ハイディ・グラント・ハルバーソン の やり抜く人の9つの習慣を読んでみた

先日、ハイディ・グラント・ハルバーソン の やり抜く人の9つの習慣をレビューします。
なんで、この本を読んだのか?
この本はダイゴのYouTubeで紹介されていたんですよね。
1時間ぐらいあれば読み終えられるので 12月31日までに読めというのでAmazonKindleでさっそく読んでみました。
結論から言うとこの本、良書です。
- 本当に1時間弱で読めるボリューム
- 表現が分かりやすく読みやすい
- 誰でも目標の立て方を実践できる
まさに1年の始まりに読むべき本当してお勧めしたい1冊なのです。
やり抜く人の9つの習慣 の印象に残った点
まずこの本の趣旨を端的に言うと
- 成功者と呼ばれる人たちには共通した思考と行動パターンがある
- この思考と行動を9つの習慣に分類し、紹介する
なので、この本の提言どおり目標を立てることで、自分の思い描く理想に近づくことができる、というわけです。
確かに。
でも一つだけ言えることは、目標を立てることは考えても、目標の立て方に熟考する人って少ないと思うんですよね。
この目標の立て方について詳細に書かれたのが ハイディ・グラント・ハルバーソン の やり抜く人の9つの習慣 なのです。
目標の立て方① 数値目標を掲げる
例えば、やせるという目標を掲げるよりも、「5kg痩せる」「体脂肪率をxx%とする」といったほうがより目標が明確になり、モチベーションもあがります。
資産運用で言えば、昨年に比べて10%以上資産を増やす、とか、100万円貯金して株を買う、というように具体的な数値で目標を立てます。
目標の立て方② 目標達成への障害を考える
目標を達成に向けて努力してもなかなか難しい局面に出くわすことがあります。これに備えて、自ら掲げた目標を達成する際に障害になりうる現象を事前に考えておくことです。
例えば、資産運用でお金を増やす、ということが目標ならば、株価暴落が目標達成を阻む障害と言えるでしょう。
- TOPIXが10%下落したらETFを追加購入する
- 個別銘柄が10%下落したら損切りする
まあ、一例ですけどこんな行動計画が立てられますよね。あなたなら目標達成を阻む障害にどのように立ち向かっていくのかを事前に考えておくのです。
目標の立て方③ 成功をイメージする
目標達成が阻まれる障害のイメージとあわせて障害を乗り越えたときの成功のイメージも併せてイメージしておくことも重要とされます。
例えば、株式投資の世界で言うと、追加で購入した新規銘柄が全て含み益となる、とか、損切りした結果、資産減少が一部で済んだ、とか。
目標の立て方④ 目標は目に付くところに置く
目標や行動計画などは日常生活の中では覚えきれません。
日を追うごとにせっかく立てた目標や行動計画を守れなくなっては成功への道は遠ざかるばかりです。
例えば、紙に書くとかブログに書くとか、日々自分の立てた目標や行動計画に接することで成功に向けた心がけが変わってくるはずです。
目標の立て方⑤ 目標を習慣に組み入れる
人間の行動のうち、半分以上は日ごろの習慣に組み込まれていると言われます。それならいっそのこと、自分の行動計画もその習慣に取り込んでしまえばいいわけです。
例えば資産運用であればこんな感じですかね。
- 毎朝、会社の始業前に手帳を見るときは、今年の目標や行動計画に眼を通す。
- 自分のポートフォリオの週間パフォーマンスを確認する際は、監視銘柄の入れ替えを行う。
- 週に1回はワタシが注目している銘柄分析をブログに記録する。
これを習慣化してしまえば、勝手に目標達成に導いてくれることでしょう。
目標の立て方⑥ If-thenプランニング
目標を立てるにあたって、もしもXXXだったらYYYする、といった目標の立て方をIf-thenプランニングといいます。
資産運用を例にとると、
- if=もしも日経平均株価が500円下落したら
- then=日経平均株の感応度が高い個別銘柄を購入する
こんな感じですかね。
このような目標を立て方をした人のほうが、行わなかった人よりも目標達成や継続率もグンと上がる、という研究結果も出ているそうです。
目標の立て方⑦ 失敗と上手に付き合う
目標の設定には、何をできるようになりたいか、という視点が重要になります。また、新しいことに挑戦することは勇気がいることですが、失敗してもいいという前提に立つことが大切である、と説きます。
この時の考え方として役立つのが成長ゴールという考え方です。
面接でもプレゼンでも、今の自分よりもハイレベルなことをやろうと思うと過度な緊張を招いて本来の自分の力を発揮できないなんてこともあります。
でも、この試験(またはプレゼン)は自分がこれまでできなかったことをできるようにするための、成長するための機会だと信じ込むのです。すると、不思議と気持ちが楽になります。
このように「成長ゴール」として様々な障害をとらえることが、目標達成に近づいていくと本書は述べています。
最後に

ということで、 ハイディ・グラント・ハルバーソン の やり抜く人の9つの習慣 をレビューしてみました。
この記事に書いたこと以外にも、グリットという考え方や意志力を強くする方法など内容は豊富です。
夢を現実にするためのメゾッドが書かれた良書、 ハイディ・グラント・ハルバーソン の やり抜く人の9つの習慣 、ぜひ皆さんもお正月の時期にご一読してみてはいかがでしょうか。
ワタシも忘れないように繰り返し何回も読んでみたいと思います。
全ては経済的自由にために。
それではまた!