リスク資産への投資は嫌い、でもお金を増やしたい

このブログでは株式投資や外国債券の話題などリスク資産の話ばかりしています。
が、時々リスク資産ばかり買っていて本当に大丈夫なんだろうか。
このワタシでさえも銀行の定期預金金利などを調べたりすることがあるんです。
このブログに訪問する方の中にも、株は嫌い、だってお金が減っちゃうかもしれないし、でも、定期預金は金利が引くすぎるし、もう少し日本円で金利が高い金融商品てないかな、と思う方もたくさんいらっしゃると思うんですよね。
そんな都合のいい金融商品は怪しいに決まっている…
そんな声も聞こえてきそうです。
いや、それがあるんです。今日はそんな金融商品をご紹介するよ。
オリックス銀行のeダイレクト金銭信託
今や、定期預金金利とと言っても0.1%が一般的。100万円預けても翌年には1,000円しかなりません。ここから税金が払われますので受取額はもっと少ないことになります。
そこで、おススメしたいのがオリックス銀行のeダイレクト金銭信託という商品です。
商品概要

eダイレクト金銭信託とは何か。
普通に言えば、企業にお金を貸して返済利息の一部が投資家に還元されるというものです。なので、一般的な定期預金よりも金利が高く設定されています。
金利はどれぐらい?
過去の商品を見ると、年率0.5%とか0.6%。まあ、確かに大した利息ではないですが、0.1%とか0.2%などの低金利な定期預金よりもまだマシです。
貸付先の企業やその時の金利情勢によっても金利は異なりますが、だいたい年利0.5%前後が多いようです。
どこの会社の債券に投資するの?
eダイレクト金銭信託は預金保険制度および投資者保護基金の対象外です。なので貸付先の企業が倒産したり、オリックス銀行が倒産した場合は資金が返ってこない可能性もあります。
ただ、過去、貸付先の企業は、オリックス、ソフトバンクと言った大手企業のほか、最近ではマンションデベロッパーで有名なプレサンスコーポレーションなど優良企業が中心となっています。
なので、よほどのことがない限り貸付先が倒産する、なんてことはありえないと考えます。
最低投資金額の設定あり
eダイレクト金銭信託を利用する場合には100万円以上100万円単位での資金が必要になります。
小口のお金で買いたいと思ってもできません。最低でも100万円必要なので若干ハードルは高いです。
過去の実績
ではeダイレクト金銭信託の過去の貸付金状況を表にまとめてみます。
商品名 | 信託期間 | 元本・収益金のお支払日 (償還日) |
配当率 |
---|---|---|---|
ソフトバンクグループ株式会社第15号 | 2017年7月31日 ~2018年7月31日 |
2018年8月7日 | 年0.48%(税引後 年0.382%)予定配当率どおり償還 |
ソフトバンクグループ株式会社第14号 | 2017年4月27日 ~2018年4月27日 |
2018年5月9日 | 年0.48%(税引後 年0.382%)予定配当率どおり償還 |
ソフトバンクグループ株式会社第13号 | 2017年2月28日 ~2018年2月28日 |
2018年3月7日 | 年0.48%(税引後 年0.382%)予定配当率どおり償還 |
eソフトバンクグループ株式会社第12号 | 2016年12月27日 ~2017年12月27日 |
2018年1月9日 | 年0.48%(税引後 年0.382%)予定配当率どおり償還 |
ソフトバンクグループ株式会社第11号 | 2016年10月31日 ~2017年10月31日 |
2017年11月8日 | 年0.48%(税引後 年0.382%)予定配当率どおり償還 |
ソフトバンクグループ株式会社第10号 | 2016年8月31日 ~2017年8月31日 |
2017年9月7日 | 年0.48%(税引後 年0.382%)予定配当率どおり償還 |
ソフトバンクグループ株式会社第9号 | 2016年6月30日 ~2017年6月30日 |
2017年7月7日 | 年0.50%(税引後 年0.398%)予定配当率どおり償還 |
ソフトバンクグループ株式会社第8号 | 2016年3月30日 ~2017年3月30日 |
2017年4月6日 | 年0.50%(税引後 年0.398%)予定配当率どおり償還 |
ソフトバンクグループ株式会社第7号 | 2016年1月25日 ~2017年1月25日 |
2017年2月1日 | 年0.50%(税引後 年0.398%)予定配当率どおり償還 |
ソフトバンクグループ株式会社第6号 | 2015年9月30日 ~2016年9月30日 |
2016年10月7日 | 年0.50%(税引後 年0.398%)予定配当率どおり償還 |
ソフトバンク株式会社第5号 | 2015年5月27日 ~2016年5月27日 |
2016年6月3日 | 年0.50%(税引後 年0.398%)予定配当率どおり償還 |
ソフトバンク株式会社第4号 | 2015年2月26日 ~2016年2月26日 |
2016年3月4日 | 年0.50%(税引後 年0.398%)予定配当率どおり償還 |
ソフトバンク株式会社第3号 | 2014年12月25日 ~2015年12月25日 |
2016年1月5日 | 年0.50%(税引後 年0.398%)予定配当率どおり償還 |
オリックス株式会社第6号 | 2014年11月10日 ~2015年11月10日 |
2015年11月17日 | 年0.30%(税引後 年0.239%)予定配当率どおり償還 |
ソフトバンク株式会社第2号 | 2014年8月29日 ~2015年8月28日 |
2015年9月4日 | 年0.50%(税引後 年0.398%)予定配当率どおり償還 |
ソフトバンク株式会社第1号 | 2014年4月30日 ~2015年4月30日 |
2015年5月11日 | 年0.40%(税引後 年0.318%)予定配当率どおり償還 |
オリックス株式会社第5号 | 2014年1月30日 ~2015年1月30日 |
2015年2月6日 | 年0.37%(税引後 年0.294%)予予定配当率どおり償還 |
オリックス株式会社第4号 | 2013年12月26日 ~2014年12月26日 |
2015年1月7日 | 年0.40%(税引後 年0.318%)予定配当率どおり償還 |
オリックス株式会社第3号 | 2013年11月12日 ~2014年11月12日 |
2014年11月19日 | 年0.40%(税引後 年0.318%)予定配当率どおり償還 |
オリックス株式会社第2号 | 2013年7月8日 ~2014年1月8日 |
2014年1月16日 | 年0.50%(税引後 年0.398%)予定配当率どおり償還 |
オリックス株式会社第1号 | 2013年6月4日 ~2013年12月4日 |
2013年12月11日 | 年0.50%(税引後 年0.398%)予定配当率どおり償還 |
これ以外にもプレサンスコーポレーションが受付を終了しており、金利は0.65%、税引き後は0.517%という日本円運用としては高利回りとなっています。
オリックス銀行の注意点

