しがないサラリーマンがひっそりと経済的自由をもくろむブログ

ひと握りのお金とささやかな知恵で目指せセミリタイア

会社四季報スクリーニング

本当は教えたくない会社四季報CD-ROMで上方修正銘柄を一発検索する方法

2017/12/24

会社四季報ならCD-ROM派、シチューはご飯にかける派のしがないサラリーマンですおはようございます。

先日の日記で、わがしがないファンドの会社四季報の見出しについてブログを書きました。

ワタシが保有する10銘柄のうち8銘柄で「増額」「独自増額」「上振れ」など高評価が並ぶ結果となりました。

もともとワタシは、会社四季報の見出しを予測して銘柄選別を行っているわけではなく、業績の上方修正を期待して購入した銘柄が、結果として、会社四季報にプラスイメージの見出しが掲載されただけなのです。

会社四季報の「増額」「独自増額」「上振れ」という表現は、株価にプラスという情報もネットで散見されます。

今日は、ワタシが銘柄選別を行う際に、上方修正しそうな銘柄をどのように発掘しているのか、ということを書こうと思います。

ツールは会社四季報CD-ROM

上方修正しそうな銘柄の発掘方法ですが、使うのは当然会社四季報CD-ROMです。会社四季報CD-ROMなら、複雑なスクリーニング条件を自前で作成できたり、直近の業績を検索データとして活用することができるからです。

正直、会社四季報CD-ROM版は値段が高いです。しかし、ワタシにとっては買う価値のある重要なツールです。

会社四季報CD-ROM版なら、上方修正しそうな銘柄を数秒で一発検索できるわけですから。

スクリーニングの条件式

それでは、上方修正を狙える銘柄を検索する方法について書きたいと思うのですが、CD-ROM版の操作方法とかスクリーニングの条件式の作成方法など基本的な知識はここでは割愛させていただきます。

本題に戻りまして上方修正を狙える銘柄を検索する条件式はこれです。

【条件式(今期)】
[DL四・営業利益1(-1)]/[DL四・営業利益2(0)]*100

このたった一行です。

DLとは東洋経済新聞社からダウンロードされた最新データで、「四・営業利益」は四半期の営業利益のデータであることを差します。また、「1」は第1四半期、「2」は中間期、「(-1)」は今期発表済み、「(0)」は次回発表予定のデータであることを示しています。

つまり、直近に発表された第一四半期の営業利益は次回発表予定の中間期決算に対してどのくらいの進捗率かを示していることになり、100に近いほどその進捗率が高い、と言えます。

もし、これを手動でやろうとするとどうでしょう。会社四季報の紙面版では困難ですし、株探では進捗率の高い銘柄を検索するのは困難です。また、電卓や表計算ソフトなどが必要だし、計算もめんどくさいですよね。

こうしたことを一発で検索してれるのが会社四季報CD-ROMの威力です。

調査対象は複数年行う

で、この計算を単年度で行うだけは不十分です。なぜなら、収益を上げる時期に偏りがあるなどその銘柄の特徴があるからです。いわゆる上期偏向型とか下期偏向型とかそういう銘柄ですね。

この手の検索では小売業のように季節の偏向がない会社が適切なのですが、それでは投資対象が限定的になってしまいます。そこで、過去2年間の進捗率と比べて、今年の進捗が高いのかどうかを評価するのです。

具体的にはこんな感じです。

【条件式(前期)】
[DL四・営業利益1(-2)]/[DL四・営業利益2(-2)]*100

【条件式(2期前)】
[DL四・営業利益1(-3)]/[DL四・営業利益2(-3)]*100

例えば、前期と2期前ともに中間決算に対する1Qの進捗率が60%だとします。今期の進捗率が65%なら進捗率が高いように見えますが、1Qに収益が偏りやすい事業内容だと判断し、評価を下げることになります。

逆に、前期と2期前ともに中間決算に対する1Qの進捗率が40%だった場合、今期の進捗率が60%を超えるとしたら、今期の業績が好調か、中間期業績見通しは保守的、と解釈することができます。

このように今期の数字だけを見るのではなく、過去2年間の数字と比較して進捗率を評価して、投資判断を決めていくのです。

まあ、対象としては上期に赤字計上するような収益が時期によって大きすぎる銘柄は避けたほうが無難でしょう。

この項目以外のスクリーニング条件

この3つの条件式が上方修正銘柄を検索するキモの部分なのですが、これ以外にも条件式を追加する必要があります。

決算期に要注意

スクリーニングの対象銘柄は、1Qを発表済みの銘柄で中間決算発表を控えた銘柄とします。これはワタシの感覚的なものなのですが、この時期に上方修正を発表する銘柄が株価へのインパクトが大きいからです。

