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個別銘柄運用法

【株式投資】株はプラスサムゲームという言葉を初心者は鵜呑みにしていはいけない

株式投資はプラスサムゲームだから安心?

今日は、株式投資のこんな言葉に気を付けろ、というお話をしたいと思います(特に初心者向け)。

うちのヨメさんもいよいよ株式投資を始めることなったのですが、先日、こんなことを言ってたんです。

ヨメ
株式投資ってプラスサムゲームだから資産運用に向いてるってうちの課長が言ってたわ。

 

そう、その株式投資はプラスサムゲームという言葉、結構耳にしますよね。

確かに株はプラスサムゲームなんだけど、この言葉って都合よく使われているような気がしてならないんです。

  • 株はプラスサムゲームだから儲かる
  • 株はプラスゲームだから投資。ギャンブルとは違う
  • 株で資本を投じることで社会貢献しつつ利益をあげられる

まあ、一理あるんでしょうが、どうも違和感があるんですよね。そう、例えば、長期投資は儲かる、みたいな話と同様ですね。

今回は、株初心者に送る「株はプラスサムゲームだから…」という言葉には気を付けようという記事を書きたいと思います。

プラスサムゲームと運用結果

プラスサムゲームって聞くと、なんとなく株は儲かりやすいとか、配当金をもらい続ければ利益が出るとか、そんな印象って持ちませんか?

 

でも、株やって絶対もうかるかと言えばそんなことはないですよね(当たり前のことですが)。

 

例えば、2019年の個人投資家で儲かったのは全体の51%だったという結果がzaiのアンケートで分かっています。

ヨメ
へえ、半分以上儲かっているなんて個人投資家もすごいじゃない

 

ただ、ワタシなりに調べてみるとこんなことが言えそうです。

  • 日経平均株価の上昇率(18.56%)を超える投資家は全体の18%程度しかいなかったんです。
  • 8割以上の投資家が個別銘柄をいじるのではなくて、日経平均株価連動型のインデックス投信を買っていたほうが儲かっていたことになる
  • 2015年の野村證券のアンケートでは、株式投資で勝った個人投資家は全体の9.3%しかいなかったという結果もある

世間でも株式投資で生き残れるのはたった2割しかいない、なんて話も聞きます。

全体の2割しか勝てない株式投資がプラスサムゲームって信じられなくないですか?ということを言いたいです

 

要は、プラスサムゲームだからと言って、株式投資で勝てるほど相場は甘いもんじゃないということを肝に銘じておきましょう。

投資と投機の違い

この手の話って、

  • プラスサムゲームだから投資
  • マイナスサムゲームだから投機(ギャンブル)

という対立する構図になりがちなんです。でも、かの有名なバリュー投資の父であるベンジャミングレアムはこんなことを言っていましたよね。

”投資とは詳細な分析に基づいて行うものであり、元本を保全して適切なリターンを上げることと定義する。この条件を満たさないものを投機と呼ぶ"(ベンジャミングレアム著「賢明なる投資家」より)

適切なリターンを上げることと定義するならば、

リターンを上げられなかった投資はギャンブルだったということなの?

じゃあ、絶対に負けない雀士や馬券師は必ず儲けることができればそれは投資になるの?

そんな疑問も湧いてきませんか。

投資の定義

実は、この話ってもう何十年も前から議論されているのですが、先日、こちらの本を読んで、投資と投機の違いをこんな風に語っておられました。

「投資とは、長期的に見れば、『資本主義と市場経済の下で、企業の利益はインフレ率以上に拡大する』との見通しの下に資金を投じることです。」
(橘玲著「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方新版」より抜粋)

投資と投機の違いってこれまでいろんな議論を見ましたけど、この言葉が一番しっくりする表現ですね。この理屈によれば投資と投機の違いをこんな風に分類することができますね。

  • 投資…ファンダメンタルズに基づく株式投資、高配当株投資、不動産投資など
  • 投機…短期売買を繰り返す株式投資、FX、先物取引

 

…とまあ、ここまで書いてきてなんですけど、ワタシ自身、自分のやっていることが投資なのか、投機なのかって別に気にしていないんですよね。

だって、投資だろうが投機だろうが利益をあげたものが勝者でしょ?

だから、

・プラスサムゲームだから投資である
 →だけど、儲かるとは限らないよね?

・投資と競馬を一緒にするな
 →じゃあ、あなたはいくら儲かっているの?

と言いたくなるわけです。

 

最後に

ということで、株式投資とプラスサムゲームについてワタシが感じることを書いてみました。

世の中にはキラーワード的なものや耳触りの良い言葉がいっぱいあります。

こうしたまやかしにはひっかからないように冷静に判断できるようにしなければなりませんね。

すべては経済的自由のために。それではまた!

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