議決権行使の依頼が続々と到着
へっぽこ投資家のしがないサラリーマンです。
ゴールデンウィークも明けまして、決算発表が終わると決算報告者や議決権行使のお願いなどが大量に送られてきますよね。
我が家も他人事ではありません。

もう整理するのも大変なんです。
一応、クオカードとか入っていないかもチェックしつつ、慎重に封筒を開けていきます。
で、これってやっぱり紙で郵送で受け取らなければならないんですかね?
郵送のデメリット
議決権行使に添付された決算報告書など、皆さん、目を通すんですかね?
バカモン、株主ならすべての書類に目を通さなければならんだろう。
そう怒る人が居るかもしれませんが、ワタシは95%ぐらいの割合で決算報告書と議決権行使書も目を通さすゴミ箱行きです。たぶんそんなヒトって結構多いと思うんですよね。
決算報告書はネットで見れる
決算報告書なんですけど、別にネットで見れますしね。そもそも、投資するかどうかを決めるときに会社の事業概要とか目を通しますし、決算短信などにもプレスリリースされたタイミングで目を通します。
わさわざこのタイミングで見直さなければいけない理由ってないです。
議決権行使書
村上ファンドがもの言う投資家ならば、かくいうワタシはモノを言わない投資家です。
経営はすべて経営者に任せた、という視点です。
業績が落ち込んだり、株主優待を増やせとかIRに文句言う人たちもいるらしいですけど。ワタシなら文句言ってる暇があったらさっさと売って他の銘柄を買いますね。IRとか問い合わせしている時間もないですし。
株主提案に対しても基本的には経営者と他の株主たちに委任しますっ!というスタンスです。
紙である必要ってあるの?

なので、わざわざこの時期に、郵送料や高額な印刷製本、用紙代金をかけて郵送してくる意味ってあるのか?って疑問なんですよね。
この手の事務は、証券代行業務を請け負っている証券会社の業務だと思うのですが、個人個人で電子か紙かをできるといいと思うんですよね。
例えば、ネット証券の口座情報に決算関係の報告書は電子で受け取るか否かを選択しておけば、その情報が証券代行業者に引き継がれ、今後、一切の文書が電子化できる、なんていう仕組みはどうなんでしょう。
最悪、議決権行使書は残るんでしょうけど、決算報告書なんかはQRコードでリンクを示してもらえればスマホで見ることができるので無駄な郵送物もなくなります。
会社にも証券代行にもメリットがあると思うのですが難しいのでしょうかね。
議決権行使の割合って?

少々古いデータにはなりますが、2014年10月に全国株懇連合会が実施した調査「株主総会等に関する実態調査集計表」に興味深いデータが乗っていました。

議決権行使書の回収率は30%以上の会社が最も多く、回収率40%未満が全体の85%なんだそうです。

また、電子議決権の行使ですが、全体の議決権の3%以下にとどまっており、そもそも半数以上が電子投票を行う予定がないと回答しています。
まあ、確かに電子議決権が導入されたとしても紙での議決権行使書は無くなることはないでしょうから導入に消極的な会社が多いのは仕方がない部分もありますね。
調査から4年間経過していますので、状況はもう少し変わっているかもしれませんが、これらの電子化はハードルが高そうです。
最後に

議決権行使書に同封される決算報告書は会社によってモノクロの事務的なものから、フルカラーで分厚くきれいなものまで様々です。
こうしたところにお金をかけないところに投資したいと言ったのはピーターリンチでしたが、過剰な株主優待、株主総会などのおみやげも含めて、無駄な経費をかけない会社に投資をしていきたいものですね。