引っ越しワンストップサービスが始まります!

突然ですが、引越しの手続きって不便ですよね!
例えばですよ、住民票の異動とか、介護保険とか、子育て関係とかの役所の手続きもそうですし、健康保険、運転免許証などなどありとあらゆるものまで住所変更の手続きをしなければならないわけです。
そんな中、引っ越しワンストップサービスというものが始まるんだそうです。
引越しワンストップサービスとは、別々に手続してた住所変更などの手続きを一体化して、一度だけ手続きすればすべて完了する、というものです。
国(内閣官房)が始めた実証事業とのことで、株式会社LIFULLがサービスを開始するとのことです。
内閣官房が推進する「引越しワンストップサービス」の実証実験に関する協力主体として選定
引越しワンストップサービスとはどんなものなのかを見てみましょう。
まずは電気・ガス・水道から

今回株式会社LIFULLが行うワンストップサービスは、主に公共料金のワンストップサービスです。
これまでは、電気は東京電力、水道は水道局、ガスは東京ガスといったようにそれぞれ手続きを行う必要がありました。
引っ越しワンストップサービスの導入によって、LIFULLが提供するウェブサイトにアクセスし、必要事項を入力するだけで、電気、ガス、水道の手続きが一発で済んでしまうのです。
今は電気・ガス・水道だけですが、内閣官房の資料を見ますと、今後は役所の手続き(住民票の異動手続など)にも導入される計画のようです。

もしも、引越しの手続きがネットだけで済んだらこんな楽なことはないですよね。また、手続き洩れみたいなものもなくなるなどメリットも大きそうです。
自宅の電話やNHKなんてのも対応してもらえたらなお便利ですね。
国が本気で懸念を抱えている二つのこと

マイナンバーカード、マイナンバー制度と聞くとアレルギーが出る人たちも多いようで。
確かに、役所の情報漏洩事故は後をたたず、これは許してはいけないことです。
でもね、これでもっとマイナンバーカードとか役所の手続きの電子化全て否定するというのもどうかと思うんです。
政府が本気で課題として感じているのは、働き方改革と外国人の流入です。
今後労働人口が減少する中でいかに役所の手続きを簡素化するかということ、そして、外国人が流入する中でどのように個人を特定するのかということ。
この二点については、我々国民が思っている以上に政府が危機感を持っているようです。
面倒な手続きが簡単になったらいいな、という手続き

例えば、最近で言えば年末調整なんてめんどくさいじゃないですか。
- 保険料証明書
- iDECOの証明書
- 住宅ローンの残高証明書
- 地震保険の証書
とかね。これらの提出書類をわざわざ取り寄せなければいけないんですよね。もしも、これらの情報が電子化されたらとても便利になると思いませんか?
実際に、このような電子化計画がすでに進んでいるんです。こちらは国税庁のホームページですが、すでに2020年10月以降から電子データ化される動きもあるようです。

このときに問題になるのが本人確認です。ネット上の世界では常に本人確認の問題が付きまといますからね。
この電子的な本人確認を行うための手段としてマイナンバーカードがあるわけで、なかなか世間には理解されないようですが。
最後に

ということで、引越しワンストップサービスやその周辺の電子化についてまとめてみました。
もちろん…
そんな思いもあるわけですが、政治には期待できない部分も否めませんね。
まあ、遠い将来、引越し手続きが自宅で全部できるときが来るかもしません。