今日は、スマホやタブレットの利用に欠かせないモバイルバッテリーの選び方についてまとめます。
特に20000mAh以上の大容量モバ充を中心に整理していきます。
世の中にはたくさんのモバ充が出回っています。
Amazonで検索しても、楽天市場で検索しても、何万件と商品がヒットします。
どれを選べばええねん!?
そう思う初心者向けの記事となっています。
結論から言うと以下の8項目です。
モバ充の選び方
- 有名なメーカーから選ぶ
- PSEマーク付きの商品を選ぶ
- スマホ充電だけならワット数は20Wで十分
- PD対応している
- 残量がデジタル表示
- スマホ類を接続する口を確認する
- サイズ(できるだけコンパクトなもの)
- できるだけ価格が安い
こんな風に選ぶのはめんどくさい…!
という方のために、私が選んだ大容量モバ充も掲載していますので参考にしてください。
もしも、格安で済ませたいという場合は、ダイソーのモバ充がおすすめです。
20000mAhのモバ充はどれぐらいのスペック?
mAh(ミリアンペアアワー)とは?
そもそもmAhとはなんなのか?
mAhとは、バッテリーが1時間に供給できる電流量の単位を言います。
20000mAhのバッテリーの場合:
- 5000mA(5A)の電流を4時間供給可能。
- 1000mA(1A)の電流を20時間供給可能。
数値が大きいほど、長時間の充電が可能になることを示しています。
iPhoneは何回分充電できるか
20000mAhのモバ充はiPhoneを何回充電できるでしょうか。iPhoneのバッテリ―容量で割ることで計算することができます。
iPhoneの充電回数
- iPhone13,14,15…4回から5回
- iPhoneSE3…6回から7回
なお、20000mAhと言っても20%から30%電流がロスすることが多いです。
実際は14000mAh~16000mAh程度の容量で見ておくべきです。
モバ充の選び方
信頼性を重視する
モバ充選びの重要ポイントは商品に対する信頼性です。
- 一般に認知されたメーカーであること
- PSEマークの付いた商品であること
このふたつは必須です。
認知されたメーカーの例
- エレコム
- アンカー
- オウルテック
- フィリップス
など
一番怖いのは、モバ充を利用中に火を噴いたり、火事になったりすること。信頼性のあるメーカーから買うのがベター。
あわせてPSEマークがついているかも確認が必要。
PSEマーク(Product Safety of Electrical Appliance and Materials)は、日本国内で販売される電気製品の安全性を示すマーク。
電気用品安全法(Electrical Appliance and Material Safety Act)に基づく規制で、PSEマークがない製品は日本での販売が禁止されています。
価格の安さばかりに気を取られることなく、安全・安心なモバ充を選びましょう。
ワット数に注目する
モバ充選びに重要なのはワット数です。
あなたがスマホやタブレットを充電しようと思うなら20~30ワットのモバ充で十分です。
ワット数とは、川の流れに例えていうと川の幅のようなもの。
大きければ大きいほど川の流れが速いように、モバイルの充電が早くなる、というイメージです。
じゃあ、ワット数が大きいほうを選んだほうがいいよね、と思いがちですが、ワット数が大きいほど価格は高くなります。
例えば、iPhone15の対応ワット数は27Wまでです。これ以上、ワット数が大きいモバ充を接続しても意味がないことになります。
なお、複数台充電する場合は充電スピードが落ちます。
複数台のモバイルを充電する必要がある場合は、もう少し大きいワットの製品の購入が必要です。
使いやすい商品を選ぶ
出番の多いモバ充だからこそ、使いやすさに注目する必要があります。
モバ充の使いやすさ
- モバ充自体の充電が早いこと
- バッテリ残量がデジタル表示であること
- スマホを接続する口が複数あること
- サイズはできるだけコンパクトであること
モバ充の充電が早いこと
モバ充にPD対応と書かれているものを選びます。
パワーデリバリー(Power Delivery、PD)とは、USB規格の一種で急速充電の規格。通常のUSB充電よりも高い出力(最大240W)で充電可能です。
