今日は、先日政府から発表されたデジタル推進委員について私が考えていることを述べます。
そもそもデジタル活用支援員って何なのよ。
デジタル推進委員とは…
デジタル機器やサービスに不慣れな方に、スマートフォンの基本操作や、インターネット、会員制交流サイト(SNS)の使い方、マイナンバーカートを活用したオンライン手続き等を教えるボランティア
自民党HPより
やっぱり高齢者のための支援じゃん、政府はもっと子どもたちのためにお金を使って欲しいよ。
実際にネットの評判もイイとは言えません。
え、報酬なし?ただでやる人なんてそんなもの好きな人いるの?
これが政府の骨太の方針の目玉なんてあきれちゃうよお。
そうなんです。このデジタル推進委員は報酬などがもらえないボランティアなんです。なので、ネットでの評判も決していいものではありません。
でも、わたし自身、この施策にとても興味があるのです。今日はそんな理由をまとめてみたいと思います。
デジタル推進委員が求められる背景
一見、高齢者のための施策のように見えるデジタル推進委員の存在。
でも、このことって実は高齢者のためではなく、すべての国民に関係することなのではないか、と思うわけです。
ITについていけない人たち
高齢者に限らず、私と同世代でも実はITに疎い人たちっているんです。
また、私自身のITスキルは世間標準よりちょい上だと思いますが、ITの進歩についていけなくなる可能性だってあります。
例えば、NFTとかメタバースとかSTEPNとかあなたは正確に説明できますか?
このような技術が世の中を席捲し始めると、今の現役世代だってデジタルデバイド(=情報弱者)化する可能性があります。
IT化が進むことによる弊害
このブログでもスマート家電を取り上げた記事を書いているとおり、今や家電にもIT化が進んでいます。
なかなか使いこなすのが難しいわよね。
また、スマホ決済のほか役所の手続きなどもスマホがあればできるようになります。
FACTFULNESSという本の中にも、ITに関する知識によって人々の中に格差が生まれるという記載があります。
しかし、これからはこうしたITの知識やスキルがないと生きられない世の中になっていくのです。
狙われる情報弱者
IT化によってとても便利になりましたが、一方でその仕組みがとても複雑になりました。
例えばスマホの乗り換え(MNP)とかパソコンの設定などもそうです。
そして、高齢者のような情報弱者を狙った悪質な経営なども散見されます。彼らは高齢者の知識がないのをいいことに高額なオプション商品や初期設定サポート費用などを売りつけるのです。
街中のケータイショップとか、某パソコンショップとか、全然信用できないよねえ。
デジタル推進委員が気になる理由
このような世の中のIT化による弊害について誰かが対応してあげなくてはなりません。
我が家でも高齢の父母がいます。
例えば、パソコンの設定方法が分からないという話になったとき、我が家ではGooglechromeのリモートデスクトップでアクセスして解決しています。
でも普通は電話口だけでは解決できないことって結構多いですよね。
他にもうちの義母が詐欺まがいの高額スマホ契約をしていたのでMNPのお手伝いをしました。でも、多分自分ひとりでは絶対に設定できない内容でした。
このように高齢者のみの世帯を支えてあげる社会資源が絶対に必要なのです。
なんか今日は社会はブログみたいになってきたわね
こうした人たちがいれば、遠くに住む我々家族にとっても安心感を得られるはずです。
デジタル推進委員になりたい理由
正直に言うと私はデジタル推進委員をやってみたいなあと思います。
理由としては3つあります。
- 純粋に人から感謝されることをしたい
- 早期退職後の社会参加の場になりそう
- ブログのネタになりそう
ワタシ自身定年(65歳)まで今の会社に勤務することは考えていません。
橘玲氏著「働き方2.0vs4.0」に書いてある通り、人生100年時代、これからは好きなことをして稼ぐ時代に入ってきます。
そんな中でも社会的なつながりを持てるのがデジタル活用支援員のメリットのように思えてきます。
デジタル推進委員自体は無償ですが、そのノウハウをブログにアップすることで収益化も図りつつ、共通した悩みや解決策をブログで共有できるのではないかと思います。
デジタル推進委員が教える内容
デジタル庁のホームページによりますと、デジタル推進委員が教える内容な以下のとおりとなっています。
- スマートフォンの基本操作
- インターネットやLINE等のSNSの使い方
- マイナンバーカードの申請方法やマイナポイントの予約及び申込方法等のオンライン行政手続の使い方 等
うん、これぐらいなら私がサポートできる範囲ですね。
任期中はデジタルに関するコミュニティの参加も可能。最新情報や行政手続に関する情報提供も受けられるとのこと。
自分の社会勉強にもなるし、他人のためにもなるし一石二鳥ですね。
デジタル推進委員になるためには
現在、青年経済団体や全国にショップを展開する携帯電話事業者など先行的に始めた団体をを中心に募集を開始中。
応募受付システムの開発に合わせて一般募集も開始されるとのことです。
デジタル推進委員になるための条件としては…
- デジタル庁から指定された研修を受講すること
- デジタル大臣が認めたもの
ハードルは低そうですね。目標は1万人の推進委員を確保するとのことです。
任期は1年間。任命されるとオープンバッチがもらえるとのことです。
最後に
ということで今日は、私がデジタル推進委員に興味を持っている理由やデジタル推進委員の役割などをまとめてみました。
まだ募集が開始されたばかりで活動内容もよく見えていません。今後の動向に要注目ですね。
うちの子が大きくなって自分の時間ができたらチャレンジしてみたいです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
それでは楽しいデジタルライフを!