
日経平均株価が暴落する中、みなさんいかがお過ごしでしょうか、しがないサラリーマンですおはようございます。
こんなブログ書いてますけどね、ワタシも当然今回の暴落に巻き込まれているわけでして、中小型株で値幅重視のしがないファンドなんて、給料の数か月分、数百万単位で資産を溶かしてますよ(笑)
いや、資産を溶かすのはまだいいんです。それよりも自分の取った投資行動が正しかったのか、ということのほうが大事。
みなさんも今回のような暴落で、どのような判断が正しかったのか、とか、今後どのように行動に移すべきかなど悩んでいる方も多くいると思います。
今回はワタシの取った投資行動について振り返ってみたいと思います。
ワタシの投資行動はポジ解消

で、ワタシの取った投資行動ですが、ずばりポジションの解消。すでにCPは90%前後まで引き上げられました。
なんでこうなったか、というと、これまでのルールである「直近高値から10%下落したところでロスカット」というルールを徹底しただけの話。暴落怖さに意図的にCPを引き上げた、というわけではないのです。
ワタシの投資行動の疑問
しかし、このルールも100%納得して守っているわけではありません。
ワタシが逆差し値で売り注文を入れたのはNYダウが1000ドル以上下げた火曜日の朝。少し早く起きてネット証券で注文を出していました。しかし、注文を出しながら思ったのです。
ルールとは言え、暴落することが分かってながら売り注文を出す行為ってパニック売りとどう違うのか、と。
朝会社に行く途中も、自分の投資行動が正しかったのか、疑問に思っていました。注文を回避しようと思いましたが、ルールはルール。案の定ほとんどの銘柄で寄りで逆差し値の売り注文は執行されていました。
株価はあまりあまり変わらなかった
その日は帰宅し、当日約定した株価とその銘柄の終値を比較してみました。これによると、実際に約定した株価よりも高い終値の銘柄もあり(下表)、さらに自分の投資行動に疑問も湧いてきました。
CODE | 銘柄 | 前日終値 | 平均約定価格 | 当日終値 | +- |
---|---|---|---|---|---|
1401 | エムビーエス | 914 | 837 | 853 | * |
3097 | 物語コーポレーション | 9,940 | 9,190 | 9,400 | * |
3408 | サカイオーベックス | 2,561 | 2,366 | 2,327 | – |
3944 | 古林紙工 | 2,800 | 2,515 | 2,515 | – |
5344 | MARUWA | 9,710 | 9,075 | 9,210 | * |
6392 | ヤマダコーポレーション | 3,230 | 2,853 | 2,754 | – |
7537 | 丸文 | 1,232 | 1,127 | 1,071 | – |
7713 | シグマ光機 | 2,373 | 2,259 | 2,251 | – |
9908 | 日本電計 | 2,378 | 2,150 | 2,172 | * |
しかし、よく頭の中で考えを整理すると、今回の投資行動は現時点での最善策であったことや今後の改善点も見えてきました。
今回の暴落で学んだこと
株価の暴落は、ワタシも何回も経験してきましたが、何回経験しても慣れないものです。今回の暴落でワタシの気づきをまとめておきます。
投資判断を迷う要因
株価の暴落があったときに迷うのは、売りか買いか、ホールドかという点。
これを考えるときに、これから相場はよくなるのか、さすがに下げ過ぎで反転するだろう、とか株価の行方を予測して最適解を求めがちです。しかし、そもそも予測不可能な株価の上げ下げを予測して行動することが正しいことなのか疑問です。
投資に一番大事なことを考える
ワタシにとって投資で一番大事なことは、今の資産を維持すること、資産をできるだけ減らさないという守備的な投資方針でした。
そう考えると、今後株価はどうなるかは分からんが、これまでのルール「直近最高値から10%下落で売り」が最善策なのだろうと思うようになりました。
一番ワタシが恐れていること
これは何より、これから起こりうる第二弾、第三弾に渡る相場の下落です。
昨年までは少々下落してもすぐに株価が戻るヌルい相場でした。しかし、ワタシたちが過去経験してきた相場はそんなに簡単ではありません。
リーマンショックを持ち出すまでもなく、2013年5月のアジアア同時株安、2015年6月のチャイナショックなどなど、いったん歯車が狂うと長引くのが株式相場の世界です。これまでの経験上下落相場は半年程度続く場合だって多々あります。
そんな中、ワタシが求めているのは、塩漬け株を持ち続け、多額の含み損を抱えた株価ボードを見ながら買値に戻るのを待つお祈り投資ではありません。
さらなる暴落相場が来た時には、相場に対して主導権を握り、立ち向かえる資金力を確保しておくことが大事。
そう考えると、やはり、今回の投資行動は「概ね」間違えではなかったんだろう、と思うのです。
売りか買いかを迷っている理由
そもそも暴落局面で売りか買いかホールドかを迷う理由は二つ。
一つは株価が反転してしまうのではないかという機械損失の恐怖。もう一つは指数に負ける、他人よりも劣るというつまらない虚栄心にあります。
しかし、ワタシにとっての投資は何か、考えをしっかり持っていればこれらはすべて些細なこと。今回の一件でワタシは、短期的な株価の上げ下げを気にした未熟でちっさい投資家であることを気づかされましたね。
最後に
暴落相場を経験するといつも何かに気づかされます。このような波乱含みな展開を経験してこそ投資スキルも向上すると信じています。
また、暴落が起きる前の対策として、売買ルールについても見直すきっかけになりました。次回の暴落ではもっと上手にふるまえるように準備したいです(まだ、暴落の最中ですけどね)。
短期的な株価の上下に左右されない…わかっているつもりでも、なかなか理解できないものです。これからももっと勉強して、賢明な投資を続けていけるように頑張っていきたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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