今日はエレコムから販売されているドッキングステーションDTS-W13を紹介します。
そもそも、ドッキングステーションとは何なのか?
ドッキングステーションとは、複数の周辺機器をパソコンに一括で接続できるようにする周辺機器のことを言います。
最近のノートパソコンなどは、周辺機器を接続するためのポートが減少傾向にあります。
これを補完するのが、ドッキングステーションの役割です。
私も先日、hpのノートPCを購入しました。

我が家にはHPのモニターOMEN 27QHDというモニターがありますので、こいつとノートPCを接続して使用できないか、というのがドッキングステーション購入のきっかけです。
ドッキングステーションは決して安くありません。
もしもドッキングステーションの購入を検討しているあなたは、この記事を読めばドッキングステーション選びに間違えることはないでしょう。
そもそもドッキングステーションは何のためにある?
ドッキングステーションのはパソコンのポートを拡張するとともに、周辺機器と接続するケーブルをまとめる機能があります。
こちらの画像を見てください。
例えばノートパソコンとモニターを接続する場合、少なくともケーブルを3本接続しなければなりません。

・ノートパソコン電源ケーブル
・モニター用ケーブル
・キーボード用ケーブル
もしもドッキングステーションを使用する場合、ノートパソコンに一本ケーブルを接続するだけで良いのです。

デスクトップPCから卒業するためのドッキングステーション
ドッキングステーションの役割としては、単にノートPCのポートを増やすと同時に、接続するケーブルが減り、デスク周りがスッキリする効果があります。
なんで、そもそもこんなことをする必要があるのか?
それはデスクトップPCからの卒業です。
私はHP OMEN 27QHDにデスクトップPCを接続して使ってきました。Windows10サポート終了に伴い買い換えたわけですが…
・最近のノートPCは高性能でコスパのいい製品が出ている
・ノートPCを買えば屋外への持ち出しなど多様に使える
・自宅ではモニターに接続してデスクトップPCのように使える
これを簡単に実現してくれるのがドッキングステーションの効果です。
ドッキングステーションがなければ、2本、3本ケーブルを抜き差しする手間も増えますし、机の上も配線だらけになってしまいます。
ドッキングステーションはこうしたデスク周りの環境整備にも一役買ってくれるというわけです。
私のドッキングステーションのこだわり
本ブログでは、別記事でドッキングステーションの選び方について書きました。

この記事では、私がどこにこだわってドッキングステーションを選んだのかについてまとめていきます。
あなたのドッキングステーション選びの参考になるとうれしいです。
選定基準1:値段
まず一番重視したのは値段です。
ドッキングステーションは高ければ5万円、6万円する製品もあります。
予算は2万円程度。支出をできるだけ抑え、オーバースペックにならないように製品仕様をじっくり見定めました。
選定基準2:PD(パワーデリバリー)
PD(パワーデリバリー)は、ドッキングステーションに接続するだけでノートPCの充電も行ってくれる機能です。
我が家のメインPCは、HPのPavilion Plus16です。
このノートPCは電源140Wと比較的大容量。最大100Wの電力を供給してくれるドッキングステーションが必須ということになります。
本来は140W必要なのですが、Windowsパソコンの場合、仕様上、USB-C経由での充電は100Wが上限ということになります。

選定基準3:Thunderbolt4対応であること
Thunderbolt4とは、インテルが開発した高速データ転送規格で、USB-Cコネクタを使用し、データ転送、映像出力、電力供給を一本のケーブルで実現できる技術です。
Thunderbolt4対応はデスク周りの配線がすっきりできる、まさに必須の機能です。
価格が安いものはThunderbolt4対応していないものが多いので、商品選びの際は注意が必要です。
選定基準4:過剰にポートが構成されていないこと
例えば、モニター3画面同時表示したり、USBポートが6個も7個もあったりと機能が多ければ多いほど、価格は高くなり、本体のサイズも巨大化していきます。
USB-Aタイプ、Thunderbolt4対応USB-Cコネクタなど最低限のポートがあればよし、ということで機器を選ぶことにしました。
これらすべての条件を満たしたのが、今回購入したエレコムDTS-W13ということになります。
さっそくエレコムDTS-W13の概況を見ていきましょう。
エレコムDTS-W13開梱!

エレコムDTS-W13の外箱はこちらです。
サイズはコンパクトながらずっしり重い印象で、外箱には、1.39kgとの記載がありました。

中身を空けるとこんな感じ。

同梱物
- DTS-W13本体
- 電源ケーブル
- ACアダプタ
- USB-Cケーブル

とにかくバカでかいのはACアダプターです。私のスマホ(GooglePixel7a)よりも一回り大きなサイズ。手に取るとずっしり重たいです。

本体はこんな感じ。想像以上に薄型でコンパクト。デスク周りのスペースが狭い場合でも、設置に困りません。

表面にはこのとおりThunderbolt対応のロゴが表記されています。
次にポートを見ていきましょう。
エレコムDTS-W13のポート
- Thunderbolt 4<USB 40Gbps>(最大入力150W/最大出力96W)、
- Thunderbolt 4ポート<USB 40Gbps>×1
- USB Type-Cポート<USB 10Gbps(USB3.2(Gen2))>×1
- USB-Aポート<USB 10Gbps(USB3.2(Gen2))>×2
- USB-Aポート<USB 5Gbps(USB3.2(Gen1))>×2
- HDMI(R)ポート×1<対応解像度:最大8K/30Hz>
- DisplayPort(TM)×2<対応解像度:最大8K/30Hz>
- SDカードスロット×1 ※SD/SDHC/SDXC
- microSDカードスロット×1
これだけそろっていれば十分ですね。

