今日は株主優待のお話です。
株の話は他でやってよ(←株嫌い)
まあ、そうなんですけどね、でも、家電を安く買うための大きな助けになるのが株主優待です。
株主優待とは、決算期に株を保有するとそのお店の割引券や商品券がもらえるという仕組みです。
実際私も株主優待銘柄を保有中。家電を安く買うための貴重な財源となっています。
・株は怖いよー
・株主優待は儲からないよ。
そんな人も、ぜひ株主優待投資のメリットに耳を傾けてもらいたいです。
なお、株主優待情報と株価は2023年10月末現在となりますのでご承知おき下さい。
株主優待の魅力
株主優待とは
株主優待は株主に対してその会社から送られる贈り物のようなもの。
権利取得日まで持ち続けるだけで株主優待がもらえちゃうんです。
上記の例ですと、3月28日までのどこかで株を購入すれば、株主として権利が確定し、株主優待をゲットすることができるのです。
決算期は銘柄によって異なります。日本株の場合は3月決算銘柄が多いですが、小売業の場合は2月決算が多いです。
少額で始められる銘柄もいっぱい
株式投資というと何十万、何百万円といった大金を積まなければいけないイメージがあります。
でも、家電関連銘柄の中には数万円で買える銘柄もあります。
株式投資は確かに株価の変動があって怖いイメージがあります。
でも、少額投資ならそんな心配も無用です。チャレンジする価値があると思います。それでは家電を安く買うための株主優待銘柄をご紹介します。
ビックカメラの株主優待
トップバッターはビックカメラです。ビックカメラの株主優待のメリットはこんな感じ。
株主優待の特徴
- 少額から投資可能
- 使いやすい商品券
- 長期保有で優待増額
- コジマやソフマップでも使える
我が家では、3年ぐらい前から保有中。一時は私と奥さんの2名義持っていた時期もありました。
1株あたりの配当 | 18円 | 優待の価値 | 年間3,000円相当 |
配当利回り | 1.62% | 優待利回り | 3.34% |
株価 | 1,113円 | 優待の最低取得額 | 111,300円 |
月 | お買い物券 | 株数 |
8月 | 1枚 | 100株以上 |
2枚 | 500株以上 | |
5枚 | 1,000株以上 | |
25枚 | 10,000株以上 | |
2月 | 2枚 | 100株以上 |
3枚 | 500株以上 | |
5枚 | 1,000株以上 | |
25枚 | 10,000株以上 |
詳細はビックカメラ株主優待のページをご覧ください
ちなみにビックカメラの優待は、日本BS放送(9414)という銘柄でももらえましたが、2022年11月発送をもって株主優待は廃止となりました。
コジマの株主優待
電気量販店のコジマも株主優待があります。
2023年8月に株主優待の拡充が発表されました。
1株あたりの配当 | 14円 | 優待の価値 | 年間2,000円相当 |
配当利回り | 2.14% | 優待利回り | 3.07% |
株価 | 652円 | 優待の最低取得額 | 652円 |
コジマは2012年にビックカメラグループ傘下に。以降、業績は右肩上がりとなっています。
また、ビックカメラの優待はコジマでも使用可能なのも嬉しいですね。
なお、優待は年2回になり、100株保有で2000円分のお買い物券がもらえます。優待利回りは3%超でかなりお得です。
月 | お買い物券 | 株数 |
8月 | 1枚 | 100株以上 |
3枚 | 500株以上 | |
5枚 | 1,000株以上 | |
15枚 | 3,000株以上 | |
20枚 | 5,000株以上 | |
2月 | 1枚 | 100株以上 |
保有株数に応じてお買い物券もたくさんもらえます。保有期間によってさらに上乗せになります。
- (8月のみ)
- ・1年以上2年未満継続保有の株主には1枚
- ・2年以上継続保有(連続5回以上記載)は2枚追加
なお、有効期限は半年間に短縮されていますので注意しましょう。
詳細はコジマ株主優待のページをご覧ください
ヤマダ電機の株主優待
ヤマダ電機の株主優待は割引券です。
今年から株主優待が改悪となってしまって残念なのですが、それでもまだお得な優待となっています。
ヤマダ電機の株主優待のメリット
- 1枚500円のお買い物券がもらえる
- 1000円で1枚使える(最大50%割引)
- 家電以外の商品も豊富
- 少額で買える
ビックカメラとは違って50%割引券なので、商品の金額によってはヤマダ電機のほうがお得になります。
また、ヤマダ電機では、電化製品以外にも、雑誌やドリンクなども売っていて、当然こちらも優待を使うことができます。
買いたい家電がないときはありがたいわね。
1株あたりの配当 | 12円 | 優待の価値 | 1,500円相当 |
配当利回り | 2.57% | 優待利回り | 3.21% |
株価 | 467.2円 | 優待の最低取得額 | 46,720円 |
保有株に応じてもらえるお買い物券の枚数も変わってきます。
月 | お買い物券 | 株数 |
3月 | 1枚 | 100株以上 |
4枚 | 500株以上 | |
