今日は、2024年Amazon kindleで読んだ本の中から、40代サラリーマンにお勧めしたい良書ベスト10を発表したいと思います。
40代は不惑の年代です。
子育ても忙しくなり…
親の介護問題も考える時期
仕事もそれなりの責任を任され…
好きな趣味など自分の時間も取れず…
でも、給料は上がらず、
老後のこともそろそろ考えなくてはならない…
そう、色んな人生の課題に襲われる時期でもあります。
そんな日常を打破してくれるのが読書の力。私は自分の思考を変えるために読書をし続け、気が付けば今年は約200冊の本を読了していました。
この世知辛い世の中を生き抜くために、私が2023年読んだ本の中からみなさんにお勧めしたい本を10冊ご紹介したいと思います。
年末年始にかけて電子書籍のセールも行われると思います。
どんな本を読んでいいか分からない…
せっかく読むなら役に立つ本を読みたい…
そんな思いに応えるために今日の記事をつづります!
なお、2022年のベスト10はこちらを参考にしてください。
評価の基準
ビジネス書を中心にベスト10を選定
私にとって新しい知見や価値観、行動様式に影響を与えるような役に立つ良書かどうかを判定します。
特にサラリーマンでも役に立つビジネス書を中心に紹介します。
40代でもおすすめできるKindle本
良書に出会った時には、これまで感じたことがない爽快感とか「読んでよかった」「楽しかった」といった充実感に襲われることがあります。
また良書は何度読み返しても私たちに感動をもたらしてくれます。
そんな良書を中心に選定しました。
Kindle Unlimited もランキングに含む
電子書籍中心のランキングになっていますので、当然、Kindle Unlimitedの対象となっている書籍もランキングに含めています。
毎月定額で読み放題のKindle Unlimitedを契約している人にとっても、良書選びの参考にしてもらえる点も評価しました。
200冊の中から選定
2024年は約200冊の本を読了しました。
その中から厳選10冊をご紹介します。2024年は良い本への出会いが多く、正直とても迷いました。
なので、みなさんに胸を張って紹介できる本ばかりだと思います。
なお、最近の読書レビューはこちらからご覧ください。
2024年電子書籍ベスト10
今回ご紹介する書籍はこちらです。
エントリー作品
- 逆転交渉術 まずは「ノー」を引き出せ
- 苦しかったときの話をしようか
- 後悔しない時間の使い方
- THE POWER OF REGRET
- Simple「簡潔さ」は最強の戦略である
- 達成の科学
- 複利で伸びる1つの習慣
- ポジティブ・シフト
- 年1時間で億になる投資の正解
- 夢を叶える人の考え方
※50音順
皆さんは読んだことのある本があるでしょうか?
第10位 苦しかったときの話をしようか
第10位は、森山毅著 苦しかったときの話をしようか です。
森山毅氏と言えば、倒産確実と言われた大阪のUSJ(ユニバーサルスタジオジャパン)を再生させた著名なマーケター。
森山氏が我が子のあてた手紙形式で描かれた内容は、私たちビジネスマンにとっても有益な内容が多々含まれています。
厳しい社会人生活を生き抜くために必要なこと
この本は厳しいサラリーマン生活を生き抜くための物事の考え方や心構えが網羅されています。
社会では常に悩みや痛みに苛まれます。
その問題を克服するためには…
・自分が何を目指すか明確化すること
・会社に依存しないスキルを身に着けること
・負けても転んでも這い上がる覚悟を持つこと
そして、自分の特長を認識し、強みに変える行動をとることがこの世界でユニークな価値を生み出せると主張します。
私たちは資本主義に生きている
資本主義は、常に経済が右肩上がりであることが前提となりますが、本書では、資本主義の原動力は「人間の欲」にあると説きます。
そして、その欲をエネルギー源として競争させることで富を築くことができる厳しい社会と考えます。
資本主義の本質を私たちは理解する必要があるのです。
・資本家のためにある社会である。サラリーマンを働かせて資本家が富を得る仕組みである
・資本主義とは、無知であることと、愚かであることに、罰金を科す社会のことである
そのような社会の中で、私たちはどうふるまうかをよく考えなければいけないのです。
重要なのはキャリアの目標を立てること
厳しい資本主義社会の中、私たちはどのような人生を歩むべきなのか?
