今日は、うちの長男坊にSTEAM教育に1年半通わせてみた結果をレポートします。
STEAM教育って何?
そう思う人もいるかもしれません。
STEAM教育は、いわゆるプログラミングの基礎のようなもの。楽しめながら学べるメリットもあります。
2020年から小学校でプログラミングの授業が必修となるなど、お子さんの未来に欠かせないスキルとなりつつあります。
いやあ、プログラミングなんて習ったって将来AIがみんなやってくれるから意味ないんじゃない?
確かに一理ある意見ですが、私はそうは思いません。
プログラミング的な思考って結構大事だと思っていて、私たちの日々の仕事中でも結構大事です。
社会人で必要なプログラミング的思考
- 業務フロー作成
- アイデアの図式化・見える化
- 計画立案
- ビジネスでの交渉
- 人材育成
なので、小さいころからプログラミングを学ぶことは有益だと考えています。
そのような基礎となるSTEAM教育。我が家も約2年前からSTEAM CAMPUSというスクールに週1回長男坊を通わせています。
その効果はどのようなものか?STEAM教育に興味のある方も多いと思います。
そこで今日は、1年半以上STEAM CAMPUSに通わせてみた結果どうなったかレポートします。
自己紹介
現在小学校1年生。STEAM CAMPUSは年長さんから通学(1年半程度)。
好きなもの:ゲームとYouTube動画
愛読書:にゃんこ大戦争、コロコロコミック
STEAM教育とは
そもそもSTEAM教育とはなんでしょうか。簡単にまとめてみます。
STEAM教育とは、科学(Science)、技術(Technology)、工学(Engineering)、芸術(Arts)、および数学(Mathematics)の5つの分野を統合した教育のアプローチです。
STEAM教育の教材は様々です。長男が通っているのはレゴロボットを活用した教材。
レゴを組み立てて、レゴの部品と連携するアプリを使いながら、プログラミングを学ぶレッスンとなっています。
STEAM教育のメリットはある?
一般的にSTEAM教育のメリットとして、以下のとおり例示することができます。
創造力の向上
芸術(Arts)の要素を取り入れることで、子供たちは自分のアイデアを表現する方法を学び、創造力を高めます。
これは、問題解決や新しいアイデアの発想において重要なスキルです。
問題解決能力の強化
STEAM教育では、科学や工学の知識を使って実際の課題に取り組むことが多いため、子供たちは論理的思考や問題解決のスキルを養うことができます。
統合的な学びの促進
5つの分野が相互に関連して学ばれるため、子供たちは学問を総合的に理解し、複数の視点から考える能力が育まれます。これは、現実の複雑な問題に対処する際に役立ちます。
チームワークとコミュニケーション能力の向上
STEAM教育はグループでのプロジェクトを通じて学ぶことが多く、子供たちは協力して作業し、他者と効果的にコミュニケーションを取る方法を学びます。
自信と主体性の向上
自分で考えて解決策を見つける経験を積むことで、子供たちは自分の能力に対する自信を持ち、学びに対する主体性が高まります。
実社会との接続
STEAM教育は、現実世界の問題やプロジェクトを題材にすることが多いため、子供たちは自分が学んでいることが実際の社会でどう役立つのかを理解しやすくなります。
これにより、学びの意義を実感し、将来のキャリアへの興味や関心が育まれます。
スクールに通わせた実際の効果とは?
長男を約1年半程度通わせた結果、どのような効果があったのか?実際の意見が気になるところでしょう。
うちには全くプログラミングにハマらなかった長女もいますので、そんな比較も交えてSTEAM教育の効果をまとめていきます。
ちょっとー、なによー
算数に強くなった
一番のメリットはこれです。
算数に強くなったなと感じる瞬間
- 算数の授業が簡単すぎてつまらないと言う
- 入学してすぐにそろばんが楽しいと言い出した
- 難しい問題も粘り強く取り組めるようになった
足し算や引き算も年長さんのころにはできるようになっていましたし、そろばんも学童で習い始めてとても楽しいと言っています。
こうした算数やそろばんが苦にならない、楽しいと感じる姿を見ると、少なからず、STEAM CAMPASの効果があると感じます。
空間能力が身に着く
我が家で通っているのはレゴを活用したプログラミングですので、レゴを組み立てるところから授業はスタートします。
そのせいか、立体的な空間を把握する能力が身についているようです。
例えば、年長さんのころからマインクラフトにハマり、YouTube動画を見ながら、お家を作ったり、街づくりをして遊んでいました。
中学受験を考えるなら早めの通学が吉
もしも、将来、私立の中学受験を予定しているのなら、遊びながら学べるSTEAM教育は超おすすめです。
長女が中学受験した際に一番苦労したのは算数でした。算数も反復演習が重要ですが、算数特有の考え方を理解することができず、なかなか成果につながらなかったのです。
算数を苦にしない、算数を説くのが楽しいと思えるのは今後の中学受験を有利になります。
場合によっては国語・算数2科目受験など志望校の選択の幅が広がります。
スクールのデメリットは?
