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高配当ファンド(LTI_FUND)

高配当銘柄を利確するタイミングについて考えてみました

2018/12/13

高配当銘柄の売買ルール

今日は、我が家で運用しているファンドのうち、高配当ファンド(通称LTIファンド)のお話です。

高配当ファンドにおいては、投資基準や売買ルールをバッチリ決めて、このルールを徹底することに努めてきました。

詳細な売買ルールはこちらです。

この記事にも書いたのですが、このルールについては一点問題がありました。

高配当ファンドの課題は売却ルール

geralt / Pixabay

その課題となっていたのは売却ルールです。

高配当ファンド=長期投資なのに売却ルールを定めるなんておかしいと思うかもしれません。

でも、

  • 成長株投資においてその銘柄の成長が鈍化したとき
  • バリュー投資においてその価値以上に株価が値上がりしたとき

このような場合と同じように高配当銘柄だって売却ルールがあったっていいはずなんです。

比較的前者の例は分かりやすいでしょう。

成長性が鈍化して売る、というルールを高配当投資に当てはめてみると、配当利回りが低下したとき=減配・無配となったときは売り、というルールです。

このルールは実はすでに実践済みでして、コスモ石油とワコムの2銘柄は減配によって売却した経過があります。

高配当銘柄における利確とは

問題は、後者のバリュー投資の例のように株価が上昇した場合の利確方法です。

だって、株価が急騰したら売りっていうルールが高配当銘柄投資にあったっていいじゃないですか。

例えば、当時配当利回りが4.4%の銘柄を1000円で購入したとします。で、その後4400円まで上昇したとしますよね。

これまでに売買ルールであれば減配・無配とならなければ売却してはいけないルールなので株価が急騰しても保有継続します。

そんな株価絶好調の銘柄も株価のサイクルによって1700円まで株価が下落したりするわけなんですよ。高配当銘柄投資・長期投資とは言え、この含み益をうまく活用すれば資産効率もよくなるはずなんです。

過去の株価推移を検証してみた

三菱UFJフィナンシャルグループのケース

例えば、三菱UFJフィナンシャルグループのケースの場合を考えてみます。

三菱UFJフィナンシャルグループは2012年の年末に404円で1100株投資しました。以降、株価は上下するのですが、その間、一時は株価が900円を突破する場面もありました。

このとき株価は2倍超。44万円で購入した株を99万円で売却して、この資金を配当利回り4.4%の高配当銘柄に乗り換えたほうが資産効率が断然よくなりますよね。

問題は売却する条件

問題は、株価がどのくらい上昇したら売却するか、という条件の設定。条件を緩めすぎても保有株を売却してキャッシュばかり増えても配当金を受け取れなくなります。

また、売却のタイミングが厳しすぎても、実際に活用されないルールになってしまいます。

で、過去の保有株の推移から配当利回りがどのくらい低下したら売りとしてよいのか、ということを調査してみたんです。

売却可能目安は配当利回り2.0%以下

以下の図は、現在保有中のLTIファンドの銘柄です。当時の最高値の配当金額・配当利回りを記載したもののです。

code 銘柄 最高値 時期 配当
(当時)
利回り
(最高値時)
保有
株数
購入平
均単価
2169 CDS 1,564 2018年4月 44 2.81% 200 804
2428 ウェルネット - - - - 200 1,137
3143 オーウィル 1,617 2017年12月 33 2.04% 200 675
3834 朝日ネット 560 2017年10月 18 3.21% 100 409
4502 武田製薬 6,693 2018年1月 180 2.69% 100 3,675
5187 クリエートメディック 1,588 2018年5月 35 2.20% 200 830
6379 新興プランテック 1,240 2017年12月 39 3.15% 100 681
7466 SPK 3,340 2018年1月 65 1.95% 100 1,380
7751 キヤノン 4,539 2015年4月 150 3.30% 100 2,490
8018 三共生興 548 2018年1月 15 2.74% 100 320
8125 ワキタ 1,504 2018年10月 30 1.99% 100 662
8306 三菱UFJ 936 2015年6月 18 1.92% 1,100 404
8729 ソニーFHD 2,758 2018年11月 63 2.27% 100 1,073
8793 NECキャピタル 4,380 2013年4月 44 1.00% 200 1,086
9055 アルプス物流 1,003 2018年1月 18 1.79% 400 387
9437 ドコモ 3,095 2018年9月 120 3.88% 100 1,270
9769 学究社 1,920 2018年6月 60 3.13% 200 1,111
2914 JT - - - - 200 3,100
4544 みらかHD - - - - 100 2,829
9810 日鉄住金物産 - - - - 100 4,900
7442 中山福 - - - - 200 555
5938 リクシルグループ - - - - 100 1,491

含み損が続く銘柄や今年購入したばかりの銘柄は計算対象外としています。

この表で見る限り、なんとなく配当利回り2.0%あたりがちょうどよい売りの基準であるように見えますね。

丁度よいした根拠なんですけど、

(ア)受取り配当金を3.6%(本ファンド基準4.4%の税引き後の利回り)で20年で複利運用した金額
(イ)売却した場合に得られるキャピタルゲイン

この(ア)(イ)を比較して、売却したほうが得な場合を算定したら配当利回り2.0%が丁度良い基準になったというわけ。

厳密にはその銘柄の増配率とか乗り換え後の受取配当金など加味する必要がありますが、まあ、シンプルに考えました。

ちなみに(ア)の算定方法なんですけどExcelのFV関数で求められます。

FV(利率, 期間, 定期支払額, 現在価値, 支払期日)

利率=3.6%
期間=運用期間=20年間
定期支払額=受取配当金=10,000円
現在価値=0円
支払期日=1

例:FV(0.036,20,-10000,0,1)=296,006円

これを売却判断の時にいちいち計算するのが大変。なので配当利回り2.0%を割ったら売りという基準があったほうがいいと考えました。

複利の最大化した運用を実現するために

ということでダラダラ書いてしまいましたが、高配当ファンドの運用ルールについてまとめてみました。

実は、この高配当銘柄の利確については、かのwww9945さんの本にも書いてあります。

相場も一巡してこれから仕切り直し。新たな気持ちで頑張っていきたいですね。

 

 

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