本書では以下のとおり実行すべきだと主張します。
・自分なりの目標を立てること。
・自分の強みを知ること
・戦略的な裏付けのあるキャリアを考える
・自分を磨ける会社に就職する
・自分をマーケティングする
—
この本の特長は、私たち読み手に生ぬるい優しい言葉がないことです。でも、厳しさの中に現実を感じるし、それが私たちへの励みにもなると感じます。
これからキャリアを積んで、仕事で活躍したい人には参考になる良書と言えるでしょう。
第9位 THE POWER OF REGRET
第9位は ダニエル・ピンク著 THE POWER OF REGRET 振り返るからこそ、前に進める です。
著者のダニエル・ピンクは、ビジネス・経済・社会・テクノロジーをテーマに、記事や論文の執筆、講演などに従事。
世界のトップ経営思想家を選ぶ「Thinkers50」2021年のランキングでは9位に輝く実績もあります。
後悔という言葉は、ネガティブな印象がありますよね。でも、その「後悔」こそが前向きに生きるために重要なことである、と説いたのが本書です。
後悔することは正しい
世の中では「ポジティブ思考」が理想とされていますが、そう簡単に何に関しても前向きに対処できるわけではありません。
後悔することは人にとって欠かせない感情であり、正しい後悔を通して精神が高揚になる可能性が高いと本書は指摘します。
後悔をプラスに変えるための方法
一見、ネガティブな表現に聞こえる後悔という言葉。これを人生のプラスに変えるためにはどのような考え方を持てばいいのでしょうか。
後悔を今後の糧とする方法
- 人生の反実仮想として考える
- 感情を無視し大切なことに集中する
- 失敗を受け入れ、失敗を機会ととらえる
後悔という感情を見直すことで新たな価値を見出すためにはどうしたらよいか?様々な人の後悔を紹介しながらその方法を提示してくれます。
後悔と人生
後悔から見えてくるのは、私たちが人生という物語で二つの役割を持っている、というこです。
それは物語の作者であり、物語の俳優であるということです。
コントロールできる後悔に集中し、自分の「修復の物語」を自分で紡いでいくアプローチを実践することが、後悔のあるべき姿であると主張します。
失敗や後悔を恐れてチャレンジを拒否しがちな傾向があります。考え方を変えることで、後悔のない人生を歩むことができるかもしれません。
第8位 Simple「簡潔さ」は最強の戦略である
第8位は ジム・バンデハイら著 Simple「簡潔さ」は最強の戦略である です。
筆者はポアクシオス共同設立者兼CEO兼会長。
アクシオスというデジタルメディアは現在670万の定期購読を誇り、過去10年間で最も成功したメディアとして成長しました。
本書は世界16か国で刊行、アメリカだけでも25万部を超えるベストセラーになりました。
世の中は、スマホが普及した結果、多くの情報が飛び交い、人は文字を読むのが面倒になっている、そのような中で人に読ませる文章の書き方についてまとめた本です。
読み流される文章から必読の文章へ
本書では、スマートシンプルという文書の書き方を提唱します。
ほとんどの人は、書かれている文章を斜め読みするか、大半を読み飛ばしています。
だからこそ一字一句無駄なものをそぎ落とし、読み手に少ない時間でより多くの価値を届ける必要があると主張します。
スマートシンプル4つの形式
- タイトルで心をつかむ
- リード文で最も大切なことを伝える
- なぜそれが重要なのかを書く
- 「さらに知る」で詳細を伝える
これをフォーマット化し、文章作成に取り入れることが大事であると説きます。
ビジネスでも役に立つスキル
例えば、あなたの職場でもたくさんのメールやチャットが飛び交っていることでしょう。
また、パワポでプレゼンするときも、限られた時間で分かりやすく相手に伝える必要があります。
スマートシンプルの手順を取り入れることで、人に伝えるスキルが向上するはずです。
スマートシンプルで心がけること
