ワタシはライフイベント表が嫌いです。

もう数年前のことになりますが、FP2級を取得したんですけど、そのときに必ずライフイベント表みたいなものが出てくるじゃないですか。
そう、ワタシ、ライフイベント表って嫌いなんですよね。
あんなものを作ったって、FPにいいように解釈されて、無駄な保険を勧められるか、手数料の高いダメダメ投資信託を勧められるか、どちらかに決まってるんです(偏見)
でも、ある日この本を読んで、ライフイベント表をちょっと作ってみよかなあと思ったんです。
この本、アラフォー子育て世代にぴったり当てはまることが書かれていてとても面白い本なんですが、この中にマイホームの取得や子どもの教育費に関する記載があったんです。
そのやり方に従って、ちょいちょいと表計算ソフトで計算してみたところ…
これはなかなかのことが分かりましたぞ。
ということで、今日はワタシが試してみたライフイベント表についてまとめてみることとします。
ワタシがライフイベント表を嫌う理由

ワタシがライフイベント表を嫌い理由。それは簡単です。
だって、将来のことなんて誰にも分からないじゃないですか
なのに、細かく毎年の光熱水費がどうだ、夏休みの海外旅行はいくらだ、税金、クルマの買い替え、などなどくまなく入力させるのがライフイベント表。
そんな暇あったら、割安で放置されているバリュー投資銘柄を探していたほうが有益じゃありませんか?
そんな暇あったら、中京、中山、阪神の最終レースで危険な人気馬と穴馬を探していたほうがよっぽど有益じゃありませんか?
…ということです。
でも、ふと思いました。
ということで細かいライフイベントはともかく我が子ふたりの教育費ぐらいをシミュレーションを試みたんです。
安く見積もられている教育費

