FS050WとAterm MR04LNを比較してみました
昨日、こちらの記事で富士ソフトのFS030Wについてレビューしました。
[blogcard url=”https://uekenweb.com/fs030w-002/”]
通信状態などは普通に使えるレベル。持ち歩き用のモバイルルータとして、また、自宅ネット回線用のルータとしても利用できることはよーく分かりました!
で、気になるのは、他の機種との比較。
特に、SIMフリールータとして君臨する、AtermMR05LNとどちらを買うべきか悩んでいる人もいるのではないでしょうか?
ワタシは現在、AtermMR04LNユーザ。MR05LNとはそんなにスペックは変わりません。
ということで今日は、AtermMR04LNとFS030Wを徹底比較して、AtermMR05LNとFS030とどちらが買いなのかを考えてみようと思います!
両機を比較するポイント
AtermMR05LNとFS030WもSIMフリールーターとしては優秀な機器です。今回はこんな感じで比較してみることとします。
- 携帯性(持ち運びのしやすさ)
- 通信速度や安定性
- 操作性(機器設定のやりやすさなど)
- 多用性(幅広い使い方ができるか、など)
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比較ポイント1:携帯性
まず比較ポイントとしては携帯性。モバイルルーターって持ち運ぶものでしょ。そう、持ち運びしにくかったら、かえって問題ですよね。
AtermMR04LNとFS030Wを画像で比較してみます。
FS030Wのほうが正方形。AtermMR04LNは長方形です。
FS030Wは4角が丸みを帯びている設計。ただ、若干厚みがあります。また、AtermMR04LNと比べると若干重みを感じます。
AtermMR04LNはちょうどスマホを一回り小さくしたような印象で、とても薄くいのでズボンのポケットに入れていても違和感がありません。
機器 | サイズ(mm) | 重量(g) | 連続通信 |
AtermMR05LN | 115×63×11 | 128 | 約14時間 |
FS030W | 74×74×17.3 | 115 | 約20時間 |
サイズ面では携帯性は互角。でも充電の持ちという観点ではFS030Wのほうが優れている。
連続通信時間はどちらの機器も丸一日は使えそうなスペックですが、FS030Wのほうが6時間ほど長く使えます。
比較ポイント2:通信速度
通信速度は、AtermMR04LNとFS030Wのどちらが優れているのか、これも気になるところですよね。
結論から言うと、あんまりどちらも変わらない、というのが正直なところ。
ワタシの愛用しているモナWiFi(100GBレンタルSIMプラン)でスピードテストを試してみました。
モバイルルータと同室で計測
モバイルルータの置いてある部屋で、我が愛機、Galaxy S9(SCV38)で計測してみました。
なお、計測はAterm MR04LNで行っています。
スペック上ほとんど差がない(スペック上、差があるのはLTE_Advancedの速度。モナWifiはSoftbank4Gなので差はないかと?)ため、代用可能と考えます(多分ね)
スペック上ではAtermMR05LNが優れているのですが、実際に計測してみると興味深い結果が出ました!
こちらがAterm MR04LN。
1回目は下り20.6Mbps、2回目は36.1Mbpsでした。こちらがFS030Wのテスト結果。
必ず1回目のほうが低く出るのですが、2回目に33.9Mbpsを記録しました。
テストの行うタイミングの違いを考えればほぼ互角と言ってもいいかも。
異なるフロアで計測
次にモバイルルータを2階に置き、1階で通信テストを行ってみます。我が家は木造2階建て。ちょうど、モバイルルータの真下に位置する部屋からのテストとなります。
こちらがAtermMR05LNの結果
む?7.9Mbps?かなり通信速度が遅いです。次にFS030Wのテスト結果。
FS030Wの場合はあまり変わらないですね。
AtermMR04LNのほうは計測誤りの可能性もあるので、再計測しましたが、やはり12Mbps程度の速度となりました。
WAN側からの受信速度はあまり差がない。でも、ルータから離れたところでは、FS030Wのほうが通信が安定している
比較ポイント3:操作性(設定のしやすさなど)
基本的にはモバイルルータの設定って、一回入れてしまえば変更する必要はないです。なので、こちらは引き分けでよいでしょう。
違いがあるとすると、 Aterm MR05LNは本体のタッチパネルから設定可能、FS303Wはすべてブラウザ経由で設定を行う、という点です。
Aterm MR05LNの場合、APNやname、パスワードへのは本体タッチパネルで行います。
ただ、これが便利かと言うとそうは言い切れなくて、例えば、ズボンの中に入れた場合に、タッチパネルに触れてしまって設定がかわってしまった、なんてこともありました。使うときには注意が必要ですね。
一方でFS030WはAPN設定を自動で行ってくれる機能があります。
これはこれで便利なのですが、APNなどの情報はネットに乗っていますし、自分でやっても簡単にできちゃうので、強力におススメできるメリットととするとちょっと弱いかな、と思います。
設定などの操作性はほぼ互角
ポイント4:多用性(幅広い使い方ができるか)
FS030Wは、モバイルルータとして必要な最低限の機能を実装した機器、と言えます。
AtermMR05LNの強みは、デュアルSIM(SIMカードの2枚挿し)です。
これによってビジネス用とプライベート用、国内用と海外用などの使い分けが可能となっています。
デュアルSIMを使いたい場合はAtermMR05LN一択!
総評(まとめ)
ということで以上、比較した結果をまとめてみます。
こんなところでしょうか。
ちなみにAtermMR05LNはLTE_Advanced対応で、最大375Mbpsの通信速度が楽しめます。
今後、MVNOの品質が改善されて高速通信が常用されればこのあたりの強みが生かされてくることも考えられます。
結論としては、どちらのモバイルルーターも使えるということ。利用目的にあったモバイルルーターを選びたいものですね!