とりあえず安いから…
そう思って、ダイソーでUSBケーブルを買ったことはありませんか?
実は、そのケーブルがスマホの充電が遅い原因だったり、データ転送がうまくできない原因になっているかもしれません。
USBケーブルには見た目以上に大きな違いがあり、用途に合わないものを選ぶと不便な思いをすることになります。
一方で、高品質なUSBケーブルは価格が高めです。
でも、その分「充電の速さ」「データ転送速度」「耐久性」など、あらゆる面で優れています。
特に、今回比較するアドテックの240W USB-Cケーブルは、超高速データ転送や高出力充電に対応しており、ハイスペックなデバイスを使う人には欠かせない存在です。
この記事では、ダイソーのUSBケーブルとアドテックの240W USB-Cケーブルを徹底比較し、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。
知らない間に「安かろう悪かろう」のケーブルを選んでしまわないよう、用途に応じた最適なUSBケーブルの選び方を解説していきます。
なお、USBケーブルの基本的な違いはこちらの記事もご覧ください

ダイソーのUSBケーブルの仕様と値段が安い理由
まずは、ダイソーのUSBケーブルの概要をまとめてみましょう。
ダイソーのUSBケーブル
- 価格: 110円(税込)~330円(税込)
- 対応規格: USB 2.0(最大480Mbps)、一部USB 3.0対応モデルあり
- 最大出力: 2.4A(12W程度)
- ケーブル長: 30cm~2m
- 素材: 樹脂製の被膜、細めのケーブル
ダイソーのUSBケーブルは、110円から330円とかなり値段が安いのが魅力です。
ダイソーのUSBケーブル安さの理由
- 簡素な設計で製造コストを抑えている
- 高品質な導線やシールドが省略されている
- ブランドコストがないため価格が抑えられる
ダイソーのUSBケーブルのメリットとデメリット

メリット
- 圧倒的な安さ: 110円~330円で手に入る
- 種類が豊富: USB-C、Lightning、Micro USBなど様々な規格が選べる
- 全国の店舗で手軽に購入可能
- 短いケーブルも多く、持ち運びや整理に便利
デメリット
- データ転送速度が遅い: USB 2.0が主流で、USB 3.0対応品は少ない
- 耐久性が低い: ケーブルが細く、断線しやすい
- 急速充電に非対応: 高出力充電(60W以上)には対応しない
- 品質にばらつきがある: 商品ごとに当たり外れがある可能性
最近は、ダイソーのUSBケーブル売り場に行けば分かる通り、商品ラインナップがとにかく充実しています。
充電などに使用したいケーブルは、とりあえずダイソーに行けば入手することができるはずです。
ただ、価格が安い分だけ性能は少々落ちることを覚えておく必要があります。
高品質なUSB-Cケーブルの仕様
ここでは、アドテックから販売されている240W USB-Cケーブルを例に、仕様やメリット・デメリットをまとめていきましょう。
アドテック240W USB-Cケーブルの仕様

製品仕様
- 価格: 約3,000円前後
- 対応規格: USB4(40Gbps)、Thunderbolt 3互換
- 最大出力: 240W(48V/5A)
- ケーブル長: 1m~2m
- 素材: ナイロン編み込み、高耐久設計
価格は高いのですが、データ転送と充電を両立。8K映像出力にも対応しているほか、eMarkerチップ搭載で高品質を実現しています。
eMarkerチップとは…
- USB-Cケーブルに搭載される小型のICチップ
- 高出力(60W以上)の充電を安全に行うために必要
- ケーブルの性能をデバイスと通信し、自動で最適な電力供給を調整
- USB4や高性能PD充電器を使用する際に重要
アドテック240W USB-Cケーブルのメリットとデメリット