そこで気になるのが子ども教育費。
ネットなどでも子どもの教育費っていくらかかるか、なんて特集がありますよね。先ほどご紹介した本でも、小学生の1年間費用は32万円と書いてありました。
32万円?とんでもない!!
昨年1年生にあがった長女ですが、我が家の一か月の教育費ってこんな感じなんです。
- 小学校(給食費など) 5,000円
- 学童(民間) 27,000円
- 学習塾 30,000円
- スイミングスクール 9,000円
- ダンスレッスン 16,000円
- 合計87,000円
月額87,000円。年間104万円!
しかも、これ以外に教材、ノート、鉛筆などの文房具も必要になるんです。
今保育園や幼稚園で、小学校に上がるとどれぐらい教育費がかかるのかしら?
そう思っている方もいるかもしれません。
雑誌に書いてあるような教育費を鵜呑みにすると、超アマいプランニングになってしまうので要注意ですよ。
ということで今回は、実際に小学校に上がったばかりの我が家でどれぐらいの教育が必要となっているのか、教育費以外に必要なコストがどれぐらいあるのか、ということを赤裸々に綴ります!
興味のある方は続きをどうぞ!
なぜこんなに小学生の費用がかかるのか?
特に都心部、共稼ぎなどは教育費ってホントにバカになりません。
不十分な?公立の学童を民間学童で補う
なぜ、わざわざ民間の学童に通わせるの?
そう思う方もいるかもしれません。
共稼ぎ夫婦にとっては、1年生に入学後、親が仕事を終えるまでの時間(18時とか19時とか)を子どもひとりでどう過ごさせようか、というのが大きな問題です。
最近は、小学校内での学童(放課後クラブのようなもの)も充実してきました。でも、それは保護者の望みをすべて叶えてくれるものではありません。
- 定員が限られていて、1年生の一部しか預かってもらえない(そもそも狭き門)。
- 2年生になると大半は受け入れてもらえなくなる。
- 終了時刻が17時までのところがある(学校によって異なる)
- 夏休み、春休みなど一部の時期でお休みの場合がある
- 人気のある学童は2年生からでは入れない
区立の小学校にこれらを全て満たせよ、と言っているわけではないのです(もともと期待してませんから)。
結局、生活スタイルのことを考えた場合、高いお金を払ってでも民間の学童に預けざるを得ない状況があるんです。
あとに民間の学童のほうが、ほかの施設との交流や遠足、キャンプなどのイベントがあって子どもにとっても多様な体験を味合わせてあげられるのが良いです。
イベントに参加するだけ、利用料金が高くなってしまうのですがね…まあ、仕方がないです。
学習塾は必要?
学習塾に通わせるかはご家庭によって判断が分かれるところです。
我が家は週2回ほど近所の学習塾に通わせていますが、低学年とは言え、勉強する習慣付けというのは大事だと思っています。
学習塾に通わせることで、勉強したり本を読んだりが楽しく感じるようになりました。
また、学校の勉強についていけないことで学校に行くのが嫌になったりするという話も聞きます(実際に同じクラスの子でいます)。
また、我が子も我々も夜に帰宅した後に、「さあ、一緒に勉強しようか」という時間はなかなか設けられない、という現実があります。
そう言う意味でも学習塾に通わせて、そこそこの効果が出ていると体感しています。
学校の勉強以外の習い事
子どもの健康のことを考えると小さいうちからスポーツのほかいろいろな習い事をやらせているご家庭は多いようです。
同学年の子たちで多いのは、1番人気は水泳、男の子ならサッカー。女の子ならバレエやダンス、ピアノ、男女問わずプログラミング、剣道、器械体操なんてのもありました。
我が子はスイミングスクールに通わせていますが、1年生なのに平泳ぎ、バタフライを卒業し、今では25mを30秒以内で泳ぐタイムトライアルなど1時間で通算1km程度泳ぐ練習をしているそうで。
夏場に一緒にプールに行くときは、間違いなく、おいらがバカにされてしまうな、と今から心配です。
習い事をやってなにかが特技になると自信もつきますしね。すると、勉強以外の習い事っていうのもそこそこ大事かと思うんですよね。
保育園の料金だって安く見積もられている
次に下の子の保育園に関する費用なんですけど、先ほどの本には年間36万円って書いてあったんですよね。
でも、共稼ぎ世帯でそこそこ稼ぎがあるなら、月額3万円では絶対に済みません。月6万とか7万円ぐらいは保育料としてかかるはずなんです。
例えば、世田谷区の場合、住民税(所得割)の世帯合計額が50万円なら月額の保育料は6万7千円です。
住民税50万円と言ってもピンとこないと思いますので逆算しますと、世帯の収入が900万円を超えるとだいたい住民税が50万円程度となります(色んな控除は加味しない)。
保育園にはそれ以外にもオムツなどの日用品とかお金がかかりますからね、そう考えると到底年間36万円には収まらないのです。
これ以外にも必要な子育て費用
他のご家庭を見ますと、子どものためにお金をかけていることが多いです。
例えば、ケーブルテレビ。
アニマックスとかね、月額いくらかは知りませんが、子どものためにアニメを見させているご家庭って結構多いですね。
あ、我が家はそんなもの加入せずにYouTubeで画像を液晶テレビにキャストして見させてますよ。
あと、ニンテンドースイッチ。
ニンテンドースイッチは月額の利用料金がかかるらしいじゃないですか。
ハードだけでも本体3万円以上、ソフトも数千円もかかるというのに。
我が家はニンテンドースイッチは持っていません。最近、子どもからニンテンドースイッチがやりたいというので、「XXちゃんのお家に行ってやらせてもらいなさい」と言い聞かせています。
ただ、これ、購入するのは時間の問題になりそうですが(汗)
あと雑誌や本ですかね。
例えば、どこのご家庭も、おしりたんていシリーズを全巻揃えているようですね。
「本は図書館で借りなさい」と言ったんですけどね、地元の図書館で予約したらなんと4か月待ち、と言われましてね。
そんなに待てないというので(そりゃそうだな)、活字の本なので全巻買ってあげましたよ。メルカリと株主優待の図書カードでね。
最近はマンガ雑誌とかも図書館で貸し出ししているので、学校の図書室も含めてフル活用するように心がけています。
最後に

ということで、将来かかる教育費の実態についてまとめてみました。
ワタシの感覚では、家族構成や住んでいるエリアによっても異なりますが、シミュレーションするときの教育費は、本に書かれている金額の2倍を見込んでおくと丁度良いと思います。
そんなに高いの?と思うかもしれません。
でも、将来の備えに関するシミュレーションですし、多少は余裕をもって考えたほうが、いざというときの対応に効果的だと思います。
ワタシも機会があれば、ライフプランニングを自分でチャレンジしてみようと思っています。