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存続か廃止か?NISA恒久化の見送り決定に感じたこと

2019/10/19

NISA恒久化が見送りとなりました

昨日のニュースになりますが、NISA恒久化が見送りになったそうで。

実はこのことについては、以前のニュースでも話題になりました。

NISA恒久化要望 金融庁

金融庁は30日提出した2020年度税制改正要望で、老後に備えた資産形成を促す少額投資非課税制度(NISA)の恒久化を求めた。「老後に夫婦で2000万円の蓄えが必要」と試算した金融審議会の報告書が反発を招いたが、資産形成の自助努力を促すことは不可欠と判断して盛り込んだ。

2019年8月30日毎日新聞より引用

「金融庁よくやった」「これで日本にも投資環境が整うね」などなど、Twitterで高評価だったんですけど、普通に読めばただの来年度予算要求みたいなものだってことは分かります。で、実際の結果はこれ。

NISAの恒久化を見送りへ~投資非課税は「富裕層優遇」

政府、与党は16日、期限付きで導入された少額投資非課税制度(NISA)について、恒久化を見送る方針を固めた。恒久化は金融庁や証券業界が求めていたが、現行制度は富裕層への優遇だとの指摘もあり、認めるのは難しいと判断した。
 (中略)

若年層など幅広い世代に資産形成を促すために創設された長期積立枠「つみたてNISA」は期限の延長を議論する。金融庁と財務省が詳細を詰めた上で、与党の税制調査会で検討し、年末にまとめる2020年度の税制改正大綱に反映させる見通しだ。

2019/10/16 共同通信社ニュースより引用

ということで、案の定?NISAの恒久化は見送られたわけです。案の定といったのは到底無理でしょう、とワタシは期待していなかったから。

まあ、結局は非課税になれば税収も減るわけですからね、そんなの無理だと冷ややかな目線で見ていた人も多かったんじゃないですかね。

ただ、老後2000万円問題など自助努力を求める一方で、税制面でのインセンティブもなく、単に「株=富裕層優遇」だからという理屈付けは納得がいきませんね。

ワタシ
もっと単純に税収が減るからムリーって素直に言えばいいのにね

 

そもそもNISAは金持ち優遇なのか?

ネットニュースの見出しにあるように、NISAが金持ち優遇なのかというととても疑問です。NISAの税制面での優遇策は年間120万円です。

たった120万円ですよ??

たった120万円で投資することが果たして金持ち優遇なのでしょうか?

いやいや投資に回せるお金が年間120万円あるということはそれだけお金持ちってことなんです―そんなことを言う人もいるかもしれません。

そんな株から疎遠な人をいかに投資させるかがNISAの目的。むしろ、低所得者向けの施策がNISAのはずなんです。

NISAのデメリット

ワタシはNISA口座を作っていません。理由は大きく分けて4つあります。

  • ルールが複雑
  • 複数口座で運用すると管理が面倒
  • 損益通算できない
  • ロールオーバーの問題

特にロールオーバーの問題は大きくて、この問題が解決する(つまりNISAの恒久化)が実現すれば、NISA口座を作ってもいいかな、と思っていました。

ロールオーバーの問題点とは、非課税期間が満了したケース

例えば10万円でNISA口座で買った株が5万円になった時点で非課税期間満了となったとしよう。このとき、一般口座には取得額5万円で移管され、この取得価格を基準に譲渡益が計算されることになります。

つまり、8万5千円で売却したら、実際には1万5千円の損失であるにも関わらず、3万5千円の売却益があったものとみなされるわけです。

このように株価が右肩上がりであることを前提に作られていることを制度上の欠陥と思うのだが、このような仕組みには賛同しかねてNISA口座を作るのをやめました。

このあたりのことはこちらに記事にしていますので参考にしてください。

もしもNISA口座を勉強したい場合はこちらの本がおすすめです。

最後に

今回のNISA恒久化が見送られた一方で、積立てNISAの期間延長を検討するとのことですが、年間わずか40万円という少額とあっては…

ワタシ
ますます使いにくいものになってしまうね、というか財務省は使ってほしくないから仕方がないのかー

 

ヨメ
日銀にリスク資産買わせるよりも個人投資家を呼び込んだほうがよほど市場に健全だと思うんだけどね。

 

まだまだ当面NISA口座を作ることはなさそうです。いつになったら、株式投資が日常生活に浸透するのか、まったく見通しがつかない現状に、ちょっとがっかりです。

それではまた!

 

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