10枚 | 1,000株以上 | |
50枚 | 10,000株以上 | |
9月 | 2枚 | 100株以上 |
6枚 | 500株以上 | |
10枚 | 1,000株以上 | |
50枚 | 10,000株以上 |
詳細はヤマダ電機株主優待のページをご覧ください
上新電機の株主優待
上新電機も株主優待があります。
- 1株持てば優待をもらえる
- 200円券25枚の割引券
- メルカリで売却可能
株式投資の場合は、100株単位が普通。なので、上新電機の株価では25万円程度の資金が必要になるのが普通です。
ただし、上新電機の場合は1株でも持てば株主優待をもらうことができてしまうんです(9月末時点の株主のみ)。
1株=2500円で5000円相当の優待がもらえちゃうってなんだかおかしな話ですよね。でも、世の中こういうおかしな話って結構あるんですよね。
1株あたりの配当 | 75円 | 優待の価値 | 5,000円相当 |
配当利回り | 3.14% | 優待利回り | 200% |
株価 | 2,391円 | 優待の最低取得額 | 2,391円 |
詳細はジョーシン株主優待のページをご覧ください
ノジマの株主優待
ノジマは神奈川県を中心に展開する家電量販店です。ロードサイト中心から駅ビルにも出店が目立つようになりました。
1株あたりの配当 | 30円 | 優待の価値 | – |
配当利回り | 2.23% | 優待利回り | -% |
株価 | 1,346円 | 優待の最低取得額 | 134,600円 |
ノジマの株主優待は10%割引券とモバイル会員限定500pt付与となります。3月、9月の年2回です。
10%優待割引券 | 株数 |
5枚 | 100株以上 |
10枚 | 200株以上 |
25枚 | 500株以上 |
50枚 | 1,000株以上 |
来店ポイント券(500pt) | 株数 |
2枚 | 100株以上 |
4枚 | 200株以上 |
6枚 | 500株以上 |
12枚 | 1,000株以上 |
さらに500株以上保有する方には、追加の優待もあります。
店頭サービス優待券(5,500円相当) | 1枚 | 500株以上 |
2枚 | 1,000株以上 | |
5,000円相当の自社グループオリジナル商品 | 1,000株以上 |
詳細はノジマ株主優待のページをご覧ください
ケーズデンキの株主優待
北関東発祥の家電量販。デンコードーなど買収し全国区へ拡大しています。
1株あたりの配当 | 44円 | 優待の価値 | 年間2,000円 |
配当利回り | 1.43% | 優待利回り | 1.43% |
株価 | 1,390円 | 優待の最低取得額 | 139,000円 |
ケーズデンキの株主優待は100株で1000円のお買い物券がもらえます(年2回、3月と9月)
優待券(1,000円) | 株数 |
1枚 | 100株以上 |
3枚 | 500株以上 |
5枚 | 1,000株以上 |
10枚 | 3,000株以上 |
20枚 | 6,000株以上 |
30枚 | 10,000株以上 |
また、長期保有制度もあり、1年以上継続保有の場合は株数にあわせて枚数が増加します。
・100株以上1,000株未満の株主には1枚
・1,000株以上は2枚追加
ご近所にケーズデンキがある場合はいかがでしょうか。
詳細はケーズデンキ株主優待のページをご覧ください
エディオンの株主優待
家電量販上位。中部、西日本が地盤。12年に店舗名を『エディオン』に統一。首都圏でも目にする家電量販店です。
1株あたりの配当 | 44円 | 優待の価値 | 年間3,000円 |
配当利回り | 2.95% | 優待利回り | 2.01% |
株価 | 1,490円 | 優待の最低取得額 | 149,000円 |
エディオンの株主優待は、100株保有で3000円分のお買い物券がもらえます(3月の年1回)。
ギフトカード | 株数 |
3,000円相当 | 100株以上 |
10,000円相当 | 500株以上 |
15,000円相当 | 1,000株以上 |
20,000円相当 | 2,000株以上 |
25,000円相当 | 5,000株以上 |
50,000円相当 | 10,000株以上 |
長期保有制度もあり、1年以上継続保有の場合、100株以上1,000株未満の株主には1,000円相当、1,000株以上は2,000円相当を追加となります。
詳細は、エディオン株主優待のページをご覧ください
ゲオホールディングスの株主優待
ゲオホールディングスは、ビデオ、ゲームソフトのレンタル・新品販売と総合リユースの店舗を展開しています。
1株あたりの配当 | 24円 | 優待の価値 | 4,000円相当 |
配当利回り | 1.03% | 優待利回り | 1.72% |
株価 | 2,319円 | 優待の最低取得額 | 2,391円 |
ゲオホールディングスの株主優待は、100株保有で2000円分商品券です。
保有株式数 | 基準日 | 優待内容 |
100株以上 | 3月31日及び9月30日 | リユース店優待:割引券2,000円 |
年2回もらえるのもゲオホールディングスの優待の魅力の一つ。