STEAM教育はお子さんの教育に様々なメリットがありますが、一方で、実際に感じたデメリットや注意点をまとめてみます。
費用が高い
一番の難点は費用が高い点です。我が家で通っているSTEAM CAMPASの費用は以下のとおりです。
STEAM教育の費用(例)
- 入学金(年1回):
- 月謝:約15,000円
- その他費用(毎週の交通費などの諸費用)
しかも、1回あたりの受講時間は40分+10分間の公表でレッスンの時間は短めです。
まあ、授業の時間が長ければいいってもんじゃないけどさ…
スクールによって時間や金額は異なります。あくまで参考値としてとらえてください。
向き不向きがある
プログラミングは大事だから通わせたいわね
と親が思っていても通うのはお子さん本人。レゴやプログラミングに全く興味がない子もいるはずです。
無理に通わせても高い月謝を払うだけで効果は薄いです。
お子さんにも向き不向きがあるので、実際に見学するなどしてお子さんご自身の反応を確認するのが得策です。
本格的なプログラミングに比べてやさしいレベル
本格的にプログラミングさせたいんだけどーーー
STEAM教育ではスクラッチというソフトを活用してレッスンを進めること多いようです。
なので本格的なプログラミングやロボット作成とは違い基本的なレッスンの内容となっています。
本格的なプログラミングは小学3年生以上から始めるスクールも多いので、STEAM CAMPASはその基礎を固めるのに適しています。
それでも、もう少しレベルの高いスクールを、ということであればSTEAM CAMPASは不向き、ということになります。
お子さんにぴったりのスクール選びのために
まずはスクールの見学や体験入学を
ここまでSTEAM CAMPASのメリットや注意点をまとめてみましたが、一見は百聞にしかず、まずは資料請求やスクールに体験入学することをおすすめします。
私も実際に1日体験をさせた上で、STEAM CAMPUSに入学させることに決めました。
当時、私が実際にスクール選びに重視したポイントを挙げておきます。
スクールの諸条件
スクールの諸条件として重視したものは以下の項目です。
体験入学で重視する点
- スクールに通う曜日や時間帯
- 1回あたりの授業時間
- 週何回か、欠席時の振替えが可能か
- 料金
- スクールの場所(交通機関等)
- 先生の質(全員参加させる姿勢が見られるか)
- スタッフの雰囲気
- テキストや教材の内容
- 何よりお子さんが楽しいそうか
見学する際には、実際のレッスンに参加させてもらえるスクールを選ぶようにします。実際のお子さんが楽しそうにレッスンを受けているかが一番重要なポイントです。
また、実際にレクチャーしてもらう先生との相性を確認するのも重要。可能であれば、実際に通う日時で体験レッスンを受けるとなお効果的だと思います。
あと、先生以外の受付スタッフなどの質も重要です。
欠席時の連絡や受講料・教材に関する不明点など受付スタッフとのやり取りも意外と多いです。スクール全体の雰囲気も体感しておくことが大事です。
最後に
ということで今日は、実際にSTEAM CAMPASに1年以上通学した経験をもとにメリットやデメリット、注意点等をまとめてみました。
小さいころから習い事をさせることに費用対効果など賛否もあると思います。
ただ、私自身、親として大切なのは、子どもに多くの選択肢や可能性を与えてあげることだと思っています。
仮にエンジニアになれなかったとしても、その経験は人生のどこかで役に立つとものと信じています。
ぜひ遊びを通して学べるSTEAM教育の受講を検討してみることをおすすめしたいです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。今回の記事があなたの賢いお買い物につながると嬉しいです。
それでは楽しいデジタルライフを!