しがないサラリーマンがひっそりと経済的自由をもくろむブログ

ひと握りのお金とささやかな知恵で目指せセミリタイア

読書感想文

山本潤氏著の「1%の人が知っている99%勝てる株が見つかる本」を読んだ!シンプルな投資手法として取り入れたい良書

2019/03/14

1%の人が知っている99%勝てる株が見つかる本を読了

1%の人が知っている99%勝てる株が見つかる本を興味深く読みました

この本を読むとタイトルどおり99%勝てる株がみつかるかどうかは微妙ですがね。

というか株式投資で99%の確率で勝つ必要もないですし。まあ、タイトルはともかく内容面では興味深い内容がたくさん散りばめられた良本でした。

ということで今日は、1%の人が知っている99%勝てる株が見つかる本についてレビューしたいと思います。

1%の人が知っている99%勝てる株が見つかる本の概要

この本のスタンスは、成長株+長期投資でファンダメンタルを重視した投資手法です。

ただし、成長株と言ってもマザーズのようなピカピカの新興市場銘柄を投資対象とするのではありません。

株価のリターンとして株主資本の増加(=株価上昇)と配当金を考慮して、投資に対する将来利回りの高い銘柄に投資することがメインとなっています。

成長株といっても業績重視のスタイルなので、ワタシ自身も受け入れやすい投資手法だと言えます。

筆者独自の指標で投資対象をふるいにかける

この本の著書は山本潤氏は伝説のファンドマネジャーとのことで。

前回のご紹介した筆者もそうでしたが、世の中には何人伝説のファンドマネジャーがいるのでしょうか(苦笑)

そんな肩書はさておき、この本では長年の日本株運用の中で培った独自の指標を用いて投資対象銘柄の絞り込みを行うのがポイントです。

株式指標では、PERやPBR、ROEなどが一般的ですよね。でも、この本では独自の指標を使って成長株を探しだします。

簡単にいくつかご紹介しましょう。

売上高営業費用比率

売上高に対してどれくらいの経費がかかったかを表す指標です。

売上高営業費用比率=売上高÷(売上高-営業利益)

営業利益率を使わないところがミソで、おそらく赤字計上時の異常値を排除して、数値の連続性を保つことが目的かと思われます(多分)

NOPAT(税引き後営業利益)

営業利益から法人税率(40%)を掛けて算出した数字です。Net Operating Profit After Taxesを略してNOPATというそうです。

PERにしてもROEにしても計算するときには普通に純利益を用いますよね。でも、純利益とかって、数値としてぶれやすいんです。

  • 特別利益(特別損失)
  • 本業と関係のない為替や株式の譲渡利益(損失)

これらの結果、PERやROEで検索しても、本業が順調なのに純利益のブレによってスクリーニングにヒットしないなんてこともあるわけです。

ワタシも経常利益よりは営業利益を重視しますし、スクリーニングのときは純利益を使わずにNOPATを使うこともよくあります。

本業の実力を図るためにNOPATを扱う-これがポイントです。

疑似ROE

疑似ROEは、純利益の代わりにNOPATを用い、NOPATを株主資本で割った数値となります。

これらの数値を駆使して、7~8年のスパンで株価上昇を見込める銘柄に投資しようという訳です

指標以外に重視すること

ご紹介した指標以外にも11の算定式があるのですが、この式でスクリーニングをかけると対象銘柄はごまんと出てきます。

スクリーニングはあくまで最初のふるい分けで、ここからファンダメンタル分析の出番です。

本書で紹介されているのはとてもシンプルです。

  • 中期経営計画をたてていること。
  • 経営の数値目標がたてられていること
  • 経営戦略が明確であること
  • 商品、サービスが20年以上永続すること

項目としてはとてもシンプルです。

投資する理由はシンプルであることが望ましいですし、これらの情報を入手できるほどIRが充実している銘柄であることも、投資判断の重要な基準だと考えます。

さらに、これらのファンダメンタル分析にあたって、後段の章、皆木和義氏のパートでそのやり方や検討観点をわかりやすくまとめてくれています。

1%の人が知っている99%勝てる株が見つかる本を読んで感じたこと

ポイントはスクリーニングの条件にしてもとてもシンプルであること、それだけにファンダメンタル分析が重要であるという点です。

ファンダメンタル分析はある意味、知識と経験とセンスが要求されます。このあたりはたくさんの会社を見て調べて日々場数を踏んで慣れるしかなさそうです。

また、NOPATを利用するので、減損会計リスクも考慮することが重要です。ROICなどの指標を使い、設備投資推移なども併せ考えながら投資すべきかどうかを考えるべきなのではないかと想像します。

最後に

以上が「1%の人が知っている99%勝てる株が見つかる本」のレビューでした。

この本に書かれた投資手法はとにかくシンプルです。株式投資をするにあたって悩みがあったり、さらに株式投資をうまくなりたいと思うひとにはうってつけの本だと思います。

機会があれば、この本に記された公式をもとに会社四季報CD-ROMでスクリーニングしてみようかな、と思いました。この辺りは後日、このブログでも取り上げたいと考えています。

ぜひ、一度手に取ってみてはいかがでしょうか。

-読書感想文