アドテック240WのUSB-Cケーブルを例に高品質なUSB-Cケーブルのメリットとデメリットをまとめてみます。
メリット:
- 高出力対応: 240Wの高出力に対応しているため、ノートPCやゲーム機、ディスプレイなど高電力を必要とするデバイスの充電が可能です。
- 高速データ転送: USB 3.2やThunderbolt 4に対応している場合、データ転送速度が非常に速く、大きなファイルの転送もストレスなく行えます。
- 耐久性: 高品質な素材や強化されたケーブル構造により、耐久性が高く、長期間使用できます。
- 便利なUSB-C端子: USB-C端子を使用しているため、両端ともに同じ形状で差し込みが容易です。反対向きでも使えるので、便利で使い勝手が良いです。
- 複数のデバイスに対応: ノートPC、スマホ、タブレットなど、さまざまなデバイスに対応しているため、一本で複数の機器をカバーできます。
デメリット:
- 価格: 高出力や高性能なため、一般的なUSB-Cケーブルよりも価格が高くなる場合があります。
- 太くて硬い: 240Wの高出力を実現するためにケーブルが太く、柔軟性が欠けることがあり、収納や取り回しに不便を感じる場合があります。
- 対応機器の制限: 240Wの高出力を活かすには、接続するデバイスがそれに対応している必要があります。すべてのデバイスが240Wの充電に対応しているわけではありません。
- 熱問題: 高出力時にはケーブルが熱を持ちやすいため、過度に高温にならないように注意が必要です。
重要なポイントとしては、品質が高いために高出力が必要なユーザーに適していますが、一般的な用途では少しオーバースペックになる可能性があります。
また、高品質を生かすためには、出力の高い充電器が別途必要になります。
私のおすすめはこちらの商品です。
ダイソーと高品質なUSBケーブルの比較
では、ここでそれぞれの仕様比較を整理してみましょう。
スペック比較
仕様項目 | ダイソー | アドテック |
ケーブルタイプ | USB-A to USB-C USB-C to USB-C | USB-C to USB-C |
最大出力 | 最大 2.4A (約12W) | 最大 240W (最大 20V 12A) |
データ転送速度 | 最大 480Mbps | 最大 40Gbps |
対応規格 | USB 2.0 USB-A USB-C | USB 3.2 Thunderbolt 4 Power Delivery |
耐久性 | 一般的な耐久性 | 高耐久性 強化素材 |
ケーブル形状 | 細め 柔軟性あり | 太め やや硬め |
長さ | 約 1m~1.5m | 約 1m~2m |
価格 | 100円~ | 約 2000円~ |
充電速度 | 普通 (低速充電) | 高速充電 (最大240W) |
対応機器 | スマホ、タブレット ※一般的なデバイス | 高出力対応 ノートPC ゲーム機 ディスプレイ等 |
保証 | 特になし | 1年保証 |
充電時間の比較

例えば、iPhone 16の充電時間比較を比較すると以下のとおりとなります。
- ダイソーのUSB-Cケーブル: 約1.5時間
- アドテックの240W USB-Cケーブル: 約0.3時間(約18分)
つまり、アドテックのケーブルを使えば、ダイソーのUSBケーブルと比べて約5倍の速さで充電が完了します。
ただし、高品質なUSB-Cケーブルで急速充電を実現するためには、高品質な充電器を購入する必要があるので注意が必要です。
最後に

ということで、最後にまとめです。
- 安さ重視ならダイソーのUSBケーブル
- スマホの低速充電や一時的な使用に向いている
- コストパフォーマンスは最強
- 性能重視ならアドテックの240W USB-Cケーブル
- 高速データ転送や急速充電を活用する人向け
- 長く使える高耐久モデル
個人的には、100W以上に対応した充電器とUSB-Cケーブルを1本持っておくと、便利だと思っています。
このあたり、用途に応じて適切なUSBケーブルを選ぶことが大切ですね。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。今回の記事があなたの賢いお買い物に役立つと嬉しいです。
それでは楽しいデジタルライフを!