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読書感想文

株主優待投資家みきまる氏の優待バリュー株投資入門を読んだ

2019/12/05

優待バリュー株投資入門を読了

先日、株主優待投資家で有名なみきまる氏の優待バリュー株投資入門を読了しました。

今日は、この 優待バリュー株投資入門の感想をまとめてみたいと思います。

結論から言うと、「入門」と書いておきながら、初心者ではちょっと難易度の高い本となっていて、これまで株式投資でうまく行かなった人や株主優待投資から一歩進んでもっと上達したいと思う人には最適な一冊となることでしょう。

ただ、少しだけ内容に疑問も感じる部分もあってそのあたりのことを中心に書きたいと思います。

優待バリュー株投資入門 のポイント

詳しい内容は本を買って読んでね、ということになるのですが、この本は単に株主優待銘柄をひたすら保有することを推奨している本ではありません。

つまり、優待バリュー株投資と命名して、株主優待コレクターとは一線を画している点が大きなポイント。

もうひとつは株主優待投資も、6つの分野にグループ分けを行い、割安さ(グレアム指数)、成長株、ボロ株など銘柄に合わせた投資手法を紹介しています。

タイトルは優待と入っていますが、ただの株主優待を紹介する本ではない点に注意が必要です。

ワタシのこの本の感想

ということでさっそくこの本を読んだ感想をまとめてみます。

この投資手法の優位性は?

で、さっそくの疑問点になってしまいますが、ワタシがこの本を手にとって疑問だった点は、どこまでこの投資手法に優位性があるのか、という点。

  • 例えば、グレアム指数(予想PER×PBRが22.5以下)に一致する銘柄に投資したら、インデックスをどれだけアウトパフォームできるのか
  • 優待クッションと言われるが、市場平均と比べてどれだけ値動きが底堅いのか

こうした検証って結構大事だと思っていて、こうした記載はなく、過去、自分がうまくいったから、という理由だけが根拠になっているように見えます。

まあ、この辺りは関心があれば自分で調べよ、ということなのでしょうか。とりあえず、会社四季報CD-ROMでスクリーニングしてみました。

結論から言うと、グレアム指数の低い銘柄でもうまくいくものもあればうまくいかないものもあることが分かります。

この中から自分なりに上がる銘柄の共通項を調べるなど、最後はやはり自分で汗をかいて調べる努力が必要ですね。

なんでも与えられるものだと思ってはいけません。また、自分で調べることで何かの発見があるのも事実ですしね。

 

もはや優待株投資ではない

タイトルには「優待株バリュー」という書き方をしていますが、その内容はもはや株主優待の域を超えてしまっています。

例えば、本書でも紹介されている成功事例に、物語コーポやユニバーサルエンターテイメントなどがありますが、 物語コーポは株主優待が特段魅力的なものには見えないですよね。

あ、それからユニバは株主優待制度自体がなかったですよね。

むしろ、ワタシだったら株主優待にこだわらず、事業内容に期待が持てる銘柄に資金を投入するほうが運用しやすいのではないか、と思います。

過去の名著のレビューが読める

この本の精力的なところでもありますが、著名な株式運用の名作紹介を読めるのは貴重です。

中でも気になったのはモメンタム投資の記載。とりあえず面白そうなこちらの本を読んでみたいですね。

グレアム指数を低い順から並べてみた

ということで株本にスクリーニング要件など書いてあったら調べてみたくなるのがワタシの正確。

今回はこの本に書いてある通り、以下の条件でスクリーニングしてみました。

  • グレアム指数(予想PER×PBR)が22.5以下
  • 配当利回りが3%以上
  • 株主優待あり

この条件で調べたところ、いくつかの銘柄が引っ掛かりました。

しかし、重要なのは単に割安だから、ということではなく、株価上昇のカタリストに対して敏感に反応するか、ということが一番大事。

本書でもこのような例が挙げられていましたよね

  • メニュー改定で既存店売上高が好調な物語コーポ
  • 家事の関連銘柄で将来が期待できるユニバ
  • スルガ銀行の不正融資とプレサンスコーポ
  • 高田機工と東証1部降格の危機

などなど。この辺りの経験は実践によって磨きをかけるしかないですよね。

最後に

ということで、みきまる氏の優待バリュー株投資入門の感想をまとめてみました。

Amazonのレビューを読んでも賛否両論あるようですね。

簡単にタメになる、というレビューを見ると、「どこまで本気で理解したん?」と疑問を投げかけたくもあります。

一方で、「つまらない」「役に立たない」などという書き込みも目立ちますが、そんなに簡単に批判するのもどうかと。

株本に期待持ち過ぎではないですか?ということ。

本に目を通すだけではなく、実際にスクリーニングをやってみたり、その検索結果の中から有望銘柄のBSを見たり、株価の値動きやパフォーマンスを調査したり…

そうしていくことで本書が言わんとしている内容が体感でき、理解も深まると思います。

正直投資法ひとつひとつには魅力的な方法には見えませんでした。また、投資手法って性格や過去の経験でマッチしてくるはずなので、万人受けするとは限りません。

ただ、ワタシはこの本を読んで新たにチャレンジしてみたいことがひとつ増えました。そういう点で、ワタシに刺激を与えてくれた良書とも言うことができそうです。

株式投資で勝ちたい人、よりうまくなりたい人なら、きっと役に立つ一冊「 優待バリュー株投資入門 」読んでみてはいかがでしょうか?

 

 

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