しがないサラリーマンがひっそりと経済的自由をもくろむブログ

住宅ローンを背負った安月給の平凡なサラリーマンが、経済的自由を夢見て邁進する姿を淡々と書き綴るブログです

個別銘柄運用法

ワタシが銘柄選別にROEを重視しないわけ

先日、ROAが8年ぶりに日本がアメリカを逆転した、というニュースがありました。

この記事のとおり、ROAは日本企業が米国企業を上回ったとのことですが、ROEは米国企業のほうが断然高く、多くの企業が株主本意の経営を実践していると痛感します。

しかし、この傾向は日本企業体質に改善の兆しと解釈することもできます。将来の投資先という意味で伸びしろの多い日本企業のほうが妙味あり、といったところでしょうか。

しかし、このROEという指標。わたしは株式投資を実践する際にはあまりそんなに信頼していません。今日はROEが高いからいい投資先とは限らないよっていう話です。

ROEを信頼しない理由

理由はカンタン。純利益がベースになっているからです。

ROEやROAとはその会社の収益性を図る指標であって、その収益性の高さが向上する(または継続する)ということが前提となります。にもかかわらず純利益というブレが大きい指標を使っているので、鵜呑みは禁物、ということになります。

具体的には、特別損失、特別利益、為替差損、為替差益などなど事業の継続性を見るにも関わらず、一時的な要因が多分に含まれているので評価するときにはこれらを考慮してあげなければなりません。

株主資本比率によってもROEは大きく影響を受けますので、このチェックも欠かせません。このことに関して思うことは機会があればまた後日、ということで。

ROEの高い会社は良い投資先か

 

バフェットもROEを疑似債権のクーポンとし表現しています。ROEが株主資本をいかに効率的に活用しているかを示す指標ですが、疑似債権のクーポンとなりえるために大切なのは事業の継続性にあります。

そこには、独占企業であったり、ブランド力であったり。まさにバフェットが好む銘柄が中心になっているのですけども、そうした裏付けがあってROEが疑似債権のクーポンというのであれば理解できます。

ただ、ROEが高いからいい投資先、ROEが高いから独占力があるとか、ニワトリが先かタマゴが先かではないのですが、ROEでよい投資先であるかどうかを決めるのは順番が逆だと思うんですよね。

高ROEの継続性が判断のカギ

現在のROEを維持向上できるブランド力があるのか、独占力が当面続くビジネスモデルなのか。よい投資先であるためには将来に渡るファンダメンタルズの見通しとセットで考える必要があるはずです。単にROEでスクリーニングしてポートフォリオを組むべきではないと考えます。

過去の数字は将来を保証するものではありません。過去と今は分かった、じゃあ、将来はどうなんだ、といったときの回答が求められるのです。

ROEが高い会社もいい投資先の可能性はありますが、今はROEが低いけど将来にROEが高まる会社のほうがよりリターンの大きい投資先になりえるでしょう。

結局は儲かる会社かどうか

と考えると、ROEを投資基準に定める必要性がどこまであるのかが疑問です。そんなことよりもこれから成長する企業なのか、儲かるビジネスモデルなのか、ということを一生懸命考えるほうが優先、ということになります。

ROEの高い会社が優秀な会社であるのは確かです。しかし、ワタシたちは企業ウオッチャーや評論家ではないです。そうした理論よりも株式投資という実践の場で利益を上げなければダメなんです。

最後に

株式投資にはいろいろな指標がありますが、指標ばかりに気をとらわれていては利益をあげることは難しくなります。特に株式投資が分かってくると、こうした指標を勉強し始めてむしろパフォーマンスが落ちることもあります。

指標はあくまでもツールです。こうした考えにとらわれすぎることなく株式投資に取り組んでいくことが大切、と自分の備忘録として心にとめておきたいと思います。

 

-個別銘柄運用法