- 文章はできるだけ簡潔に書く
- 読み手ファーストを心がける
- 無駄な情報は書く必要がない
具体的に例示すると以下のとおりとなります。
・「繰り返し」は禁止、もったいぶった言葉は使わない、相手が知っていることを書かない、分かり切ったことを説明しない。
・特定の誰かに向けて伝えたいポイント話すイメージで書くこと。そしてできるだけ一文は短くする。
・弱い表現はぼやけた動詞・形容詞は使わない。
・人に伝えたい要点を順番に書いてみる。
・ひとつの項目で言いたいことを一つに絞る。
ーー
私もこうして文章を書いていますが、読者ファーストとはほど遠い内容であると言えるかもしれません。
本書を読んで学びを続けていきたいと思います。
第7位 複利で伸びる1つの習慣
第7位は ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣 です。
著者であるジェームズ・クリアーは、「習慣」「意思決定」「継続的改善」の専門家。
書籍の執筆、定期的に「フォーチュン500」に名を連ねる大企業で講演も行っている実績の持ち主。
NBAやNFLでも採用された手法を分かりやすくまとめた一冊です。
習慣化の本はたくさん世に出ていますが、この本一冊だけ読めば十分です。
習慣化するためにはどうしたらよいか
私たちはいつもなにか始めようとすると3日坊主になりがちです。なぜなのでしょうか?
ジェームズ・クリアー氏が言うには、習慣の4つのステップ――きっかけ、欲求、反応、報酬――を順番に達成することを提唱します。
脳は、問題に直面するたびに、解決のためのプロセスを自動化しはじめます。
つまり、この自動化こそが習慣化につながることであり、自分が習慣化したいことを信頼できる解決策として脳にインプットすればよいのです。
4つのプロセスをどう作るか
習慣の4つのステップ――きっかけ、欲求、反応、報酬――をどのように構築していくかが問題となります。
習慣化を図るための準備
- 習慣化したい理由を明確にする
- 習慣化したい行動を今の行動と結びつける
- 環境を変えてみる
- 習慣を魅力的なものにする
- 感情をコントロールする
習慣化はまずはきっかけづくりです。そして習慣化することの意味や目標、理想を明確にすることからスタートします。
習慣化の行動によってなんらかのベネフィットが生まれれば、4つのステップの好循環が生まれます。
もしも、習慣化が困難なときは…
- 毎日二分間だけやってみる
- 自分の行動の「ついで」で実施してみる
- 環境を変えてみる
などなど、私たちが陥りがちな3日坊主に対する改善策も本書に書かれています。
研究者によれば、1日の行動の40%から50%は習慣で行われているとの結果もあります。
私が人生にとって有益な習慣化を図るための方法がたくさん明記されています。その内容は、科学的な根拠に基づいて描かれたものです。
ぜひ、本書を読んで、今年一年充実した生活だったと思えるような習慣を身に着けてみてはいかがでしょうか。
第6位 後悔しない時間の使い方
第6位はティボ・ムリス著 後悔しない時間の使い方 です。
著者はフランス生まれ。ビジネスコーチ、著述家。全世界で23か国に翻訳され著作累計80万部のこの本。
もし明日死ぬとしたら、何を後悔するだろうか?先延ばし癖・退屈な仕事・SNS中毒・動画三昧から抜け出すための知恵が書かれています。
時間が重要であることの意味
よく人は、時間がないと言って面倒なことや夢を実現するためにやるべきことを先送りします。
でも、時間は有限であり、今日は二度とやってこないのです。
限られた時間を有意義に使う方法を考え、人生を豊かにすることができる-このことの重要性を私たちは認識するべきだ、という考え方からこの本は始まります。
毎日を人生最後の日として扱う
この本のメインテーマは…
できるかぎり有意義な時間を過ごし、なるべく後悔せずに充実した人生を送るにはどうすればいいのか?
