワタシの年初来プラスの目標は途絶えたと予感しました。同時に上方修正狙い投資に代わる銘柄選別も考えることになりました。

この後、取り続けてきた投資行動は、弱い銘柄を切り、強い銘柄だけでを残すこと。そして、ゆっくりと数回に分けて損切りしていくという手法に徹しました。結果、キャッシュポジションは約60%まで上昇しています。

今はかすかな望みをかけて少しでも利益を取り戻すために、配当利回りが高いものを中心にポートフォリオを組みなおしているところです。

最後は白旗だった2018年12月

そして、12月は年初来プラスに向けて最後の望みをつなぐべく、ディフェンシブ銘柄である高配当銘柄を中心にポートフォリオを組みなおしました。

具体的には、12月末権利落ちの日本たばこ産業のほか高配当銘柄で下値が限定的と思われた阪和興業を組入れました。

しかし、株価下落に歯止めが利かず、保有株はついに底割れ。12月中旬に次々と損切りを決行。結果、資産のうち5%の保有株を残して全て現金化することとなり、ワタシの今年の運用はここでストップとなったわけです。

結果、我がしがないファンドは、年初来-11.61%で今年の運用を終えることになりました

株式投資も時には勇気ある撤退も必要

-しがないサラリーマン

今年1年間の教訓(まとめ)

ということで今年一年間における中小型株運用の総まとめをしてみました。うん、書き上げるまでに半日かかりましたね(苦笑)

最後に、今年のトレードから学んだ教訓を以下のとおりまとめてみます。

【2018年の教訓】

  • ブログや他人に自分の投資がうまく行ったと自慢したくなったら、それはもうすぐ天井であることを示すサインである。
  • 株価暴落前の損切りラインの引き上げ(トレイリングストップの見直し)に留意することが重要である。
  • 天井で売れなかった場合でもいったん半値戻しする。相場はちゃんと逃げ場を与えてくれる。
  • 暴落後2か月程度はノーポジに徹する勇気も必要
  • トレイリングストップを優先し、決算上振れ期待があっても問答無用で損切りルールを徹底しなければいけない
  • 上方修正で株価が急騰したら売却する、というルールを徹底する
  • トレードに変調であると気づいたら過去を振り返ることである。ともすれば、おのずと確からしい行動を取ることができる
  • じり安局面が転換するまでに約5か月。株価が上昇局面までにはそれだけの時間が必要ということだ
  • 上方修正が期待できる銘柄であっても損切りルールを優先するべきだ。なぜならすべてが株価に織り込まれているからである。
  • 含み益にあふれるポートフォリオだからこそリスク管理を徹底しなければならない
  • 低PERも下落相場では役に立たない。外需より内需でポートフォリオ組むべきである
  • シクニカル銘柄は景気拡大局面ではねらい目だが、株価ピークアウト局面では買いたい株がシクニカルでないことを十二分に確認するべきだ。
  • 株式投資も時には勇気ある撤退も必要である。

来年こそは素晴らしい成果が得られるようにリベンジしたいと思います。

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