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個別銘柄運用法

【銘柄分析】新高値を記録したオークファン(3674)は買いなのか?調べてみた

2019/02/17

オークファンが超絶決算を発表

aucfanのHPより抜粋

2月14日に引け後に、我が保有銘柄のオークファン(3674)が第一四半期決算を発表しました。

売上高は前年同比の70%増収、営業利益、純利益とも黒字転換となりました。まさに好調なスタートを切ったと言えましょう。

株価もこれにあわせてストップ高を記録しました。

第一四半期決算の内容はこれから目を通す予定ですが、今日は長期投資として位置づけたオークファンについてワタシなりにまとめてみることとします。

オークファンを調べてみたきっかけ

これは、こちらの本を読んだことがその理由です。

細かい内容は後日レビューの記事を書こうと思うのですが、この本を読み終えた後に、何気なく会社四季報CD-ROMでスクリーニングしたところ、引っかかったのがこのオークファンだったわけです。

ワタシ自身、昔から高PER銘柄、マザーズ銘柄ってなんとなく抵抗感がありますし、こんな相場が冷え込んでいる時期に成長株投資って信じられないんですけどね、新境地を開くという意味で調査してみました。

オークファンの事業内容

オークファンの事業内容は、会社四季報によると、「ネットオークション等の情報・価格検索や分析サービス行うサイト運営」との記載があります。

イメージ的には、ヤフーオークションのようなサイトの運営や廃棄されうる法人在庫を流通させて転売するビジネスモデルです。

単にサイト上でオークションを行うだけではなく、ビッグデータの活用によるデータ分析、在庫管理コンサルといった事業もビジネスとして浸透しているようで、昨今の業績もとても順調のようです。

オークファンの株価

オークファン株価(月足。クリックすると大きくなります)

まず、株価から見るのが新高値投資法の真骨頂。株の公式によると、最低でも2年間の揉み合いを経て、新高値に迫る株を選択すべきだと記載されています

オークファンの場合は、昨年の2018年11月に株価が急騰。これは2016年11月以降の新高値となっています。

まずは長い期間を経て揉み合いから脱したあとに新高値を記録した銘柄である、という条件はクリアしていることになります。

業績面での評価も悪くない

次に業績面でのチェックですが、先ほどの本によりますと、以下のような条件を満たすことが必要です。

  • 過去の利益成長は年率7%以上で安定的か
  • 直近1年から2年の経常利益の伸びは20%以上か
  • 直近2~3四半期の売上の伸びは10%以上か
  • 直近2~3四半期の 利益の伸びは20%以上か

これらの業績推移についてひとつひとつ見ていくことにします。

過去の業績推移

それではオークファンの過去の業績を見てみましょう。

利益率は10%以下となっており、これは決して高い利益率ではありません。

また、2017年9月期の決算では、売上高は伸びているものの、営業利益ベースで205百万円と減益決算でした。

なので、右肩上がりに業績を伸ばしているとまでは言えないものの、2015年9月以降、2018年9月期の決算では売上高は約3.5倍、営業利益も約3倍となっています。

このことから

  • 過去の利益成長は年率7%以上で安定的か
  • 直近1年から2年の経常利益の伸びは20%以上か

という条件は概ね満たしていると言ってもよいでしょう。

直近の四半期決算は絶好調

では、直近の四半期決算の数字をまとめてみます。

決算期 売上高 営業益 経常益 最終益
2018.1Q 973 -20 -16 -56
5.88% -125.00% -109.94% -183.58%
2018.2Q 1,521 71 76 30
69.19% 115.15% 38.18% 130.77%
2018.3Q 1,485 92 91 68
50.15% 35.29% 22.97% -74.44%
2018.4Q 1,884 267 272 181
121.91% 1012.50% 2166.67% -241.41%

表中、上段は決算数字(単位は百万円)、下段は前年同期比の増減率です。

2018年1Qは赤字転落だったものの、2Q以降の売上高、営業利益伸び率は二桁以上となっています。

なお、3Qと4Qの伸び率がマイナスとなっていますが、3Qは前期投資有価証券の売却による特別利益(382百万円)を計上したため、4Qは前期純利益128百万円の赤字を計上したためです。

このことから、

  • 直近2~3四半期の売上の伸びは10%以上か
  • 直近2~3四半期の 利益の伸びは20%以上か

という二つの条件も満たしていると言えます。

予想PERは60倍以下か

オークファンの通期見通しから、予想EPSは35.51円を予定しています。

1月31日現在の株価は1504円で予想PERは42.35倍となり、基準である予想PER60倍以下という条件も満たしています

ファンダメンタルズ

中期経営計画を策定済み

肝心の今後の業績見通しですが、すでに中期経営計画を策定しており、2020年9月期までに売上高15,000百万円、経常利益1,560百万円という目標を掲げています

2020年9月期までを成長加速フェーズとして位置づけ、M&Aなど積極的な投資を進めています。

市場規模

企業から廃棄される商品在庫は22兆件。会社説明資料においても、この22兆円をターゲットに事業拡大を図ることと明言されています。

価格転嫁

オークションサイトであるaucfanというサイトは月1000万超アクセス、100万人超の会員を抱えて現在も増加傾向にあります。

また、会員料金の値上げを行った後も会員数減にはつながっていないとのことで、価格転嫁が可能なビジネスモデルであるということができそうです

積極的な広報活動

オークファンのIRは個人投資家にとっても分かりやすく説明されています。

会社説明資料のほか、個人投資家向け説明会などネットで参照することができます。

会社の強みや事業内容を分かりやすく伝えることも、株式投資におけるリスクを低減する効果があることから、投資先としても好印象に映ります。

最後に

ということでオークファンについて調べてみました。

調べていくうちに面白いビジネスモデルだな、と思い、とりあえず推移を見守ろうということで、先日、少しだけオークファンに投資してみました。

今回、株価は急騰したわけですが、これは狙ったわけではなく偶然です。というか、今期の株価はむしろ伸び悩むのではないかと思っています。

今後もオークファンの推移に注目していきます。

※投資は自己責任でお願いします。

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