…について書かれたものです。
スティーブジョブスは「毎日を人生最後の日として扱う習慣を身に着けよう。いつかそれは本当に最後の日になるのだから」と述べています。
後悔しないためにはどうしたらよいのか?
後悔しない時間を過ごすためにはどうしたらよいのか?これを実現するためのステップは以下のとおりです。
充実した人生を送るためのステップ
- 現状を把握する
- 夢や目標を明確にする
- 未来志向で計画を立てる
- 取り組みやすい環境整備や習慣を身に着ける
印象深いことは、目標は考えるだけでもワクワクするような夢のような大きな目標であること、という言葉です。
そして、今やっていることを続けたら5年後の自分がどうなっているかをイメージしながら、プロセスを楽しめ、という点です。
自分の未来を考えさせられる一冊です。
第5位 達成の科学
第5位はマイケル・ボルダック著 達成の科学 です。
筆者の紹介を簡単にしておくと…
・7歳のときに実の父親が母親を殺害するという衝撃的な事件を経験
・そのときのショックから重度の吃音症と極度の対人恐怖症に
・さらに16歳のときには養父母の家からも追い出され、
・高校も卒業することができず、
・金なし、コネなし、家族からのサポートなし、という何もない状態
このような状況から成功するまでの方法を一冊の書籍にまとめたのが「究極の成功法則」です。
そして、法則と言われるためには、誰でも成功が達成できる裏付けが必要になります。
筆者が20数年間続けてきた研究と実践を踏まえて書かれたこの本は、成功に導くための法則が満載です。
成功するために必要なもの
成功するために必要なことは継続的な力です。そのためには、「痛み」と「快楽」を上手に活用することです。
目標達成に至るまでの過程が快楽であれば、継続も苦にならないでしょう。継続しないことが「痛み」につながるのであれば、これも継続せざるを得ません。
私たちは、長期的なワクワク感を得るような目標を立て、継続することの喜び(プロセスを楽しむこと)で成功に生かしていくことが必要なのです。
成功するためにどうしたらよいか
成功するために必要な習慣
- インカンテーション(アファメーション)
- なぜその目標が必要かを自分に問い続ける
- 長期的な目標を立てる
- ビジョンボードを作成して壁に貼る
- ミリティングビリーフから自分を解放する
- 1日に15分ひとりの時間を過ごす
潜在意識を高めることから始める
ロイ・バウマイスターの調査(1998年)によると、日々の行動の95%が自動的に起こっていて、たった5%が意識的なものだという結果が出ました。
つまり私たちは事実や現実に基づいて判断しているのではなく、勝手に抱く感情やイメージに基づいて行動していることになります。
その無意識をどうやって養っていくのか?
詳しくは本書で書かれているワークを実践することです。私も実践していきたいと思っています。
第4位 逆転交渉術 まずは「ノー」を引き出せ
第4位は、クリスヴォス著 逆転交渉術 まずは「ノー」を引き出せ です。
FBIの交渉人として24年にわたり、アメリカ合衆国内外の人質事件を解決に導いてきた著者がその経験やスキルを一冊にまとめたものです。
紙書籍が欲しいのですが、品薄なためか、中古本でも6000円ぐらいします。
Amazonの評価もかなり高い良書です。
私たちは日々の仕事の中でも、常に交渉の繰り返し。時々イヤになることってありませんか?
