今日は自宅の固定電話の料金を安くするため我が家のやり方をご紹介します。
わが家はもともとYahoo!BB ADSL 12Mプランを使っていました。
このため、
- ADSL利用料金(月額3400円程度)
- NTT東日本への基本料金(月額1800円程度)
合計5,200円程度もかかっていたんです。
そこでADSLを解約して、格安SIM大容量プランを利用することで自宅インターネット代金はかなり安くなったのですが…
自宅の電話ってどうにかならないのかなあ
そうなんです。ADSLを解約して以降、電話はスマホを使うようになったのですが、どうも通話料金が高くて仕方がありません。
最近は、格安SIMでも通話し放題メニューなど様々なプランが拡充されてきました。
しかし、このような通話し放題メニューは、通話しなくても毎月利用料金を取られてしまいます。
そこで、スマートフォンで通話もせず、NTT回線を利用せずに格安で通話できる固定電話環境を構築することにしました。
今日はこの格安で通話できる自宅固定電話の構築方法について述べたいと思います。
利用するのはブロードバンド電話
ブロードバンド電話とはいわゆるインターネット回線を経由した電話のことをさします。
一般的には、NTTやKDDIのひかりでんわとか、Yahoo!のBBフォン、CATVのブロードバンド電話などが例として挙げられます(以下、IP電話と呼ぶことにします)。
これらのIP電話を利用しようと思うと、ひかり電話ならNTTのBフレッツとか、Yahoo!のADSLサービスの利用が前提となります。
なので、電話以外の利用料金も支払うことになれば当然割高になってしまいます。
そこで利用するのがこちらの商品です。
***2017年10月26日追記**
ワタシが使用しているHT-702はすでに販売中止となっているようです。代わりに後継機と思われるHT-704の画像を張り付けております。
***2021年8月9日追記**
ご紹介したHT704はすでに販売中止となっているようです。代わりに後継機と思われるHT-802の画像を張り付けております。
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この機械に設定を加えて、モバイルルーターとはLANケーブルで、電話機の間には電話機のコードを接続すると格安SIMでもIP電話が使えることになるのです。
設定方法は初級者でもおっけー
この機械の設定方法ですが、パソコンでウェブブラウザからアクセスして必要事項を入力するだけです。入力画面のイメージは上記のとおりです。この入力項目ですが、全て英語ですし説明書などはろくに用意されていませんので自力で調べることになります。
これらの設定方法はグーグルで検索をかけるとネットにたくさんの情報が落ちていますので、これらの記事に書いてあるとおりに入力を進めていけば設定は簡単にできます。ワタシが参考にしたサイトを3つほど挙げておきますね。
情報源: 「FUSION IP-Phone SMART」や「ブラステル(050)」を固定電話として使う | 自己満 備忘録
情報源: 格安050VoIP電話を使って自宅回線としてみる | OSAKANA TAROのメモ帳
情報源: ATA(アナログ・テレフォン・アダプター)を使ってFUSION IP-Phone SMARTで自宅用固定電話を設置する(設定編) | fujitaka.net
これらのサイトに設定方法が詳しく書いてありますので、もしチャレンジしてみようと思う人は熟読することをお勧めします(手抜きじゃなく、これ以上分かりやすく書くスキルがワタシにないため、という意味です)。
Brastelの申し込みが必要
HT-702の設定の前に必要なものは050で始まる電話番号です。050で始まる電話番号を取得するならオススメはブラステルです。通話料金も安い上に、ひとり3つまで電話番号も持つことができます。
ブラステルについて詳しいことはこちらの記事を参照してください。
ブラステルの電話番号やユーザーID、パスワード、ドメインアカウントなどをHT-702の設定画面に入力する必要がありますので設定前に用意する必要があります。
電話機は一般的なもので問題なし
このようにHT-702と格安SIMを使ったブロードバンド電話ですが、何か特殊な電話機が必要かというとそうではなく、普通に家電量販店で売ってる電話機で問題ないです。
ワタシが使っているのは、パナソニック デジタルコードレス電話機 RU・RU・RU (VE-GDS02DL-T)です。
実際に使ってみた感想は、IP電話とは思えないくらい音声も安定しています。
スマートフォンでブラステルを使う場合は通信環境の影響も受けやすいせいか、音声が小さくなったり、つながらない場合もあります。
ただ、固定電話で使った場合はそのようなことはまったくありませんでした。品質面では満足なレベルです。
また、IP電話の場合、110や119などの一部の特殊な電話番号にかけることができないのですが、ブラステルの場合は0120のフリーダイヤルや0570のナビダイヤルなどにもかけられます。
日常生活で使い勝手に困ることはあまりないです。
実際にかかった電話料金はこちら
ブラステルとHT702で構築した節約固定電話。実際どのくらい費用が掛かったかを確認してみたところこんな感じでした。
月 | 通話料金 |
---|---|
2016年3月分 | 52.38円 |
2016年4月分 | 207.36円 |
2016年5月分 | 144.18円 |
2016年6月分 | 55.08円 |
2016年7月分 | 92.88円 |
2016年8月分 | 167.40円 |
半年で719.28円という結果に。
これまでNTTの基本料金は月1800円かかってましたからかなり安くなりました。
また、スマートフォンの電話かけ放題などは一か月で800円程度必要になりますので、これにくらべても相当安いと思います。
満足度はほぼ満点で合格!
実際にこの環境で電話を使い始めて約9ヶ月が経過していますが、今のところ重宝している状態で、100点満点中ほぼ満点という評価です。
「ほぼ」というのは、欲をいうと留守番電話機能があるといいなという点。
ライバルのFusion IP Smartには、留守番電話機能がついているので、今後の改善に期待したいと思います。
以上で、IP電話を固定電話で使う方法をまとめてみましたがいかがだったでしょうか。
同じサービスを使うなら、ちょっとした工夫で支出を減らすことができますが、電話料金も決して例外ではありません。
ぜひみなさんもHT-702とブラステルを有効活用して、格安で快適な固定電話を満喫してみてはいかがでしょうか。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。今回の記事があなたの賢いお買い物のお役に立てると嬉しいです。
それでは楽しいデジタルライフを!