今日はソニーPASORI(パソリ)のカードリーダのご紹介です。
マイナポイントに吊られてマイナンバーカードを作ったけど、どうやって使うか分からないという方も多いと思います。
マイナンバーカードの使い方はたくさんありますが、その活用を手助けしてくれるのがカードリーダの存在。
マイナンバーカードの中に入っている認証情報をカードリーダで読み取ることで、色々と便利なことが待っているわけです。
カードリーダの出番はこんなとき
- 確定申告を行うとき
- マイナポータルを開設するとき
- 役所の手続きを電子的に行うとき
マイナンバーカードなんてこれまで使ったことがないわ。
確かにそういう人も多いはずです。
でもこれからマイナンバーカードの出番は増えてくると思います。ぜひその使い方をマスターしておきましょう。
PASORI(パソリ)カードリーダを購入した理由
私が初めてソニーのPASORI(パソリ)カードリーダを購入したのは2016年のこと。
RC-S380というカードリーダでしたが、今の最新機種はRC-S300というモデルです。
楽天市場やAmazonで約3000円程度で購入可能です。
私が購入した理由をまとめてみましょう。
理由1:e-Taxにチャレンジ
カードリーダを買った一番の目的はe-Taxでの利用です。
e-Taxによって自宅のパソコンからインターネットを介して確定申告することができます。
確定申告期間は多くの納税者で大混雑。最近は新型コロナウイルス感染症予防対策で事前予約制となるなど、税務署に直接足を運ぶハードルも高くなっています。
e-Taxは税務署に行かなくても確定申告から納税までできて便利です。
ただし、確定申告でe-Taxを使う場合であっても、カードリーダを使わない方法があります。
ID/パスワード方式
ID/パスワード方式とは、申告する前に税務署に届出を行うことでIDとパスワードを受取り、そのIDパスワードでe-Taxを利用する方法です。
こちらはID/PWを記載した完了通知です。
マイナンバーカードがなくてもe-Taxを利用できるメリットがあります。
スマホをカードリーダに読み取る方法
NFC対応のスマートフォンならカードリーダの代わりにマイナンバーカードの認証方法を読み取り、e-Taxに転送することができます。
そもそも申告をスマホで行える
簡易な確定申告ならスマホだけで対応が可能となりました。
スマホで確定申告できる範囲
スマホで確定申告する場合は、スマホにNFCカードリーダ機能が付いていることが必要です。
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とまあ、一見、カードリーダの出番が減ってきているように見えます。
でも、事前にID/PWをもらう手続きも面倒ですし、暫定的な対応という情報もあります。また、紙一枚なので紛失するリスクもありますね。
また、申告する収入や控除などがたくさんあるなど、申告が複雑で長時間かけて行う場合は、画面が大きいパソコンのほうが間違いも少ないし、作業効率も上がるはずです。
確定申告の操作重視、ということでカードリーダを買うこととしました。
理由2:マイナポータルにアクセス
マイナポータルは政府が作ったあなたのポータルサイトです。
お願いしていないのに勝手に作られてもね。
もちろん、あなたが開設手続きをしないとマイナポータルのアカウントは作られません。
また、不思議なことにマイナポータルの中にはあなたの本名は表示されません(ニックネームでの表示)
なぜマイナポータルを開設しておくと便利なのでしょうか。
マイナポータルを開設するメリット
- 確定申告の添付書類の電子化が可能
- 健康保険証とマイナンバーカード一体化の時に登録が必要
- 給付金などを受け取る口座を登録できる
現時点でのメリットとしては、確定申告に必要な添付書類を電子化できることです。
添付書類や証明書の電子化
例えばふるさと納税。
もしもあなたがふるさと納税の確定申告をe-Taxで行おうと思うと、寄附した自治体名、寄附した期日、寄附した金額などを全部手打ちしなければなりません。
しかし、マイナポータルとふるさと納税サイトを連携させることで、寄附金の情報をデータ化することができるようになりました。
納税者はそのデータをe-Taxに取り込むだけで作業は完了。私もやりましたがとても簡単でしたよ。
ふるさと納税以外でも、ネット証券の支払通知書や生命保険、地震保険なども対応。今後も対象となる書類は範囲が広がる見込みです。
マイナポイント第2弾を受け取るために
健康保険証や公的な給付金を受け取る口座登録は、マイナポータルで行う必要があります。
これらはマイナポイント第2弾の対象となっているものなので、確実に受け取りの手続きは済ませておきたいですね。
理由3:役所の手続きもオンライン化が続く?
デジタルトランスフォーメーション(DX)は自治体にも影響が及んでいて、今後、役所の手続きもオンライン化がすすめられるようです。
コロナウイルスが蔓延した2020年には国民一人一律10万円が給付されましたが、このときもマイナンバーカードを活用した電子申請で手続きが可能でした。
まあ、あのときは二重申請できたり、めちゃめちゃなシステムだったけどね。
オンライン申請できる手続き(例)
- 妊娠届
- 児童手当
- 保育所の利用
- 介護保険証の再発行や認定申請
などなど
自治体によって可能な手続きは異なります。今後も自宅から手続きできるサービスが増えるとありがたいです。
カードリーダの設定は簡単!
さっそく、買ってみたカードリーダーライターですが、設定はとても簡単。カードリーダー本体を同梱されているケーブルでパソコンに挿すだけです。
基本マニュアルにかかれている内容やパソコンに表示された通りに作業を行うだけです。
なお、マイナンバーカードで認証できるようにするためには別途設定が必要となります。
JPKI利用者クラインアントの設定方法(公的個人認証サービス)
どちらかと言うとJPKI利用者クライアントのほうの設定がややこしいです。ぜひチャレンジしてみてください。
最後に
ということで今日はソニーのカードリーダ、Pasori(パソリ)を購入するメリットについてまとめてみました。
パソコンの出番は減ってきた、という方も多いと思いますが、確定申告などは間違えてはいけない手続きでもあります。
値段も高くはないですし、なにかの時に安心なカードリーダ、ぜひ購入してみてはいかがでしょうか。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。今回の記事があなたの賢いお買い物のお役に立てると嬉しいです。
それでは楽しいデジタルライフを!