さて、2022年から始まったAmazon Kindleで読めるおススメ電子書籍のご紹介です。今年で3年目に入りました!
私は毎年200冊読了する、という目標をたてています。
読書のメリット
- 読書で幅ひろい知識を習得できる
- 読書で思考を変えられる
- よって、読書で人生がすばらしくなる
定期的にアウトプットすることで、読書が私の行動や生活に深化させることが狙いです。
また、実際に私が読んでこれはお勧めしたい!そう思った本を厳選してご紹介することでみなさんに質の高い読書を楽しんでもらいたい、そんな思いもあります。
おススメ電子書籍シリーズ概要
- 実際に私が読んだ電子書籍の記事をアップします
- 頻度は年6回(2,3か月に1回)程度
- 私がみなさんにおススメしたい良書に限定してご紹介
私はAmazon Kindle unlimitedも契約中です。200冊読むにはコスパに優れた欠かせないサブスクです。
なお、過去、私が読了したKindle本年間ベスト10はこちらをご覧ください。



こちらもあわせてご覧いただければ、きっとあなたが求めているビジネス書、自己啓発本に出会えるはずです。
電子書籍ランキング発表
それでは電子書籍ランキングの発表です。
今月は年度替わりで忙しくなかなか読む暇がなくて苦労しました…
その中から私の中で評価が高い上位5冊をご紹介します。
第5位 新版 ずっとやりたかったことを、やりなさい
第5位は、ジュリア・キャメロン著 新版ずっとやりたかったことをやりなさい です。
ジュリア・キャメロン(Julia Cameron)は、アメリカの作家・詩人・脚本家・作曲家・教師であり、とくに創造性開発の分野で世界的に有名です。
本書をはじめ、多くの著作を通じて「創造的な人生の回復」をテーマに活動しています。
本書は、創造性の回復・開放、内なるアーティスト(創造的な自己)を取り戻すための手引きです。
モーニングページとアーティストデートを通じて、創作意欲を掻き立てるワークを実施するのが本書の特長です。
モーニング・ページ:
毎朝、意識の流れを書き続ける3ページの自由な手書き文章。頭の中の雑音を外に出すことで、創造的な思考を解放する。
アーティスト・デート:
週に1回、自分の「内なるアーティスト」と過ごすための1人の時間。インスピレーションを得るための創造的活動(美術館に行く、散歩、工作など)。
主なポイント
2週間の課題:
各週にテーマがあり、それに沿ったワークとリフレクション(内省)を行う。
例:第1週「自己否定を取り除く」、第2週「アイデンティティの回復」など。
内なる批判者と向き合う:
自分の中の「できない理由」を並べる否定的な声(内なる批判者)を認識し、乗り越える。
信念の書き換え:
創造に対するネガティブな思い込み(例:「アーティストは貧乏」など)をポジティブな信念に置き換える。
スピリチュアルな視点:
創造性は「宇宙」や「神」との共同作業であり、自分はそのチャンネルであるという考え方が根底にある。
創造的回復の段階:
自己検閲の除去 → 内面の声との対話 → 自信の回復 → 行動の促進という流れで、創造力が少しずつ戻ってくる。
継続の重要性:
モーニング・ページやアーティスト・デートを「習慣」として継続することで、長期的に創造性を維持できる。
この本は単なる読み物ではなく「実践書」として構成されており、実際に行動しながら読むことが重要とされています。
私もモーニングページとアーティストデートを実践してみようか、考え中です。
第4位 最強の教養 不確実性超入門
第3位は、田渕直也著 最強の教養 不確実性超入門 です。
著者の田渕直也氏は、日本の金融・経済分野で活躍する著述家・研究者。トレーダーや個人投資家として多くの書籍を発刊しています。
今まさに世界の株式市場はトランプ政権に翻弄されつづけています。まさに不確実性が高まる中で、暴落相場が起こるメカニズムを理解しようと思い手にとりました。
なぜ、暴落相場が引き起こされるのか、偶然性が軽視されてしまうのか…そんな人間としての特性を交えながら論理的に不確実性への向き合い方を学べる良書です。
不確実性とは「予測できないリスク」