使い方は以下のとおりです。
ご利用可能店舗 | セカンドストリート、ジャンブルストア及びスーパーセカンドストリート(全店) |
対象商品 | ご利用可能店舗にある商品。ただし、以下の商品及びサービスを除きます ・セール商品(イベントでの割引対象品、個別の値下げ割引品) ・レンタル商品、ゲーム機本体・周辺機器、ゲームソフト ・新品商品のうち、書籍、音楽ソフト、映像ソフト、モバイル端末、携帯アクセサリー(SIM含む) ・金券類(前払式証票類)、貴金属その他これに類するもの ・カフェ商品 ・自転車防犯登録、配送など、各種サービス ・前記のほか当社が指定する一部の商品 |
また、優待券は1000円(税抜き)につき1枚使用することができます。
最近はリユース品でもキレイな商品が陳列されていますので、ひょっとしたら掘り出し物に合うかもしれませんね。
詳細はゲオホールディングス株主優待のページをご覧ください
EIZOの株主優待
EIZOは、ヘルスケアや航空管制など特定産業用からアミューズメント用まで映像技術の総合企業です。もともとナナオという会社でした。
1株あたりの配当 | 200円 | 優待の価値 | – |
配当利回り | 4.11% | 優待利回り | -% |
株価 | 4,865円 | 優待の最低取得額 | 486,500円 |
EIZOの株主優待は100株保有で自社製品直販サイトで売られている商品を20%引きで買える内容となっています。3月と9月両方とも株主優待をいただくことができます。
優待内容名 | 優待獲得株数 | 備考 |
自社製品直販サイトでの20%割引販売 | 100株以上 | ※一部対象外有、複数回利用可 |
パソコンモニタなど安く購入したい方にとっても重宝しそうな株主優待ですねー。
EIZOは配当利回りも高くて年間2万円の配当金がもらえます(税引前)。投資資金が高いのが難点ですが、株主優待割引+配当金でお得に家電が買えますね。
詳細はEIZO株主優待のページをご覧ください
マキタの株主優待
マキタは国内トップの電動工具メーカー。でも、このブログでも取り上げているとおり、掃除機などの家電販売でも有名です。
1株あたりの配当 | 20円 | 優待の価値 | 1000円 |
配当利回り | 0.54% | 優待利回り | 0.26% |
株価 | 3,713円 | 優待の最低取得額 | 371,300円 |
マキタの株主優待では、1000株以上保有で自社製品をいただくことができます。
株数 | 優待内容 | 発送時期 |
100株以上 | クオ・カード 1,000円分 | 6月末 |
500株以上 | クオ・カード 5,000円分 | 6月末 |
1,000株以上 | 自社製品またはクオ・カード10,000円分 | 8月末 |
過去の優待品はこんな感じです。
ただし、家電がもらえる1000株はそこそこの投資額が必要です(2022年3月現在で400万円程度)。
資産に余裕のある方はチャレンジしてみましょう。
詳細はマキタ株主優待のページをご覧ください
更にお得に株主優待をもらう裏技
なかなか魅力的な株主優待ですが、さらにお得に株主優待をもらうやり方があります。
株主優待をお得にもらう裏技
- 家族別々の名義で持つ
- 優待クロスを使う
- メルカリで購入する
株主優待は名義ごとにもらえます。
株主優待をもらえる条件は決まっていますから、400株持てば4つの株主優待がもらえるとは限りません。
でも、4人家族全員の名義で100株ずつ持てばもらえる量も4倍になるのでお得です。
あと優待クロスですが、株主優待は決算月の末日(権利落ち日)だけ保有していれば株主名簿に載って優待品をいただけます。
でも、この権利落ち日には一般的に株価は下がると言われるので、決算直前に買って権利落ち日に売ると大損する可能性があります。
これを回避するために、売りと買いを同時に注文することができます。これが優待クロスというものです。
詳しい解説はこのブログは株式投資ブログではないのでやめますが、ネット証券や株本などに乗っていますので興味のある方は調べてみましょう。
優待投資のリスク
株主優待がもらえるメリットがある一方、株式投資につきまとうリスクは避けられません。
優待投資の注意点
- 株価は変動があり元本割れリスクがある。
- 優待株は一般的に株価が上がらない傾向にある。
- 実際に行ける店舗の会社に投資する。
- 業績悪化に伴い優待が突然廃止になったりする。
株式投資は余裕資金でやることが大切です。
また、優待を取ることばかりを考えて、使い勝手が悪い優待をもらっても意味がないです。
優待投資は、あまりリスクをとりすぎず、株価の動向が気にならない範囲にとどめて長期投資に徹するのが吉です。
最後に
ということで今日は、家電を安く買うための株主優待投資についてまとめてみました。
もしも資金に余裕があってお得に家電を買いたいなら、株主優待投資にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。今回の記事があなたの賢いお買い物の役に立つと嬉しいです。
それでは楽しいデジタルライフを!