さて、2022年から始まったAmazon Kindleで読めるおススメ電子書籍のご紹介です。
私は今年300冊読了する、という目標をたてています。
読書のメリット
- 読書で幅ひろい知識を習得できる
- 読書で思考を変えられる
- よって、読書で人生がすばらしくなる
定期的にアウトプットすることで、読書が私の行動や生活に深化させることが狙いです。
また、実際に私が読んでこれはお勧めしたい!そう思った本を厳選してご紹介することでみなさんに質の高い読書を楽しんでもらいたい、そんな思いもあります。
おススメ電子書籍シリーズ概要
- 実際に私が読んだ電子書籍の記事をアップします
- 頻度は年6回(2,3か月に1回)程度
- 私がみなさんにおススメしたい良書に限定してご紹介
私はAmazon Kindle unlimitedも契約中です。300冊読むにはコスパに優れた欠かせないサブスクです。
なお、2022年に私が読了した本ベスト10はこちらをご覧ください。
2022年のレビュー記事はこちらからご覧いただけます。
評価の基準
今回の評価に当たって、私が評価する基準を設けました。具体的には以下のとおりとなります。
Kindleランキング(ビジネス)を中心に紹介
私にとって新しい知見や価値観、行動様式に影響を与えるような役に立つ良書かどうかを判定します。
特にサラリーマンでも役に立つビジネス書を中心に紹介します。
もちろん基準は私ですので、「そんなものは知っているよ」なんて思う人がいるかもしれませんがご勘弁を。
40代でもおすすめできるKindle本かどうか
良書に出会った時には、これまで感じたことがない爽快感とか「読んでよかった」「楽しかった」といった充実感に襲われることがあります。
読み終わったあとの充実感を評価します。また、内容は良いだけではなく、表現や論法など分かりやすい表現かどうかも判断します。
Kindle Unlimited もランキングに含む
電子書籍中心のランキングになっていますので、当然、Kindle Unlimitedの対象となっている書籍もランキングに含めています。
毎月定額で読み放題のKindle Unlimitedを契約している人にとっても、良書選びの参考にしてもらえると嬉しいです。
Kindle度
持ち運びも楽で気軽に楽しめる電子書籍ですが、中には電子書籍化した結果、読みにくくなってしまった本も散見されます。
- イラスト
- グラフ
- 紙冊子のみの特典
電子書籍として楽しめるかどうかについても評価していきます。
電子書籍ランキング発表
それでは電子書籍ランキングの発表です。
今月は心にぶっ刺さる本ばかりで選ぶのに大変でした!
その中から私の中で評価が高い上位5冊をご紹介します。
第5位 無(最高の状態)
第5位は、鈴木祐著「無(最高の状態)」です。
相変わらず圧倒的な論文引用に基づく本で、読み手に説得力をある説明を与えてくれます。
”そもそも人は進化の過程の中で、未来を予測し、また、一つの事象に対して様々な物語を作る生き物である、このことが人間自身に生きづらさを感じさせるようになってしまった”
…そんな命題からこの本はスタートします。
つまり、悩みや不安などは私たちのせいではなく、生存する過程で必須だった脳の働きによる当然の結果と言えるのです。
私たちは悩みや不安を取り除くためには解決策を急ぎます。でも、実はそうした行動はむしろ脳には負担を与えて逆効果になる恐れがあります。
解決策として有効なのはすべてを認知し、すべてを受け入れることなのです。その気持ちを得るためには、私たちは「無我」というものを手にする必要があるのです。
その無我を手に入れるためにはどうしたらいいのか、無我とは一体どういう状態を指すのか?