本書では、不確実性を「未来の予測できないリスク」と定義します。これは、株価の急変や自然災害など、予測が困難な出来事を指します。著者は、未来には予測可能な部分と予測不可能な部分があるとし、両者を区別して理解することの重要性を説いています。
ランダム性とフィードバックの理解
不確実性を理解するために、「ランダム性」と「フィードバック」という2つの概念が紹介されています。ランダム性は偶発的な要素で、予測が困難な変動を引き起こします。一方、フィードバックは、ある結果が原因となり、さらなる結果を生み出す現象で、予測不能な流れを作り出します。
人間の心理バイアスと非合理性
人間は常に合理的に行動するわけではなく、計画に固執したり、自己正当化を行ったりする傾向があります。これにより、同じ過ちを繰り返すことがあります。著者は、こうした心理的なバイアスが不確実性への対応を難しくしていると指摘しています。
歴史的事例から学ぶ不確実性
1929年のアメリカ大恐慌前に、経済学者アービング・フィッシャーが「株価はこれ以上下がらない」と発言した直後に株価が暴落した事例が紹介されています。このような歴史的な失敗から、不確実性を軽視することの危険性を学ぶことができます。
柔軟な思考とリスク管理の重要性
不確実な未来に対処するためには、固定観念に縛られず、柔軟に対応することが不可欠です。特定の予測に固執すると、その予測が外れたときに取り返しがつかなくなる可能性があります。著者は、変化に対する適応力を養うことの重要性を強調しています。
バブルの歴史に関する本は堅苦しい本が多いですが、本書は「超入門」とのタイトル通り、比較的読みやすい内容になっています。
不確実性が高まる世の中で、私たちはどのように立ち向かっていけばよいのか、ヒントが得られるかもしれませんね。
第3位 新・貧乏はお金持ち――「雇われない生き方」で格差社会を逆転する
第3位は橘玲著 新・貧乏はお金持ち――「雇われない生き方」で格差社会を逆転する です。
2009年に刊行された書籍を令和バージョンにアップデートされた一冊。この16年間の渡って変化した内容が更新され、より実用性が増した印象です。
感心すべきは著書の社会保険や税に関する知見。そして、筆者独自の視点も織り込まれ、とても有益な内容となっています。
私も個人的にはマイクロ法人を立ち上げたいなと思っているので、アーリーリタイアを考えている人に役に立つ一冊です。
主なポイント
サラリーマンの現状分析
正社員の手取り収入が減少し、社会保険料が増加する中、サラリーマンは企業や国家から搾取され、使い捨てられる存在になりつつあると指摘しています。
マイクロ法人の設立推奨
経済的独立を実現する手段として、一人法人(マイクロ法人)の設立を提案し、そのメリットや具体的な手順を解説しています。
ファイナンス技術の重要性
会計や税務、資金調達などのファイナンス知識を個人が身につけることで、自由な生き方を実現できると述べています。
グローバル資本主義への適応
グローバル化が進む現代において、個人がフリーエージェントとして生き抜くための知識と技術の習得が必要であると強調しています。
具体的な実践方法の提示
サザエさん一家を例に挙げ、マイクロ法人を活用した節税対策など、具体的な方法をわかりやすく説明しています。
本書は、従来の雇用形態にとらわれず、個人が主体的に人生を設計し、格差社会を逆転するための具体的な戦略と実践的知識を提供してくれる良書です。
第2位 マンガーの投資術
第2位はデビッド・クラーク著 マンガーの投資術 です。
チャーリー・マンガーは、投資の神様であるウォーレンバフェットとともに、投資会社バークシャー・ハザウェイを運営した投資家です。
バフェットほど知名度が低いマンガーですが、「今日のバークシャー・ハザウェイを設計したのはマンガーだ」とバフェット自身に言わしめるほどの人物です。
著者のデビットクラークは20年以上にわたりウォーレン・バフェットの投資手法に関する世界的な権威。
バフェットの投資手法・投資哲学に関する投資関連書籍を多数輩出しており、マンガーの名言を分かりやすく、紹介しています。
主なポイント
チャーリー・マンガーの名言集
バークシャー・ハザウェイ副会長であるチャーリー・マンガーの珠玉の言葉を集め、その投資哲学や人生観を紹介しています。
「素晴らしい会社を適正な価格で購入する」投資哲学