どうですか?みなさん。定期預金でさえも0.1%という低金利の中、50倍、60倍の金利を提供しているeダイレクト金銭信託。買ってみたいと思いません?ワタシもこれらに投資するためにとりあえず口座を作ってしまおうかとも思っています。
しかし、何点か注意点があります。
入出金に振込手数料が必要
オリックス銀行の口座に入金する場合、振込手数料は各自負担ということになります。手数料は振込元の金融機関によると思いますので、振込手数料が不要の銀行の利用がマストですね。
また、オリックス銀行から他行への振り込みは上限2回までは無料。3回目以降は手数料がかかります。入出金は計画的に行う必要があります。
ATMがない銀行
オリックス銀行はATMや窓口において口座から資金を引き揚げることはできないとされています。
そのため、預金通帳やキャッシュカードの発行もありませんし、店舗もないという少々変わり種な銀行なのです。
入出金を始め、サービス申込などはすべてインターネット経由で行うことになります。
最後に

ということでオリックス銀行のeダイレクト金銭信託についてまとめてみました。
やはり魅力は円のまま資金運用が可能になるという点、市中の定期預金よりもかなり利率が良い点です。
みなさんも、株は怖いし、資産運用なんてやり方が分からないし…
という悩みを持った方でも気軽に投資できるオリックス銀行のダイレクト金銭信託。みなさんもチャレンジしてみませんか?
ワタシもさっそく新規口座開設の手続きを取りたいと思っています。