インデックス運用の結果報告
今日は2016年1月から続けてきたインデックス運用の結果についてご報告します。
インデックス運用とアクティブ運用、どちらがいいか悪いかと言った議論は絶えません。
この議論に関しては、中華料理とフランス料理とどっちが美味しいか、という議論に似ていて、どちらもメリットもデメリットもあるから比較してもしょうがないんじゃない?というのが私のスタンスです。
でも、まあ、実際にやってみないと分からないし、とりあえずやってみるか、という気軽な気持ちでインデックス運用を5年間続けてきました。
今日は実際にインデックス運用を続けた経験を踏まえ、実際にやってみた感想、メリットやデメリット、そしてインデックス運用を辞めることにした理由も述べていきたいと思います。
インデックス運用の運用方法
まず運用結果の前にどのような配分でどのようなファンドを買っていたのかについてまとめます。
- 2016年1月からスタート
- 毎月5万円の積立て
- 5つのアセットのインデックスファンドを購入
5つのアセットと運用したインデックスファンドは以下のとおりとしました。
- 外国株式(ニッセイ外国株式 インデックスファンド
- 外国債券(ニッセイ外国債券 インデックスファンド)
- 新興国株式(野村インデックスファンド新興国株式)
- 国内株式(ニッセイTOPIX インデックスファンド)
- 国内債券(三井住友・日本債券インデックス・ファンド)
配分は…
- 国内債券(10%)―5,000円
- 国内株式(30%)―15,000円
- 外国債券(10%)―5,000円
- 先進国株式(30%)―10,000円
- 新興国株式(20%)―15,000円
とし、期待リターンは5.24%で、
- 運用結果が 302.3万円 以上になる確率は70%です。
- 運用結果が 334.7万円 以上になる確率は50%です。
- 運用結果が 370.6万円 以上になる確率は30%です。
- 期待リターンの複利では 341.1万円 で46.1%の確率 です。
- 元本割れする確率は 28.7% です。
詳しくはこちらに書いています。合わせてご覧ください。

インデックス運用成績はこんなだった
で、実際の運用結果ですが、このようになりました。
- 積立金額295万円
- 売却後 356万円(売却利益61万円)
- 運用利回り年率4.86%(5年間換算)
積立金額が1回分少ないのは、楽天カードを楽天ゴールドに切り替えた際に積立てが1回停止になってしまったためです。

いずれにしても、実践前のシミュレーションの結果(50%程度の確率)に合致したわけです。
ファンド | 売却額 | 元本円 | 利益円 |
外国株式 | 1,179,210 | 885,000 | 294,210 |
外国債券 | 315,457 | 295,000 | 20,457 |
国内株式 | 1,052,873 | 885,000 | 167,873 |
新興国株式 | 728,152 | 590,000 | 138,152 |
国内債券 | 291,123 | 295,000 | -3,877 |
GPIFのHPによるとインデックス運用は2001年以降年率3.7%とのことなので、まあまあ悪くない数字であると言えますね。
やって分かったインデックス運用のメリットとデメリット

このワタシ、どちらかと言えば個別銘柄での運用がメインですが、そんなワタシが感じたメリットとデメリットをまとめてみます。
インデックス運用のメリット
- 手間がかからない
- まるで貯金感覚
- 株初心者にはうってつけ
- 楽天カードでポイントももらえた
やはりインデックスファンドのメリットは手間がかからないことでしょう。個別銘柄のように分析したり、センスも問われませんからね。
株式投資とかお金を増やすことに血眼になるような無駄な人生を送りたくない、でも、定期預金・現金では不安、投資はしたい。そんな方にうってつけの投資方法です。
- 手間がかからない
- まるで貯金感覚
- 株初心者にはうってつけ
インデックス投資を貯金感覚というとインデックス派の人に怒られそうですが、実際に、ワタシは貯金感覚でしたね。まあ、個別銘柄の金額変動に比べたら屁でもないですからね、そういう意味では少額で分散投資できるインデックス運用は初心者向けと言えます。
インデックス運用のデメリット
- インデックス運用は儲からない
- インデックス運用はヒマ
- それでも元本割れのリスクあり
インデックス運用はとにかく儲かりません。これは間違いないです。また、淡々と積み立てていくだけなので面白みもありません。
株式投資に面白みやスリリングさを求めてはいけないのですが、ブログとかやってててもインデックス運用ってネタにもならないんですよね。
資本主義=経済成長、インデックス運用は儲かる前提で積立てを継続することになるのですが、それでも、買っているのは株なので、元本割れのリスクもあります。
年率5%弱でしたが、まあ、始めと終わりのタイミングも良かったと言っていいかもしれませんね。
インデックス運用を辞める理由

ここまでメリットとデメリットを見てきましたが、もちろん、インデックス運用は個人投資家の投資手法として十分あり、というのが私の結論です。
年率4.8%なんてしょぼい数字、運用として失敗でしょ?
そんな風に思う人もいるかもしれません。
でもね、世の中投資に時間をかける暇もないひとっているわけなんです。分散すればするほどリターンは望めなくなりますし、時間もそれほどかけていないので、利回りが高くないのも仕方がないところ。
その人の生活スタイルや考え方にあったやりかたがその人にとってのベストな投資法であり、そんなことを比較するべきではない、というのが私の考え方です。
そんなワタシがなぜインデックス運用を辞めるのか。
そもそも5年間だけ続けてみよう、という前提があったのと、自分の場合は、株に当てる時間も費やせますし、これまでも個別銘柄で勝負してきました。なので、どうもこのリターンは納得できないんです。
そもそもインデックスファンドで積立てを行ってきたのは輸入車(ドイツ車)を買うため、というのがきっかけでしたが…
次の車はリクライニングできる国産車のほうがいいわ~
なんていう強い要望もあり、インデックスファンドの資金はすべて中小型株運用枠に全ツッコミするつもりです。
2021年は勝負の年。
ベンツもアウディもあきらめて経済的自由の前倒し達成を目論みますわ。
最後に

ということで今日は5年間続けたインデックスファンド運用の感想を中心に記事をまとめてみました。
ワタシは今回インデックス運用に別れを告げますが、株式投資初心者の人にはとてもやりやすい投資手法です。ぜひチャレンジしてみてください。
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