こちらが前面のポートとなります。
USB-Cポートが3つ、USB-Aタイプが二つ、SDカード・MicroSDカードがひとつづつとなっています。

一番右のシルバーの部分が電源ボタン。その横がPD最大96W供給のメインポートです。

こちらが背面側のポートです。
HDMI、Displayポート1.4やUSB-Aタイプ、LANコネクタがあります。

ディスプレイポートは3つあります。最大8K対応。複数台接続の場合は4Kでの出力となります。
DST-W13設置後はこうなった
さっそく、エレコムDST-W13を設置してみました。
本体の背面はゴム製になっていて、電源ボタンオンオフ時やケーブル接続時には簡単にずれないようになっています。

今回はモニターの下に設置することにしました。

なかなか見栄えも悪くないのではないでしょうか。あとは同梱されていたUSB-Cケーブルを接続してあげるだけです。

ノートPC側のほうはクラムシェルモードするための電源設定を忘れないようにします。
クラムシェルモードのための設定
「設定」→「システム」→「電源とバッテリー」→「カバーと電源ボタンのコントロール」→「電源に接続」と「バッテリー駆動」の項目で、「カバーを閉じるとPCが」をそれぞれ「何もしない」に設定
クラムシェルモードとは、ノートPCを閉じてもスリープモードや電源オフにならないようにする設定のことです。
これを行うことで、ノートPCを収納してもPCモニターに画面表示することが可能になります。
設置前と設置後を比較してみます。


ケーブル類がすっきりしたことはよくわかると思います。

AGCHISSのキーボードはDTS-W13の背面のポートに接続して使っています。

普段は、こんな感じでノートパソコンを立てかけて使用しています。作業場所も十分に確保され、作業効率も高まります。
エレコムDTS-W13の評価
エレコムDTS-W13のメリットとデメリットは以下のとおりです。
エレコムDTS-W13のメリット
サイズが軽くてコンパクト
一番大きなメリットはサイズがコンパクトで取り扱いしやすい点です。
私のスマホと比べてみるとこんな感じ。

本体はとても軽く設置に苦労はなさそう。

厚みはスマホ2台分といったところ。とにかくサイズがコンパクトで扱いやすいです。
私のデスク周りは狭くて収納場所が少ないのですが、このようにHPのモニターの下に設置することができました。

価格が安く多機能
Thunderbolt4対応の場合、通常、3万円から4万円程度のドッキングステーションが標準の価格帯。
エレコムDTS-W13はAmazonで27000円で購入、ポイントも1800ポイントほどいただいたので、実質25000円程度ということになります。
これはかなり安いほうです。
もちろん価格が安いだけではなく、PDも最大100Wの高出力でポートも十分に備わっています。
とにかくコスパの優れた1台と言っていいでしょう。
LEDランプで電源状態が一目瞭然
本体前面にあるLEDランプがとても見やすくわかりやすいです。
LEDランプの状態
- オレンジ…本体ON
- 青…PCと接続中
- 消灯…本体OFF
ランプが自動的に切り替わってくれるので、例えばノートPCの電源がつけっぱなしかどうかもLEDランプで一目瞭然です。
エレコムDTS-W13のいまいちなところ
ACアダプタがでっかい
とにかくACアダプタがでっかいです。仕方がなくモニターの裏側に置いていて表面からはわかりにくいですが、裏面は雑然としてしまいます。

前面からも配線のぐちゃぐちゃ具合が手に取るようにわかります。

時間があったらやろう…そう思って数週間も経過していますが。
規格上仕方がないのかもしれませんが、買う側としては設置方法に工夫が必要ということを念頭に置いておく必要があります。
背面のポートにUSB-Cポートがない
これは購入して気が付いたのですが、背面にUSB-Cポートがないのは残念な点でした。

最近の機器はUSB-Cタイプで接続するものも増えてきました。すべてこれを前面のポートで解決しようとすると、ケーブルが雑然としてしまいます。

こんな感じでケーブルが作業スペース側に飛び出してきます。
もしもドッキングステーション選びでこだわりがあるなら、前面と背面のポート構成も確認しておくとよいと思います。
最後に

ということで今日はエレコムのドッキングステーション、DST-W13のレビューでした。
全体を通していうと、とにかく気軽にポートを増やしたい、初めてドッキングステーションを購入したいという方にピッタリの機器です。
私も購入してよかった、と満足しています。
もしも、あなたもドッキングステーション購入を検討しているなら、DST-W13も購入候補の一つとして調べてみることをお勧めいたします。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。今回の記事があなたの賢いお買い物につながるうれしいです。
それでは楽しいデジタルライフを!