3Q発表時点や4Q発表直前の上方修正ではむしろ材料出尽くしで下げる可能性もあって、経験上あまりいい思いをした記憶はありません。

これから中間決算発表を予定しているのは、今なら5月決算、6月決算、7月決算銘柄あたりがねらい目、ということになります。

【連結決算銘柄の場合】
[連結・決算期(0)]=201805

【単独決算銘柄の場合】
[単独・決算期(0)]=201805

※6月なら201806、7月なら201807

条件式としては連結決算と単独決算が異なることから、上記のとおり2とおりの条件文を作成します。この式を二つ入れておかないと、連結決算銘柄と単独決算銘柄が検索結果として表示されません。

異常値に要注意

異常値が表示されるケースとしては二通りあります。例えば1Qの業績と中間期見通しともに赤字の場合です。これをオミットするために以下のような条件式を作成しておきます。

[DL四・営業利益1(-1)]>0

これで1Qの営業利益が赤字である銘柄を除外することができます。

また、すでに進捗率100%を超えている銘柄も要注意です。なぜなら1Qの時点で中間期見通しの営業利益を超えているならば、すでに上方修正を発表してしかるべきだからです。なのに業績が上振れないというのはなにかリスクがあるのでは?と推測します。

補足的に入れる事項

あとは好みで一覧表示させたい情報を条件式に追加していけば完了です。

ワタシの場合はこんな情報を表示できるようにしています。

上場区分
業種
特色
最新株価
予想PER

上場区分はマザーズが嫌いなので除外したいとか、「特色」も進捗率とあわせてどのような業務内容なのかを確認したいですし、割高感も把握するために予想PERなども表示しています。

他にも好みで時価総額とか、PBRとか追加しても面白いかもしれませんね。

連結・単独の区分に要注意

で、最後の注意点ですが、この条件式ですと連結決算銘柄のみが表示されることになります。なぜなら単独決算銘柄は連結決算を発表しない(当たり前ですが)ので、「[連結・決算期]=201805」という条件式で除外されてしまうからです。

そこで、条件式をすべて打ち終わったあと、最下部の「スクリーニング条件の関係」部分にちょっとだけ小細工をします。例えば、[連結・決算期]=201805が8行目の条件式、[単独・決算期]=201805が9行目の条件式だとすると、以下のように修正することになります。

(変更前)
1 AND 2 AND 3 AND 4 AND 5 AND 6 AND 7 AND 8 AND 9 AND 10 AND 11 AND 12

(変更後)
1 AND 2 AND 3 AND 4 AND 5 AND 6 AND 7 AND 8 OR 9 AND 10 AND 11 AND 12

「8 and 9」を「8 OR 9」に修正してやることによって、「[連結・決算期]=201805」または「[単独・決算期]=201805」となり、連結決算、単独決算両銘柄とも検索対象となるのです。ややこしいですねえ。

いよいよ検索を実行

ということでこのような条件でできた会社四季報スクリーニング条件。上方修正を狙える銘柄を一発で検索できるようになります。これができれば、効率的に銘柄選別も可能になりますね。

上図のとおり、参考までにワタシが作成した条件式の設定をサンプルとして載せておきます。

クリックすると大きくなります。

最後に

会社四季報CD-ROMを活用した上方修正銘柄のスクリーニング方法についてまとめてみました。

本当は、このスクリーニングによって上方修正を狙えそうな銘柄リストを公開しようと思いましたが、存外に長文になってしまったので、次回に回したいと思います(ひっぱります笑)。

一点だけワタシたち個人投資家が気を付けなければならないのは、上方修正する銘柄を的中すれば必ず大きな利益を上げられるわけではないということ。株式投資はそんなに簡単ではないです。

ただ、上方修正によって株価に大きなインパクトを与えることも十分あります。会社四季報CD-ROMを持っているひとはこの条件式を追加して遊んでみると何か新しい発見があるかもしれません。

また、まだ会社四季報CD-ROMを使った人がない人は年末年始のまとまった時間を利用して会社四季報CD-ROMにチャレンジしてみてはいかがでしょうか

 

 

-会社四季報スクリーニング