モバ充をフル充電する場合は、PDなしとありの場合で倍以上の時間の差があるという情報もあります。
バッテリ残量表示
バッテリー残量をパーセント単位で数字で示めしてくれる残量表示はあったほうがベター。
デジタル表示がない場合は、25%区切りで残量を示すランプの点滅で判断することになります。
スマホを接続する口が複数あること
スマホとタブレットと同時に充電できるように充電ケーブルを接続できる口は複数あったほうが便利です。
また、USB-Aタイプだけではなく、USB-Cタイプも接続できるタイプが便利です。
サイズはコンパクトのほうを選ぶ
20000mAhのような大容量バッテリはサイズは大きくなりがち。
できるだけコンパクトで持ち運びが楽なモバ充を選びましょう。
イメージ的には、少々大きめのスマホサイズを目安としましょう。
- 厚み…2cm~2.5cm程度
- 幅…11cm程度
- 縦…17cm程度
価格で選ぶ
以上の条件を満たしたもので、価格の安いものを選びましょう。
20000mAh越えの大容量モバ充でも、安いもので3000円台から購入が可能です。
ただし、値段の安さに吊られて使い勝手の悪い商品を買わないように心がけたいところです。
私がおすすめする大容量モバ充3選
ここまではモバ充の選び方を解説してきました。
そんなことよりも、どれがよいモバ充かを知りたいわ。
そんな方のために、私の独断と偏見でモバ充を3つ選んでみました。なお、購入する際は、スペック等各自ご確認ください。
Philips (フィリップス) DLP7721C
20000mAhとしては比較的安価なモデル。
コネクタはUSB-Aが2個、USB-Cが1個で最大3台のスマホ同時充電が可能。
ただし、バッテリ残量デジタル表示はなし。モバ充自体のフル充電までが10時間とやや長めな点。
メーカー | フィリップス |
PSEマーク | ○ |
PD対応 | ○ |
フル充電時間 | 10.5時間 |
ワット数 | 20W |
デジタル表示 | × |
コネクタ(出力) | USB Type-A×2 USB Type-C×1 |
サイズ | 140x69x28mm |
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重量 | 355g |
価格 | 3980円 |
エレコムモバイルバッテリーEC-C24BK
20000mAhとしては比較的安価なモデル。ただし、バッテリ残量デジタル表示はなし。
注意点としてはコネクタはUSB-CだけでAタイプがないところ。サイズはやや厚みがある分、全体的なサイズはコンパクトになりました。
メーカー | エレコム |
PSEマーク | ○ |
PD対応 | ○ |
フル充電時間 | 6時間 |
ワット数 | 20W |
デジタル表示 | × |
コネクタ(出力) | USB Type-C×2 |
サイズ | 13.1×6.9×2.8 |
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重量 | 520g |
価格 | 4990円 |
Anker Power Bank20000mAh 30W
ここまで触れてきた条件をすべて満たすのがこの製品。
バッテリ残量がデジタル表示されるのが特徴。また、30Wでスマホへの急速充電が可能です。
コネクタはUSB-AとCがひとつずつあり。重量やサイズは他の製品に比べてやや大きいのと価格がやや高めのなのか難点。
メーカー | アンカー |
PSEマーク | ○ |
PD対応 | ○ |
フル充電時間 | 不明 |
ワット数 | 30W |
デジタル表示 | ○ |
コネクタ(出力) | USB Type-A×1 USB Type-C×1 |
サイズ | 153x71x28mm |
---|---|
重量 | 462g |
価格 | 5990円 |
最後に
今日は、日々のスマホ・タブレット利用に欠かせない大容量モバ充の選び方についてご紹介しました。
できるだけコンパクトに説明したつもりですが、モバ充の選び方は意外とやっかいです。
値段に吊られて安かろう悪かろうな商品を掴まされないようにご注意ください。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。今回の記事があなたの賢いお買い物につながると嬉しいです。
それでは楽しいデジタルライフを!