今日は、アイリスオーヤマの格安加湿器SHM-120Rをレビューします!
先日まで温かい日が続いたのに、急に冬が訪れたような気候。とにかく体調を崩さないように気を付けなければいけません。
空気は乾燥しがちで、風邪ウイルスなども発生しやすい時期。
インフルエンザも流行っていますし、ここは加湿器を使って快適な室内の湿度を保ちたいところです。
我が家では、スイッチボットの加湿器も保有中。とても快適に使っているのですが、リビングだけではなく、長女ちゃんのお部屋にも加湿器を置くことになりました。
部屋が狭いからコンパクトなものにしてよね
ということで購入したのが、アイリスオーヤマ SHM-120Rです。
SHM-120Rのメリット
- サイズがコンパクト
- 値段が安い
- 加熱式でしっかり加湿
- アロマ対応
- 水切れ自動停止機能あり
加湿器は、室内の温度や湿度を快適に保ち、特に冬場などは快眠に重宝する必須アイテムと言えます。
また、IoTとして販売されているスイッチボット加湿器もかなり便利です。
SHM-120Rのここがうーん
- 部屋全体は加湿に限界
- デザインがシロモノ家電チック
アイリスオーヤマ SHM-120Rの良い面、悪い面も含めて正直レビューしていきます。
加熱式加湿器とは?
アイリスオーヤマ SHM-120Rを買う前にチェックしておきたいのが、加湿器には加湿方式がいくつか存在するという点です。
アイリスオーヤマ SHM-120Rは「加熱式」という方式を採用しています。
加熱式の特徴
- 水を沸騰させて加湿する方式
- 菌が発生しにくい、衛生的
- 室温も上げる効果あり
イメージ的には、電気ポットでお湯を沸かして湯気を発生するような方法で室内を加湿する方式です。
細菌が発生しにくくて衛生的で特にお子さんが使用するには安心です。
また、同時に室温も上げる効果もあるので、寒い冬には重宝します。
加熱式のデメリットは?
加熱式のデメリットは、まさにメリットの裏返しです。
加熱式のデメリット
- 沸騰させるため電気代がかかる
- 吹き出し口が熱くなり危険
- 加湿するまで少々時間がかかる
- カルキが付きやすくお手入れが必要
ポットでお湯を沸かすようなイメージなので、加湿が始まるまで時間がかかります。また、ほかの加湿方式に比べると電気代が余計にかかるのもデメリットのひとつされます。
また、吹き出し口が熱くなるのでお子さんが触らないように配慮が必要です。
加湿器の場合は衛生的に保つため、どの方式でも定期的なメンテが不可欠ですが、加熱式の場合は、カルキが付きやすく、汚れてくるとパフォーマンスが悪くなるので要注意です。
他の方式との比較は?
アイリスオーヤマ SHM-120Rを買う場合は、こうした加湿方式も検討しておく必要があります。
加湿方式は加熱式以外にもたくさんあります。
主な加湿方式
- 超音波式
- スチーム式(加熱式)
- ハイブリッド式(加熱気化式)
- 気化式
また、これらの方式を複数実装した「ハイブリット」などがあります。
詳細な説明は割愛しますが、アイリスオーヤマYouTube公式チャンネルで詳しく紹介していますので参考までどうぞ。
ひとつだけ言えることは、どの加湿方式を選ぶにしてもメリットとデメリットがある、という点です。
私も2,3日ぐらいググりまくりましたけど正直どれがベストか、分からなかったです…
パーフェクトな加湿器はありません。使用用途や予算をよく考えてあなたに最適な1台を選んで購入することをお勧めしますね。
我が家ではもうひとつ超音波式の加湿器を利用中です。こちらもお勧めの商品ですので参考にしてください。
アイリスオーヤマ SHM-120Rの概要
それではさっそくアイリスオーヤマ SHM-120Rの外観を見ていきましょう。
特に組み立てる必要もなく、そのままの状態で梱包されていました。見るからにとてもコンパクトです。
500nlのペットボトルと並べるとこんな感じです。
区分 | サイズ |
高さ | 22.8cm |
横 | 21.5cm |
奥行き | 11.8cm |
テーブルや机の上に置くにはちょうど良いサイズ感です。
上部の吹き出し口はこんな感じ。
トレーの部分にはアロマを入れることも可能です。
本体を分解してみます。
上部の吹き出し口のトレーをパカっと開けると簡単に分解できます。お手入れするときは、これらのパーツを丁寧に洗浄してあげる必要があります。
青い水タンクを裏返しすると給水口があります。水を入れた後に下向きにしても水がこぼれない安心設計となっています。
旧モデルからパワーアップして登場
アイリスオーヤマのホームページによると、ユーザの声を反映して前モデルから機能改善を図ったとのことです。
