今日はスイッチボットハブミニとNatureRemoを徹底比較してみることにします。
みなさんの中には、
こんなIT化が進んでいる中、我が家も何か便利な機器を買ってみたい
でもどんな機器を買えばいいか分からない
そんな風に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
確かにネットなどで検索してみますと、スマホで操作するための機器がいっぱいヒットしますね。
私が自宅のIoT化を図るなら、スイッチボットハブミニとNatureRemoが激しくおすすめしたいツールとなります。
うーん、どっちがどんな役に立つのかよく分からないわ
ということで、今日の記事は、
- スイッチボットハブミニとNatureRemoの機能のおさらい
- どっちが買いか?徹底評価
こんな感じでお届けしたいと思います。
スイッチボットハブミニとNatureRemoで購入を迷っている方や使い道について詳しく知り方はぜひ最後までお付き合いください!
なお、それぞれのレビュー記事は以下をご覧ください。
簡単に比較してみました。
比較 | スイッチボット | NatureRemo |
サイズ感 | ○ | ○ |
リモコン機能 | △ | ○ |
拡張性 | ○ | △ |
アプリ 使いやすさ | ○ | ○ |
価格 | ○ | △ |
結論から言うと…
リモコン機能に特化したいならNatureRemoで十分。
リモコン以外の機能で部屋中をIoTで埋め尽くしたいならスイッチボットミニ
こんな選択になる、というのがワタシの意見です。
それでは詳しく見ていきましょう!
スイッチボットハブミニとNatureRemoの違い
まず比較するためには両者の機能を十分に理解する必要があります。
スイッチボットハブミニ
スイッチボットはグリーンハウスという会社が展開しているIoT機器です。
スイッチボットハブミニという機器を購入するとこんなことが可能になります。
スイッチボットハブミニの特徴
- 家庭内のリモコンを集約することが可能
- 音声コントロール対応
- 機器間※の連携が可能
- 屋外から家電を操作できる
ここでいう※の機器間とは、
「人感センサーが反応したら照明をオン(またはオフ)できる」
「湿度が50%以下になったら加湿器が稼働する」
このように何かをトリガー(きっかけ)として家電を自動操作することができるのです。
もちろん、人感センサーや温度計などはスイッチボットハブミニとは別に購入しなければなりません。
NatureRemo
NatureRemoはNature株式会社が販売しているリモコンを一元管理するための機器です。
家庭内のリモコンを一元管理することができ、NatureRemoアプリに登録した家電をスマホで操作できるようになります。
NatureRemoは私は使い続けて4年ほど経過していますが、今でも現役続行中です。現在は機能にあわせて4つのタイプが販売されています。
比較すると以下のとおりとなります。
項目 | REMO3 | REMO mini2 | REMO mini2 |
赤外線 距離 | 標準 | REMO3 の1.5倍 | REMO3 と同じ |
温度 | ○ | ○ | ○ |
湿度 | ○ | × | × |
照度 | ○ | × | × |
人感 | ○ | × | × |
自動機能 | ○ | ○ | ○ |
日時 | ○ | ○ | ○ |
GPS | ○ | ○ | ○ |
機器連携 | ○ | × | × |
REMO mini2は赤外線の届く距離がREMO3の1.5倍である点が特長。ただ、REMO3は温度・湿度等のセンサーがフル搭載されています。
価格はREMO3が最も高く、REMO mini2のエントリーモデルが一番安くなっています。
商品名が似ているので買うときは要注意だね。
スイッチボットハブミニとNatureRemoを徹底比較!