このことについて知りたい人はぜひこの本を手にとってもらえるといいと思います。
評価
お役立ち度:★★★★☆
充実度:★★★★☆
読みやすさ:★★★★☆
kindle度:★★★★★
第4位 Focus 脳が冴えわたる4つの集中
第4位は、青砥瑞人著「Focus 脳が冴えわたる4つの集中」です。
高校を中退からアメリカのUCLAに留学できた経験を持つ筆者が、どうすれば集中力を高められるかをまとめた一冊です。
読み進めていくと、私たちは知らず知らずに集中力を高める行動を実践していることに気が付きます。
この本はこれらを体系的に整理し、集中力を高める行動として認知できる状態にしてくれる点でとても実践的な本に仕上げられていると言えます。
例えば、日常生活で私たちは嫌な気持ちになる場面が多々あると思います。
そのときに、なぜそういう気持ちになったのかを分析しておくと同じ思いをしないように未然の行動を取ることができます。
例えば、嫌なことを後回しにした結果、嫌な思いをすることになったとすれば、後回しにしたくなる気持ちが湧き出たときこそ、反射的に行動することが得になることが分かります。
また、自分が幸せになるポイント、嫌なことを忘れるためのリフレッシュ方法を認知することができれば、精神的にも楽になります。
このように、集中力を高めるためには、平穏な心の状態(本書では心理的安全性と称したりしている)を保つことが重要とします。
その上で、3つの脳の情報処理方法を活かしてさらに集中力を高めるための習慣化を図っていきます。
3つの脳の情報処理方法
- デフォルトモード・ネットワーク
- セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク
- サリエンス・ネットワーク
一言でいうと、
・デフォルトモード・ネットワーク=無意識の中で起こされた行動のこと
・セントラル・エグゼクティブ・ネットワーク=無意識の中にも普段とは違う何かに対して行動を起こすことをいい、
・サリエンス・ネットワーク=気付きの命令を起こす働きのこと。
サリエンス・ネットワークはデフォルトモード・ネットワークからセントラル・エグゼクティブ・ネットワークに切り替えるトリガーとなります。
これだけ読んでも何を言っているのか分からんと思います。
この3つの情報処理方法の特性を知り、あなただけの集中力を手にしたい場合は、ぜひこの本を手に取ってみてください。
とても興味ある内容が満載の一冊でおススメです。
評価
お役立ち度:★★★★★
充実度:★★★★☆
読みやすさ:★★★★☆
kindle度:★★★★★
第3位 ミリオネアマインド 大金持ちになれる人
そして今回の第3位はハーブ・エッカー著の「ミリオネア・マインド 大金持ちになれる人: お金を引き寄せる「富裕の法則」」です。
ハーブエッカーは全米のマネーコーチとして高く評価され、資産ゼロからわずか2年半で億万長者に変身したと言われます。
この本は、お金の増やし方を学ぶのではなく、お金持ちになるための思考法や心構えを淡々とまとめた本です。
お金持ちになるためにどうすればいいか、端的にまとめると…
お金持ちになるためにやるべきこと
- 夢を持つこと、夢の中身に遠慮はしないこと
- お金持ちになるための努力は欠かさないこと
- お金持ちになるためには自分を磨くこと
- 思考だけでは足りない、とにかく行動する
例えば、本当のお金持ちは、自由な時間と稼ぎを両立させることができます。どのように実現するか、考えて行動することが大事だと説きます。
そのためには、安定した生活から脱する必要があり、快適なままの生活では人生は成功できないし、結果、本当の幸せになることはできないと主張します。
収入の一部でも自分の成長や今後の事業に割り当てるなどして、とにかく行動することが大事なのです。
私も漠然といついつごろにリタイアしたいと考えていますが、正直、目標に向けて自分に投資を行っているとはいいがたいです。
自分の夢の実現に向けて力がもらえる良書です。がぜんやる気が出てきましたね。
評価
お役立ち度:★★★★☆
充実度:★★★★★
読みやすさ:★★★★★
kindle度:★★★★★
第2位 マインドセット「やればできる!」の研究
第2位は、キャロル・S・ドゥエック著マインドセット「やればできる!」の研究です。
世の中には二つのマインドセットがあります。ひとつは硬直マインドセットであり、もうひとつは、しなやかマインドセットというものです。
硬直マインドセットとは、頭の良さや運動能力の高さは生まれつきのものであり、努力ではどうにもならない、プロセスよりも結果を重視するタイプの人を言います。
しなやかマインドセットとは、結果よりプロセスを重視するタイプであり、努力することが大切であると認知している人です。ミスを恐れずに向上心のあるタイプです。
どちらが優れているか?それは後者に決まっていますよね。
本書では、硬直マインドセットの人を例に挙げつつ、しなやかマインドセットの大切さを淡々と書き綴った本です。