機能改善したポイント
- タンク容量を1Lから1.3Lに増量
- 連続使用時間8時間から11時間に延長
- 本体サイズはそのまま
ユーザの声を商品に柔軟に取り入れる姿勢は、メーカーとしてはとても素晴らしいと思います。
より便利になった加湿器にもなり、楽天市場では人気ランキング2位※になっています。
楽天市場で加湿器人気ランキングを検索してみる
※ 9.9畳以下で加熱式のランキング(2023年11月末現在)
実際に使用してみた感想
実際に水を入れて使用してみました。
コンパクトなサイズで使いやすい
サイズがコンパクトなので設置場所を取りません。また、本体の重量は800gと軽量で、給水タンクを満タンにしても持ち運ぶのはとても楽です。
机の上で使うには十分な加湿
就寝時や自室で勉強するときに使用するイメージで購入しました。意外とパワフルで、近くに設置するとそこそこ加湿してくれます。
こちらの画像では、普通に加湿稼働中ですが、あまり噴霧してないように見えます。
こちらの画像ですと、加湿されている様子が確認できると思いますが、量は多くない印象です。
ただし、加湿器の近くのNatureREMOでは、湿度80%以上を記録しています。
これは、窓際に置いておくと結露が出るレベルです。
このようにアイリスオーヤマ SHM-120Rは見た目は頼りなさそうですが、実はパワフルな加湿力を持っていると言っていいでしょう。
嬉しい空焚き防止機能付き
給水タンクが空になったら、加湿を自動停止してくれる機能です。
うちの長女ちゃんはうっかりつけっぱなしにしてしまうことがあるのでありがたい機能です。空焚き防止機能が作動すると、本体裏側のリセットボタンが作動します。
給水タンクに水を入れて再度加湿器にセットすると、自動的に加湿を再開してくれます。
アイリスオーヤマ SHM-120Rのここがうーん
いかにもシロモノ家電というデザイン
これは承知で購入したのですが、外観はいかにもシロモノ家電!という印象です。
他にもデザイン性に富んだものやオシャレな加湿器はたくさん販売されています。
楽天市場で、おしゃれな加湿器を検索してみる
今回私は予算を重視しましたが、どこまでデザイン性を求めるかは考え方によりますね。
室内全体を加湿するには不十分
もしも、あなたが室内全体を加湿しようと思ったら、もっとパワフルな加湿器を購入するべきです。
Amazonのレビューの中には、6畳の和室で湿度40%だった湿度が50%以上になったというものもありますが、そこまで感じられない加湿力です。
改めて、実際にアイリスオーヤマ SHM-120Rを置いてある6畳の部屋の片隅で、湿度を計測してみました。
加湿器の周辺では80%超となっていましたが、66%と表示されています。
仕様にも木造2畳まで、プレハブ3畳までとあるように利用範囲は限られていることに注意が必要です、
汚れが目立つ
2,3回使用してみますと、使用するたびに汚れが目立つようになります。中には汚れをと憎い部分まで褐色系の汚れが目立つようになります。
こちらは10日間ほど連続して使ってみたときの汚れ具合です。
すごい汚く見えますが、使わないハブラシで軽くこすってあげれば簡単に汚れは落ちます。
ただ、一部やや褐色のまま残ってしまうようです。
ある意味、数年間の使い捨てと割り切って購入するぐらいがちょうど良さそうです。
我が家では、どうせもう少ししたら長女ちゃん自身で好きな加湿器が欲しくなるでしょ?ぐらいな気持ちで購入しました。
もちろん、できるだけ長く使い続けたいとは思いますがね。
タイマー機能がない
価格が安い分だけシンプルで最低限の機能がないのは仕方がないところ。それにしてもタイマー機能はあったほうがありがたいなと思う人も多いと思います。
私の場合は、スマート電源でもつけて電源の自動オンオフを実現しようと思っています。
TP-LINK製のTapo P105なら1000円前後で買えてしまいます。
スマートプラグの記事はこちらも参照してください。
最後に
ということで今日は、アイリスオーヤマ SHM-120Rのレビューをお届けしました。
これから乾燥する季節に入りますから、まずはお手軽に加湿をしたいという方にはお勧めの商品だと思います。
ただ、価格は安い分、それなりの制約もありますから、買ったあとで「こんなはずじゃなかった~」ということがないように十分に検討してくださいね。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。今回の記事があなたの賢いお買い物の役に立つと嬉しいです。
それでは楽しいデジタルライフを!