ローソンが大幅減配を発表したよ

先日、ネットのニュースを見ていたら、ローソンが2019年3月期で大幅減配を発表したとのこと。
ローソンが売り気配、20年2月期は最終減益・減配の見通し
[東京 12日 ロイター] – ローソンが売り気配。同社は11日、2020年2月期の営業総収入が前年同期比3.8%増の7270億円、当期純利益が同29.6%減の180億円になるとの見通しを発表した。年間配当予想は前年比105円減の150円と大幅減配になる。最終減益、減配予想を嫌気した売りが先行している。
2019年4月12日 / 09:11 ロイターより引用
このニュースのとおり、ローソンの株価は急落。昨年秋に7500円だった株価は4月13日の終値は5250円となり、大幅に下落しました。

ローソンの減配発表に思うこと
ワタシの長期投資の投資基準ですが、
- 配当利回り4.4%以上であること
- 2009年以降過去10年間減配がないこと
- 安定した配当政策が方針であること
これらの条件を満たすことが必要です。
ワタシの高配当ポートフォリオをご覧になってください。
で、ローソンの場合はどうか?
配当利回りさえ、条件を満たしていなかったものの、10年間減配もなく安定した配当政策をうたっていました。
なので、減配前に株価が配当利回り4.4%程度まで下落していたら、ワタシも喜んで買っていた可能性もあります。
高配当投資はリスクは高い?

で、今回のローソンの暴落をもって
なあんてことを思うひともいるかもしれませんが、ワタシの感覚では高配当投資って、リスクが高いとも思えないんですよね。
例えば、株主優待投資。
株主優待銘柄は多少の業績悪化では株価下落も限定的です。最近ではすかいらーくグループが減配しましたけど、ほとんど株価は下がっていません。
株主優待が廃止されたら暴落しますよ、間違いなく。
株主優待内容の変更は会社側(取締役会)の一存で一方的に決められますからね。
「もう東証1部に昇格したから株主優待やめまーす」
なんてことも許されるわけですよ。
成長株投資なんかもそうですよね。
増収増益の好決算でも市場の期待度にあわせて株価は暴落することだってありますから。その下げ方は、とにかく理不尽なものですよ。
このような意味で、高配当銘柄への投資は、減配=株価下落って理由も明白。売り買いのルールが明確で比較的やりやすい投資手法だと思うんです。
高配当銘柄投資だってリスクはある

なので、今回のローソンのように高配当投資だからと言ってノーリスクではないし、株価下落に見舞われることは当然のことなんです。
特に配当利回りの高い段階での投資判断は得てして逆張りのことが多いです。
いわゆる株式市場全体が暴落した局面、その銘柄の株価が下降トレンドにはいっている場合。
そんなときでも勇敢に買い注文を入れなければなりません。
また、業績面においても、例えば、売上高が落ちたとき、営業利益率が悪化したとき、1株あたりの利益よりも1株あたりの配当金が上回ったとき。
そんなときでも、その対象銘柄がワタシの投資基準に合致していれば、ワタシはあえて投資することがあります。
もちろん業績悪化のリスクもありますが、この業績悪化が一時的なものであったとしたら、株価は復活し、高配当とキャピタルゲインと両方のうまみをゲットすることができるからです!
仮にローソンがワタシの投資基準に合致して、新規投資をしたあとに、減配が発表されたとしても、株式投資をやる上でよくある話なので、悔いはありません。
最後に

ということで、今回のローソンの値動きで高配当投資について感じたことをまとめてみました。
株式投資に100%成功する投資手法なんて存在しませんし、高配当銘柄投資は堅実だからノーリスク、ということもありません。
これからも、リスクを恐れずに、たくさんの配当金をもらいつつ、複利の力を活用して、雪だるま式に資産を増やせるように奮闘していきたいです!