この本を読めば、そんな気持ちもどこかに吹っ飛び、交渉事が嫌でなくなるかもしれません。
交渉で重要なこと
交渉で重要なこと
- 相手の要求を理解する
- ミラーリングを使い、相手に安心感を与える
- 相手といかに共感できるかを考える(ラベリング)
- 相手の心配な点を引き出し、解決につなげる
重要なのは、交渉は戦いではなく、発見だとする点です。そのゴールは多くの情報をつまびらかにすることとです。
相手に「ノー」と言わせる
交渉者にとって相手に「ノー」と言わせるのが重要だと説きます。「ノー」を言わせることが交渉開始のきっかけになると言うのです。
なぜなら「ノー」には本来の意味が隠れているからです。
交渉での「ノー」の意味
- まだ同意する用意ができていない。
- あなたのせいで不快な思いをしている。
- わたしには理解できない。
- 自分にできるとは思えない
- わたしはほかのものを求めている
- もっと情報がほしい。
- このことをほかの人間と相談したい。
「ノー」は断られたと悲観的に思うべきではなく、「ノー」の状態が交渉の起点であると説きます。
例えば、あえて相手に「ノー」と言わせるために…
”あなたはこの状況を打開したいと思わないのですか?”
”あなたはこのプロジェクトを成功させたいと思わないのですか?”
こんな問いかけをすることが交渉の起点になるのです。それは相手に「イエス」と言わせるよりも重要なことなのです。
他にも交渉に関する手法がてんこ盛り。この本を読むと職場でいろいろと試してみたくなります。
第3位 年1時間で億になる投資の正解
第3位は、二コラ・ベルベ著 年1時間で億になる投資の正解 です。
一言で言うと、資産運用の近道はインデックス指数に連動したETFを買えという本です。
タイトルはイマイチですが、内容の充実度はけた違い。2024年に読んだ株本の中でも、断トツでナンバーワンの良書です。
アクティブ運用や個別銘柄投資を徹底的に批判する
この本の結論としては、
・コストの低い証券会社に口座開設する。
・世界株式に連動するETF(Vanguard Total World Stock Index Fund ETF)やS&P500に連動するVOO(Vanguard S&P 500 ETF)投資する。
・あとはそれを続けるだけ
というごくシンプルな内容です。
でも、この本の素晴らしさはこの結論に至るまでの説得力の高さです。
あらゆるデータや論文、過去のエピソードを繰り広げ、アクティブ運用や個別銘柄投資を完膚なきまでに叩きのめします。
・1926年から2016年までの調査で株式市場拡大に寄与した上場銘柄はだった4%。市場の勝ち組に投資するのは極めて難しい。
・これから伸びる企業を探すのに、FANG+に頼ってはいけない。20年前の時価総額と比べると、現在の勝ち組に乗る投資はやめた方がいいことが分かる。
・コストの高いアクティブ投信は害悪しかない。計算すると利益の半分を持っていかれる計算になる。それなら指数に連動するコストの安いETFを買うべき。
・投資は知的水準と連動しない。調査によれば優秀な投資家たちのポートフォリオのリターンは年率2.5%であるのに対し、SP500は同期間に年率15・3%成長していた。
知らない金言や豊富なエピソードも学びになる
私もこれまで100冊以上の株本を読んできた自負がありますが、それでも、いまだに知らなかったエピソードや言葉が羅列され、とても学びになります。
・株式を買うのはうまいものを食べるため、債券を買うのはぐっすり眠るため
・人間は落ち着いて座っていられない生き物だ。常に思い悩み、不満を抱え、進歩しようとし、未来を読もうとする(投資の世界ではそれはムダだと言っている)。
・投資家は対価を払わずにリターンだけを得ようと株を売買するのだ。だが、お金の神様は対価を払わずに報酬だけを得ようとする者をよく思わない。
他にも
ウォーレン・バフェットとの共同経営者のチャーリー・マンガーの半生
