マザーズを中心に新興市場が崩壊中?

新興市場の下落が止まりません。特にマザーズ市場では一時1067ポイントあったのですが、一時10%超の下落。
7月3日に若干反発しましたが、テクニカル的にはダブルトップを形成し、このままいくと下落トレンド入りしそうな雰囲気でもあります。
ワタシの場合は、高配当株投資やインデックス運用を行っていますが、一番力を入れているのは、中小型株でキャピタルゲイン狙いの投機枠です。
なので、マザーズ崩壊は決して他人事ではないのです。
というか、PFの中にはいくつかマザーズ銘柄も組入れていますので、このまま新興市場が軟調になってしまっては困ります(^ ^ゞ
- 引き続き新高値銘柄を狙っていく
- 機械的な運用に徹する
- CPを増やさずに責める運用を続ける
- この投資手法がどこまで通用するのか実験も兼ねる
基本的にはこのように今まで通りの投資方針で運用を続ける予定。
もちろん、下げ相場でお金が溶ける様子を目の当たりにするのはつらいのですが、楽しみもあるんですよね。
どのような観点で今後の相場を乗り切っていくのか?このことについて自分の考えをまとめてみます。
当面は軟調な相場が続く?

さてこれからの株式相場ですが、軟調に推移することを予想します。
- 金融相場の限界
- コロナウイルスの第二波、第三波懸念
- 業績回復の長期化
- 夏枯れ相場
夏枯れ相場という言葉があるように、閑散な相場が続くほか、コロナウイルスでも多数の感染者が続く可能性も高く、当面の間、株式市場は軟調に推移するではないかと予想します。
日経平均ばかりが底堅い値動きを続けていますが、日銀は新興市場には介入しませんから、特にジャスダック、マザーズ銘柄には面展開になるのではないかと思います。
株価急落も考え方によってはメリットもある

当面軟調続きを予想するからと言って、意図的にCPを増やしたりするつもりはありません。むしろ私の心の中では下げ相場を楽しみにしているほうが強いです。
ボックス圏の確認ができる
3月の暴落以降、マザーズを中心とした新興市場は一直線に株価上昇をたどりました。ただ、これだと新高値投資には判断が難しい部分もありました。
あまりにも一直線で上昇し始めたので、ボックス理論の下限と上限を見定めるのが難しかったからです。
例えばワタシが投資していたグレイステクノロジー

チャートを見ても分かるとおり、どこがボックス圏なのか判断がつきませんよね。
そういう意味ではじわじわ上がるようなタツモのような値動きだとボックス圏が把握しやすいです。

新高値投資法の場合は
- 高値をブレイクすれば買い
- 下限を割れば損切り
というルールが鉄則です。この売買ルールを見定めるためにも下げ相場は必要だと考えています。
良い下げ相場

私たちが少しでも高くジャンプするためには膝を大きく曲げて姿勢を低くする必要があります。
株価も同じで、下げ相場が来ないと株価上昇にはつながりにくいです。
ミネルヴィニも成長株投資法の中で、「当然の下げ」「良い下げ」という言葉が所々に出てきます。
特に直近最高値から10%以上の急落(振るい落とし)があったほうが、株価の上昇度は高く、上昇する期間も長続きすると述べています。
一度や二度の急落でロスカットしただけで新高値投資法は通用しないなどどすぐにあきらめないで、そのような銘柄こそ何度もトライする意義が大きいということを忘れてはならないでしょう。
損切りは徹底

一日に前後5%上昇と下落を繰り替えず新興市場では重要なのはリスク管理。特に損切りの徹底は不可欠だと考えます。
ワタシの場合も新高値投資をする際には、買値から10%の下落で売却する逆指値注文をすべての銘柄に設定しています。
このため、今週はいくつかの銘柄で逆指値がヒットして売却を強いられました。
- MDV
- キーウエア
- タツモ
- グレイステクノロジー
- システムディ
- 荏原実業
システムディなんて買った2日後に10%超下落して損切りですからね。自分でも何やってるのかわからなくなります。笑

そもそも1勝4敗でも儲かるような投資手法。
臆することなくチャレンジを続け、失敗したらさっさとあきらめて次の銘柄に乗り換えていきます。
ポートフォリオを鍛える

このような損切りを実行すると、保有株の中には含み損銘柄が自然と少なくなってきます。そして、損切を繰り返しているうちに、軟調な地合いに負けない銘柄だけが保有銘柄として生き残っていきます。
つまり、下げ相場の荒波にも負けない洗練されたポートフォリオを作り上げることができるわけです。
このように考えると下げ相場も前向きにとらえることができると思います(オレだけ?)
CPを自動調整する損切りルール
基本的に相場予想は当たらないと分かっていながらも、相場観でCPの増減を調整しがちです。これって結構な矛盾ですよね。
しかし…
- 多数の監視銘柄があり
- 新規購入する基準も明確にして、
- 条件にあえば新規組入れと買い増しを決行する。
- 1回あたりの購入額上限を決め、
- 損切ラインは守る。
このようなマイルールを徹底しておけば、株価上昇局面でも置いていかれることなく、株価暴落局面でもCPは損切によってリスク管理されます。
今回の下げ相場では、そんな資金管理の枠組みやルールも整備できるのではないかと期待しています。
新高値投資法が通用するのか

そして何よりもこの新高値投資法が夏の相場が弱い時期に通用するのかを試す絶好の機会となります。
ただ単に本を読んでそのままマネをするだけでは成功の道はないです。
そこは自分流にアレンジを加え、実践を通してその可能性を探っていきます。
もしもこのやり方で今年1年通用したアカツキには、新高値投資法に一生を捧げるつもりです(マジで)。
最後に

ということで今日は軟調な相場に向き合うための対処方法と今後の方針についてまとめてみました。
一時はコロナバブルと言われた時期もありましたが、ここに来て二番底を警戒する声も聞かれてきました。
しかし、ここを乗り切れば誰でも儲かる楽チンな相場が待っているはずです。なんとか乗り切っていきましょう!
それではまた明日!