例としてスポーツ選手を挙げているのがとても分かりやすいです。
硬直マインドセットの例として挙げられるプロテニスプレイヤーのジョンマッケンローやプロゴルファーのセルヒオガルシアがなぜ長きに頂点を極めることができなかったのか。
プロゴルファーのタイガーウッズやプロバスケットボールプレーヤのマイケルジョーダンはなぜ伝説のプレーヤになれたのか?しなやかマインドセットの概念とあわせて解説されています。
時にマスコミやネットでは、こうした努力の人たちを「天才」と呼んでもてはやします。
しかし、その裏には無数の努力があることを忘れてはなりません。
ワタシ達は決して世界一のプレーヤを目指しているわけではありません。でも、その裏に隠されたマインドセットは日常生活の役に立つはずです。
そのような幸せや充実感を感じたいと願う人におすすめの一冊です。
評価
お役立ち度:★★★★★
充実度:★★★★★
読みやすさ:★★★★☆
kindle度:★★★★★
第1位 世界はなぜ地獄になるのか
そして今回の栄えある第一位は、橘玲著「世界はなぜ地獄になるのか」です。
この本は面白くて2日間で読み切ってしまいました。副題にもあるとおり、キャンセルカルチャーに関する本です。
わたしたちはネットやSNS、テレビ・雑誌などで様々な情報を目にします。
その中でも、事実とは違ったり、捻じ曲げられた報道や風評を目にするたびに、むなしさを感じたり、呆れたりする瞬間があります。
それは時としてそれらはSNSなどで炎上した結果、社会的な地位から引きずり降ろされたり、国のありかたや政策に大きな影響を及ぼす世論を形成するに至ります。
本書では、オリンピックテーマソングを提供する予定であった小山田圭吾氏、画家である会田誠氏などの例を挙げ、キャンセルカルチャーの矛盾を指摘します。
また、個人主義(リベラル)が行き過ぎた結果、社会的な正義のもと、マイノリティがマジョリティを支配され、それは突然身に降りかかってくる構図などが描かれています。
ネットやSNSは私たちの生活から切り離すことができない存在となり、また、ネットでのフォロワー数がリアルなステイタスとして認知される中、私たちはこのような複雑化した社会においてどう生きていくのか?
そんなテーマが凝縮した一冊です。
世の中の趨勢を知りたい方にお勧めの一冊です。
評価
お役立ち度:★★★★★
充実度:★★★★☆
読みやすさ:★★★★★
kindle度:★★★★★
番外編
上位ランキングに他にも数多くの名著に出会うことができました。
あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら
小説ということでランキング外ですが、汐見夏衛著のあの花が咲く丘で、君とまた出会えたら(上)はとても感動した一冊。
今回の中で最も短期間で読み切りました。
戦時中の70年前を舞台に、タイムスリップした百合という女の子が戦争とは?生命とは?という問題を投げかけるストーリー。
特攻隊として生命を落とすことの意味、戦争と言う大義のもとに奪われる多くの命。
特攻隊の存在を知らない人はいないと思いますが、家族、恋人、子どもなどの身近な存在をモチーフとすることで、戦争の恐ろしさや人として大事にすべきことが表現されています。
筆者による登場人物の微妙な心理状態を描く表現力も素晴らしいです。
続編も読んでしまおうかなと思わせる一冊です。
最後に
今回読了した本
- ソーシャルジャスティス 内田舞
- ナナメの夕暮れ 若林 正恭
- 仕事も人生もうまくいく! 勝間式 タイムパフォーマンスを上げる習慣 勝間和代
- 正義を振りかざす「極端な人」の正体 山口 真一
- 同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか? 石田勝紀
- 子どもが不登校になったら読む本 rika
- 文章で金持ちになる教科書 しかまる
- 成瀬は天下を取りに行く 宮島未奈
今回はご紹介した6冊含めて計14冊を読了しました。ちょっとペースが落ちていますが、昔買った本を読み返しているため。その冊数はカウントしていません。
一応、年間300冊を目標としいますが、印象に残った良書はこのブログでアウトプットしていきたいと思います。
Amazon Kindle unlimitedにはたくさんの本が読み放題。
まずはどんな本が読み放題なのか、チェックしてみることをお勧めします。
\Kindle unlimitedの詳細はこちら/
ということで今日は、Amazon Kindle unlimitedで読んだ良書5冊をご紹介しました。
読書はいいですよ、人生に彩(いろどり)を与えてくれます。
みなさんも場所を選ばずに、しかも読み放題でお得なAmazon Kindle unlimitedの加入も検討してみてはいかがでしょうか。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。今回の記事があなたの賢いお買い物のお役に立てると嬉しいです。