今や時価総額2000億ドルを超えるGoogleが実は75万ドルで事業売却できなかったエピソード
などのエピソードを通して、投資に対する重要なこと、個人として大きな利益を上げるには限界があることを訴えます。
これまでのインデックス運用本にはなかった充実した内容となっていて学びになる一冊です。
第2位 夢をかなえる人の考え方
第2位はジム・ドノヴァン著 夢をかなえる人の考え方 です。
この本を一言で言うと、理想の人生を手に入れるためのカギとなる「人生の基本原則」を77項目に渡って簡潔に記した本です。
とても読みやすく、それでいて目から鱗な金言がたくさん散りばめられていて、とても役に立つ一冊です。
以下、私が感銘を受けた内容をピックアップします。
人生の目的を見出す
理想の人生を手に入れるための第一歩は、情熱を燃やせる対象を見つけること、そして、目標を紙に書くことから始めます。
”偉大な自己啓発の教師ボブ・プロクターは「十分に大きな目標とは、少し恐怖を覚えるぐらいの目標だ」と言っている”(ジム・ドノヴァン. 夢をかなえる人の考え方 p.16より引用
そしてその目標は読み上げるだけもワクワクするものにするべきです。
目標は定期的に見直し、五年先までの理想的な人生プランを立ててみることです。
望みの裏側を知って対策を考える
あなたの考える目標や夢には、実は不安と表裏一体です。
例えばFIREが目標ならば、社会的なつながりの希薄化や思考能力の低下、人との関わりなどの心配があるはずです。
このようなあなたの考えの裏側を入念に考え、対策を考えることが夢を叶えるための近道です。
”自分が恐れていること、抵抗を感じることをまずはっきりさせれば、欲しいものを確実に手に入れる道が開ける”(同 p.23)
感謝を幸福に変える方法
頭の中で考えていることが感情を決め、感情が行動を決め、行動が結果を決める。すべては自分で選んだ思考から始まります。
そのときに心がけるべきことは…
・人生のいい面を考え、いい面を自分に語りかけるようにしていれば、いいことがどんどん起こるようになる。
・欲しいものがまだ手に入っていないことばかり考え、それで苦しんだり心配したりしていると、欲しいものをむしろ遠ざけてしまう。
・「幸福に至る道はない。幸福が道なのだ」より幸福になる方法は、単に幸福な気持ちでいることだ。自分を幸福にすることを見つけて、それをしよう。
人生を変える力は自分の中にある
本書では自分の考えること、言葉にすることのすべてが、人生で経験することを決めていると主張します。
そして、夢の実現の障害となっているのは他人に植えつけられた思い込みではないだろうか?と私たちに問いかけます。
・自分自身についてよりよい気分になるもうひとつの方法は、他の人のために何かすることである。
・人生を変える力は自分の中にある。自分が望む状況になりやすくするために、自分によっての価値基準を考える。
・自分の生活のいいことも悪いこともすべて自分の選択の結果だと自覚すれば、自分の力で人生を変えることができる。
・今日から自分の人生の主役になろう。自分の人生は自分で決めると宣言しよう。
習慣化する
私たちは、夢や目標を達成するための重要項目を3~5個リストアップし、目標に向かって後押ししてくれる習慣を身に着けることが大事と主張します。
・自分にとっての成功とは何かを考える。
・失敗から学ぶ。ミスのことは忘れる。
・望まないことを我慢しない。不満足な現状に我慢し続ける必要はない
・一緒に過ごす人を意識して選ぶことこそ人生を楽しむ秘訣だ。ネガティブな人には近づいてはいけない。前向きな人たちと付き合おう。
・ストレスを感じないように今この瞬間に集中している生きること
・自分の夢に向かって自信を持って突き進み、理想の人生に向かって冒険に乗り出せば、普通では考えられないような成功を経験することになるだろう。
ーーーー
勇気づけられる言葉でいっぱいです。
辛い時はこの本を読んで心を奮い立たせようと思います。
第1位 ポジティブ・シフト 心理学が明かす幸福・健康・長寿につながる心の持ち方