では、これらの基本的な情報を踏まえて両者を徹底チェックしてみましょう。
外観評価:引き分け
では、スイッチボットとNatureRemoの外観から比較してみましょう。
このように重ねてみてもサイズはあまり変わらない印象。
ミリ単位でNatureRemoのほうが大きいですが、Remo miniの場合だと58 x 58 x 16 mmでスイッチボットハブミニのほうが少しだけ大きくなります。
厚みはスイッチボットハブミニのほうが少しだけ大きいです。ただ、取付けた印象ではほぼ誤差の範囲内です。
次は両者の裏面を見てみます。
スイッチボットハブミニは裏面にフックでひっかける仕様になっています。
NatureRemoの場合はフックで引っかける部分はなく、両面テープのみの取付となります。
サイズや取付方法など若干の違いはありますが、使い勝手としては、引き分けといったところでしょう。
リモコン機能:NatureRemoの圧勝
リモコン機能としては、NatureRemo3が圧倒的に優れています。
NatureRemoのメリット
- 登録できる家電が多い
- 自動登録機能が便利
- オートメーション(自動機能)が豊富
登録できる家電が多い
実際に我が家の家電で登録したところ、NatureRemoで登録できた扇風機と照明の登録がスイッチハブミニでは登録できませんでした。
自動登録機能のリモコン画面がキレイ
スイッチボットハブミニとNatureRemo、両方ともリモコン登録すると自動的にリモコン画面がアプリ上に表示されます。
例えばこちらはREGZAリモコンの操作画面です。
実際の登録画面を比較するとNatureRemoのほうが美しくキレイに自動登録されました。
オートメーション(自動機能)が豊富
NatureRemo3の場合は、オートメーション機能が豊富です。
NatureRemo3のオートメーション機能
- 位置情報
- 日時
- 温度
- 湿度
- 照度
- 人感
スイッチボットハブミニの場合は、日時とNFCタグ読み取りの2種類しかありません。
これらのことから、家電のリモコンをスマホに一元管理する機器としてはNatureRemoの軍配が上がります。
拡張性:スイッチボットの圧勝
機能の豊富さ、拡張性で言えば、スイッチボットの圧勝です。
スイッチボットの機能や拡張性
- リモコン以外の機器を操作できる
- ネット経由で屋外からの操作が可能
- スイッチボット間同士の連携が可能
スイッチボットで操作できる機器としては
- スマートプラグ
- 物理スイッチをON/OFFできる指ロボット
- 開閉センサー、人感センサー
- 加湿器、カーテン、スマートロック、屋内カメラ
スイッチボットハブミニとは別売りになりますが、こうした機器をスマホで操作することができる拡張性が魅力です。
また、センサーと連動して加湿器、カーテンなどの機器を自動操作できるのも便利ですね。
NatureRemoは基本、リモコン操作できる家電がメインの機能となっています。
Remo3ではQrio Lockや目覚ましカーテンmornin’ plusに対応しています。
それでも、機能面・拡張性と言った面ではスイッチボットの圧勝と言っていいのではないでしょうか。
アプリの使いやすさ:引き分け
重要なのは操作するスマホのアプリ。多機能でもアプリの操作性が悪かったら意味がありません。
結論から言うとアプリはスイッチボットもNatureRemoもどちらも使いやすいです。
ホーム画面、リモコン画面もデザインは違いますが、どちらも使いやすいです。
ここではアプリの使いやすさは引き分けとしておきます。
価格面:スイッチボットの圧勝も条件による
価格面だけで言うと、スイッチボットハブミニは3千円台で購入できます。
NatureRemoがエントリーモデルで約6000円、プレミアムモデルで約1万円なので、スイッチボットの圧勝となります。
なので、
単純にリモコンをスマホに一元管理したい方
まずは試しに使ってみたい方
こんな方はスイッチボットハブミニを買ったほうがよいでしょう。
単純に価格比較できないのは機能面での違いがある点。
NatureRemo3には温度・湿度、人感、照度などのセンサーが標準搭載されています。
もしもこれらを別売りで買おうと思うとスイッチボットのほうが高くかかる計算となります。
一応は、価格面ではスイッチボットに軍配があがりますが、何に使いたいかによって、価格面での差が逆転する場合があります。
スイッチボットとNatureRemoどちらを買うべきか?
ということで結論です。スイッチボットとNatureRemoでどちらを買うべきかを整理してみるとこんな感じになると思います。
リモコン家電中心に使いたい場合で、オートメーション機能を中心に使いたい場合は、NatureRemo3がベストチョイスになりましょう。
とりあえず、お試しでスマホで家電を操作してみたいという場合は、スイッチボットハブミニの購入をお勧めします。
本格的に自宅のIoT化にチャレンジしたい、という場合は、スイッチボットハブミニを購入して、
- 温度・湿度、人感、ドア開閉など別売りのセンサー
- 加湿器、カーテンなどのスイッチボット
などを買い増していきましょう。
スイッチボットでIoT化を図る際の注意点ですが、スマホ操作、自動化は意外と難しい点です。
一見便利そうなIoT化も、生活すべてのパターンに対応するのは知恵と工夫が必要です。
自分でどのような機能を使いたいか、それがスイッチボットで本当に実現できるのか、十分に考慮しないとただの無駄遣いになりますよ。
何事も例外処理ってのが一番大事だったりするんだよね。
確かに家族がいるのに家電の自動化って意外と難しいのよね。
最後に
以上、スイッチボットハブミニとNatureRemoの比較でした。一番大事なのはその機器で何をしたいかです。
価格面での安い高いはありますが、値段ばかりに気を取られずにステキな自宅のIoT化を図っていきたいですね。
考えるのが面倒だったら、両方とも買っちゃえばいいんだよ。
それは、本末転倒な結論ね。。。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。今回の記事があなたの賢いお買い物のお役に立てると嬉しいです。
それでは楽しいデジタルライフを!