日本株に復活の兆し?

先週までは総悲観だった株式市場も日にちが変わればなんとやら。日本株に上昇の兆しが見え始めています。
中小型株で構成するわがしがないファンドでは、上方修正連発しても株価が急落するという絶望的な展開の前に、ああ、これは日本株を買ってはいけない状態まで来てるな、と思わせる状態でした。

もちろん、いまだに年初来マイナス圏は変わらずなのですが、日本株の復活の兆しに「まだ年初来プラス行けるんじゃね?」という相変わらずにご都合主義がワタシのココロの中に芽生えつつあるのです。
新たな買いパターンを思い出す
これまでの主な買いパターンは2つ。いわゆる新高値で購入する方法と下値抵抗線で購入するという方法です。
新高値ブレイク投資法

ミネルヴィニの買いポイントはいくつもあるが代表的なものは新高値での買いです。
しかし、相場が強いときは良いのですが、地合いが弱くなると年初来高値を更新した瞬間下落に転じる「ダマし」に出くわし、常に高値を掴まされて破産します。
この買い方は強力なファンダと合わせて急騰株を狙い撃つ投資手法であり、特に相場が弱い時には要注意の投資法だと思っています。
下方抵抗線の買い方

これはミネルヴィニの買いポイントを応用した買い方で、高値圏の下値抵抗線で買っていく方法です。似たような技法はアリとキリギリスさんのブログにも記載があります。
言わば新高値を先取りした投資手法で、強力なファンダを裏付けとしてうまく行けば新高値投資よりも値幅が取れる算段です。
もう一つの投資タイミング
これら二つの投資手法はここまで実践してきたのですが、最近は移動平均線を参考とした買い方を行っています。
移動平均線の新しい読み方を再購入
参考にしているのはこちらの本。この本、2013年に購入したのですが、どこかにしまい忘れてしまい先日改めて2冊目を購入しました笑
この本の中でも一番シンプルで分かりやすいのが移動平均線と株価の関係から買いのタイミングを計るという点。
株価と移動平均線を考慮した買いポイントとは
ルールはとてもシンプルです。つまり以下のタイミングで買え、というもの。
買いタイミング=短期移動平均>株価>長期移動平均線
例を挙げます。こちらは長瀬産業の日足チャート。株価は10月2日の高値2036円を記録した後、11月27日は1576円まで急落しました。

この状態(長期移動平均>短期移動平均>株価)から株価は上昇に転じて、短期移動平均を上回っている状態です。まさにこの時が投資タイミングである、と説くのです。
移動平均線の捉え方
この本によると、短期移動平均線、長期移動平均線は以下のようにとらえています。
日足=25日と75日
週足=13週と26週 または 26週と52週
どの期間を取るかで結果も変わってくると思いますが、このあたりは今後の検討課題でしょう。
さっそく新規銘柄を打診買い
ということで、これらのタイミングを満たす銘柄が色々出てきたのでさっそく購入してみました。
3267 フィルカンパニー

貸し駐車場の上空間を利用「空中店舗」フィル・パークの企画、設計、建築。11月決算銘柄で今期も好調。最短で2019年11月期経常利益10億円を目指す(2018年10月の経常利益は5億を予定)とのこと。決算発表に向けて購入してみました。
3254 プレサンス

近畿・東海地盤の分譲マンション中堅。不動産銘柄をPERで図ってはいけないかもしれない。しかし、プレサンスはすでに2Qで通期見通しを超過。予想PERは5倍台とかなり安い。もう半年以上監視を続けてきてこのタイミングで購入。
9743 丹青社

ディスプレー企画・施工大手。展示・商業施設、博物館向け。実はこの銘柄は半年ぐらい前に購入したものの下降トレンドが止まらずに損切りした銘柄。株価が底打ちした感があり、改めて購入しました。
12月7日決算発表なのでそこまでは堅調に推移するのではないかと。
3169 ミサワ

unico」ブランドで家具・インテリア雑貨などを製造販売。この銘柄は8月末ごろから買い集めていた銘柄で、9月13日のストップ高の時に売り逃した銘柄。
以降、株価は下落中でしたが、このタイミングで追加購入しました。12月12日に3Q決算での業績上振れを期待したいです。
最後に
ということで移動平均線と株価の比較による買付のタイミングについてまとめてみました。
なんとなくですが、これならうまく行きそうな気がします!(←ほんとか)
これまでは株価に右往左往することばかりでした。一喜一憂することなく、トレーディングのルールを自分なりに整理する必要があるな、と感じています。
今年も残り1か月、最後までがんばって株式投資にいそしんでいきたいと思います。
(注)文中、特定の銘柄をご紹介・コメントしていますが、本ブログで推奨しているわけではありません。投資は自己責任でお願いします。