そして栄えある2024年栄えある第1位は、キャサリン・A・アンダーソン著 ポジティブ・シフト 心理学が明かす幸福・健康・長寿につながる心の持ち方 です。
2024年は、仕事面で悩み多き1年でもありました。
とにかく無計画なプロジェクトが多くわが身に降りかかり、また、プロジェクトメンバーから急きょ離脱するもの、病気になるものも現れました。
そんな中、今、私が平気な顔して早朝からブログを書けるようになったのも、この本のおかげなのです。
もしも、あなたが仕事やプライベートで辛いことがあり、
もうやめてしまいたい、逃げたい…
そんな気持ちに襲われたら、この本を読むべきです。
なぜポジティブシフトが大事なのか
あなたが友人や職場の人たちと話をしていると、
なぜこの人はこんなに前向きなのだろう、悩み、辛く感じることはないのだろうか…
そんな感覚に襲われることはないですか。
実は、あなたにとって、不安なこと・辛いことに対してどう考えるか、良いことを見つけられるのかどうかは、私たちがコントロールすることができるのです。
つまり、あらゆる事象を前向きにとらえるマインドセット(つまり思考のショートカットをポジティブに捉えること)が重要と本書は主張するのです。
この思考のショートカットを前向きにとらえることで、身体的にも精神的にも健康でいることができます。
ポジティブシフトを実現するためにはどうしたらいいか
人生をポジティブに生きる人々は、幸福感が高いだけでなく、ほぼすべての側面において、身体的な健康状態が良好である、といわれています。
でも、どうしてもストレスやプレッシャーに負けてしまう、不安や恐怖心に打ちのめされてしまう…
そんな人はどうしたらよいのでしょうか。
私たちが敗北や損失を経験したときに、ポジティブなマインドセットでその体験を整理することができれば、誰もが本当の利益を得ることができるようになるのです。
ポジティブシフトの実現方法
- ストレスは日常生活の一部であると考える
- 困難は自分を高めるチャレンジだと考える
- 不安や悩みの大半はあなたの人生で些細な出来事である
- 失敗しても自分を責めるな
- 失敗した自分を受け入れよう
- 小さな不安解消のためにチャレンジしてみる
不安は、神様があなたを興奮するために仕込んだもの。これは未来の自分にとって良い思い出になるチャンスを与えてくれている…
そう思うと、自分の心の中から見えない力が宿り、あらゆる困難にも闘っていける力がみなぎってきます。
そして、もしも失敗しても、自分のできる限りのことをやったまで、という自信と、不安や課題に対する開き直る気持ちが醸成されるようになってくるのです。
これからの人生という長いスパンで考え直すことができれば、あなたの目の前の不安や恐怖もポジティブにシフトしていきます。
そんな力を与えてくれる一冊です。
1年間を振り返って
2024年はこれまで以上に読書の効果が日常生活に役に立った一年でした。特に仕事面で課題がいっぱいだったんですよね。
・不本意なプロジェクトへの強制参加、駆け引き・交渉
・プロジェクトメンバの離脱、新しい未知なる業務への対応
・日常生活で幸せを感じるにはそどうしたらよいか
・資産形成を加速するためにはどうしたらいいか
全て読書で解決することができました。2025年はどのような本に出合えるのでしょうか。今からとても楽しみです。
読書や思考は変えられる。おすすめはAmazon Kindle unlimitedです。Amazon Kindle unlimitedは私たちの読書を支えてくれるお得なツールです。
最近は比較的新しい書籍のKindle化も見られる印象があります。探してみるとあなた好みの本に絶対に出会えるはずです。
\Kindle unlimitedの詳細はこちら/
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。今回の記事があなたの賢いお買い物のお役に立てると嬉しいです。
それでは楽しいデジタルライフを!