マンガーは、そこそこの会社を割安に買うのではなく、素晴らしい会社を適正な価格で購入することを重視しています。
自己認識の重要性
自分の能力の範囲を知り、何を知らないかを理解することが、優れた投資家であるために重要であると説いています。
長期的視点の強調
購入した株式は長期にわたって保有し、経済危機の際には投資の好機と捉える姿勢を推奨しています。
多角的思考の推奨
多様な分野の知識を統合し、幅広い視野で物事を考えることの重要性を強調しています。
この本を読めば長期投資の神髄を理解することができ、どのような市場の荒波にも耐えられる投資メンタルが身に着く一冊だと思います。
第1位 人生の経営戦略――自分の人生を自分で考えて生きるための戦略コンセプト20
そして、今月の第一位は山口周著 人生の経営戦略――自分の人生を自分で考えて生きるための戦略コンセプト20 です。
山口周氏は独立研究者・著作家・パブリックスピーカー。電通、ボストン コンサルティング グループなどを経て、ビジネスと哲学を融合させた知見で注目されています。
本書で感銘を受けた点はとにかく雄弁であること。ビジネス的な知見を人生という枠組みにコンバートするときの表現力や説得力にとても感心しました。
本書に散りばめられた格言はとても学びになります。
本書の主な内容
人生を「プロジェクト」として捉える視点
本書では、人生そのものを最も苦しく、かつ最も面白いプロジェクトと位置付け、経営戦略の知見を活用して自己の人生を設計する方法を提案しています。
経営学のコンセプトを人生に応用
経営戦略論をはじめとした経営学のさまざまな知見を、個人の「人生というプロジェクト」に活用するためのガイドを提供しています。
人的資本、社会資本、金融資本の増加
人生の目標を達成するために、人的資本(スキルや知識)、社会資本(人脈や信頼)、金融資本(経済的資産)をバランスよく増やしていくことの重要性を説いています。
時間資本の配分によるウェルビーイングの構築
時間という資源をどのように配分するかが、持続的な幸福感(ウェルビーイング)を築く鍵であると述べています。
サーバントリーダーシップの推奨
支配するのではなく、支援し、支えるリーダーシップの形として、サーバントリーダーシップの重要性を強調しています。
本書は、人生で直面するさまざまな問題を経営学の知見で解決し、自分の人生を主体的に設計・運営するための具体的な戦略を提供してくれる良書です。
最後に
![「花柄レースのスカートと読書ガール」の写真[モデル:河村友歌]](https://user0514.cdnw.net/shared/img/thumb/YUKAPAKU3278_TP_V.jpg)
それでは今回ご紹介しきれなかった読書リストです。
今回読了した本
- 「増配」株投資 年1,075万円もらう資産3.7億円の投資家が教える!ヘム
- 22世紀の資本主義 やがてお金は絶滅する 成田悠輔
- メタトレンド投資 10倍株・100倍株の見つけ方 中島聡
- 買った株が急落してます!売った方がいいですか?――株で利益を出す人の考え方 栫井駿介
- 自分の小さな「箱」から脱出する方法~人間関係のパターンを変えれば、うまくいく! アービンジャー・インスティチュート
- STOIC 人生の教科書ストイシズム ブリタニー・ポラット
- 新聞記者がネット記事をバズらせるために考えたこと 斎藤友彦
- もしもこの世界からお金がなくなったら 一生お金に振り回されない人生の歩き方 雑栗 わかる
- 59-60――奥田民生の 仕事/友達/遊びと金/健康/メンタル 奥田民生
- 森永卓郎流「生き抜く技術」 31のラストメッセージ 森永卓郎
- QUEST「質問」の哲学――「究極の知性」と「勇敢な思考」をもたらす エルケ・ヴィス
今回はご紹介した5冊以外に上記の書籍を読了しました。
これからも印象に残った良書はこのブログでアウトプットしていきたいと思います。
Amazon Kindle unlimitedにはたくさんの本が読み放題。
まずはどんな本が読み放題なのか、チェックしてみることをお勧めします。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。今回の記事があなたの賢いお買い物のお役に立てると嬉しいです。