個別銘柄運用法

【銘柄分析】ハイパー(3054)は買い?決算短信を読み取る

ハイパー(3054)の決算発表の結果は?

我が保有銘柄のハイパー(3054)の2018年12月期決算が発表されました。結果は悪かったです。

売上高は22,147百万円で前年比微減、営業利益は344百万円と微増に止どまりました。

今期の見通しに比べると、売上高は2.5%、営業利益ベースでは8.3%の計画未達です。

証券マン

ダメダメやないか~

ただし、今期2019年12月期は、売上高24,000百万円、営業利益410百万円、純利益240百万円を見込んでおり、予想EPSは28.12円で本日(2/14)の終値435円は予想PER15.5倍、PBRは1.45倍となっています。

果たしてこの銘柄は売りなのか、買いなのか、決算書を斜め読みしたいと思います。

ハイパー(3054)の決算分析

ハイパーの事業内容と投資理由

ハイパーは法人向けのパソコン、事務用品販売。設置・保守やアスクル代理店も兼営しています。

ワタシが投資した理由はシンプルで2020年1月にサポートが終了するWindows7からWindows10への買い替え需要が2019年12月期に訪れるのではないか、という予測です。

投資の前提条件

この銘柄、WindowsXPからWindows7への切り替えにおいても特需が発生していて、2014年12月の決算は、売上高は21,518百万円と微増ながら、営業利益603百万円(前年比で79%の増益)を達成した経過があります。

2014年以降、営業販売拠点も増加しており、安定顧客数の増加と相まって、さらなる良い決算と通期見通しが発表されると考えていただけに、今回の決算は残念な結果となりました。

株探より抜粋

株価も決算発表のあった後場から大幅安の前日比-47円(-9.75%)となり、失望売りを呼ぶ結果となりました。

証券マン

暴落、暴落~♫

お客
ムカー!
 

前期の失速原因と慎重な業績予想の理由

前期の4Qでの業績面での失速した理由は、決算短信に書かれているとおりCPUの枯渇によるパソコン調達の期ズレにあります。

昨年夏までは売り上げ好調だったパソコンですが、秋以降に廉価版のCPU(Core i5以下)の在庫が枯渇しているという報道もありました。

例えばこちら。

報道によれば、CPU不足は2019年前半まで影響が及ぶとされています。このため、ハイパーの中間見通しも、前年同期比で大幅減益を予想しています。

さて、このような状況の中で、ハイパーは買いなのか、売りなのか?

ハイパーの投資判断

以上のことから、ハイパーの投資判断にあたっては、以下のことを想定しておく必要があります。

  • Windows10への切り替えは法人にとっては必須
  • パソコン売上減、利益減でもセキュリティ対策関連が堅調
  • CPU不足の解消時期はいつなのかは不透明
  • 2019年12月期1Qの数字は見た目も内容も悪い

Windows10への切り替え需要は確実

決算短信にも記載があるとおり、今回の4Qでの失速。2019年上期の慎重な業績予想は、CPU不足による販売減を踏まえての数字ですが、ユーザーの買い控えも影響しています

法人としてもサポートが切れるパソコンを使い続けるということは考えにくいです(全ての会社がそうとまで言い切りませんけど)。さらに、秋から導入される消費税増税による駆け込み需要も期待できます。

このことからパソコンの販売台数については年間を通じて前年比増は固いと思っています。

他分野での事業拡大も

ハイパーのビジネスモデルとしては、薄利多売であり、パソコン販売と同時に消耗品等を販売するアスクル事業があり、営業利益は前年比倍増となっています。

また、AppGuardなどのセキュリティ対策、仮想化技術など単なる物売りではなく、フローからストックへの切り替えに傾注する様子もうかがえます。

買いのタイミングは1Q発表後がベスト?

結局、ハイパーはパソコン販売がメインなので、パソコン在庫がどうなるかによってその業績が決まってきます。

CPU不足が急激に解消する問題とも思えないことや、昨年1Qだけでみると業績は絶好調だったことから、前年同期でスゴイ悪い数字に見える決算が発表されるのではないか、と予測します。

業績のブレが大きい事業なのか計画が過大なのか?

今回、中期経営計画が策定され、2021年12月期には売上高270億円、営業利益6.3億円を目指すとしています。

純利益を推定するとEPS45円程度、現在の1.5倍程度の増益が期待できることになります。

実はこの中期経営計画ですが、2016年2月にも策定されており、2018年12月期において、売上高265億円、営業利益6.6億円という数字を予想していました。

要は、今回発表した中期経営計画は大幅な見通し悪化を前提とした内容になっています。

このことをどう評価するかは難しいですが、パソコン需要は年によって上下が激しく、経営者さえ情勢が読みにくい分野と言えます。なので、この計画を鵜呑みにして投資するのはリスクが高いと感じます。

結論:今年の3Qまで推移を見守る

ということで、今日のまとめです。

  • 2018年12月期の決算は悪かった。CPU不足がその原因だった。
  • 2019年12月期もその影響は受ける。特に1Qの数字は前年同期比で比較しても見栄えの悪い数字になりそう。下落するようなら追撃買い。
  • 下期から年末にかけてのパソコン切り替え需要は徐々に復活。3Qまでは安泰なのではないか。
  • 2020年はパソコン需要は一服。

こんな感じでワタシはハイパーをホールドしていく予定です。今後の業績の推移に注目したいと思います。

※投資は自己責任で

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しがないサラリーマン
しがないサラリーマン
しがないサラリーマンがひそかに経済的自由を目論むブログの管理人。メインテーマは、日本株、米国株投資のほかインデックス投資の資産運用や節約情報、ガジェット関係。 運用資金は生活費の節約。スマホなどの節約情報からクレカ、ポイントサイト、ふるさと納税、株主優待クロスに挑戦中。 ブログは雑記ですが、毎日更新が目標。実体験に基づき本当にイイものはイイ、悪いことは悪いことと主張するのが信条です。

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