モトローラのスマホを再活用したい
今日のテーマは、モトローラのSIMフリースマホ、MOTO Z PlayにUQモバイルのSIMを挿してみたらどうなるか、です(笑)
え?興味ない?
経済的自由を目指すブログなのに全然関係ないし。というか、こんな話題にニーズがあるのか?という気もします(確かに)。
おそらくこのブログに訪れる、100人に1人いや1000人に1人ぐらいはこんな悩みを持っているひともいるはず。
もしも、 MOTO Z PlayにUQモバイルのSIMを挿して うまくいったら、その人は次のスマホを買う必要がなくなるわけですよ。これって結構大きな節約だと思いませんか?
ということで、もし興味があれば読み進めていただければ、と思います。よろしくお願いします!
MOTO Z Playとは
MOTO Z Playとは2016年にモトローラ社が発売開始したSIMフリースマホ。DSDS(Dual Sim Dual Stanby)でSIMの二枚差しが可能になるほか、大容量のバッテリを装備しているのが特徴。
ワタシもSIMの2枚挿しスマホを探していたので、2016年の年末に購入しました。
MOTO Z Playの二つの問題
MOTO Z PlayでUQモバイルを使おうと思った場合の課題は大きく分けてふたつあります。
周波数帯が一致していない?
ご存知のとおり、スマホには受信できる周波数帯があります。このスマホの周波数帯とキャリアの周波数帯が一致すれば、データ通信や通話が可能になります。
MOTO Z Playで取り扱える周波数帯は以下のとおりです。
MOTO Z Playで取り扱えるBAND
BAND 1/2/3/4/5/7/8/19/20/28/38/39/40/41
UQモバイルはau系格安SIMですので、au系の周波数帯に対応している必要があります。
au系の周波数帯
BAND 1/11/18/26(18)/28/41/42
特に重要なBANDはBAND18と28でいわゆるプラチナバンドと言われるものです。
特にBAND18は地方や山間部、そして建物の地下など電波が弱くなりがちな場所での通信も可能にしてくれる周波数帯です。
auのBAND | 1 | 11 | 18 | 26 | 28 | 41 | 42 |
MOTO Z | ○ | × | × | × | ○ | ○ | × |
MOTO Z Play とキャリアの周波数帯を比較したのが上の図です。 一番重要なBAND18がフォローされてませんね。
auVolte対象外
最近のau系の通話SIMはマルチSIMでauVolte対応というものがあります。
これまでの格安SIMの場合、データ通信はLTE、通話は3Gというパターンが主でした。
しかし、auは3G回線を使った通話からLTE回線(Volte)への移行を推進しています。
UQモバイルの場合もauVolte仕様のSIMになっていました。通話SIMがauVolte対応の場合、スマホもauVolte対応である必要がありますが、MOTO Z PlayはVolte非対応なんですよね。
さっそく作業を開始(^ ^)
これらふたつの課題を見ると、うむ、到底使えるレベルではないな、と思うのですが、そこはやってみないと分からない、ということでSIMの差し替え作業を実施です。
iPhone6sからSIMを取り出す
まずは、先日契約したスマホiPhone6sからUQモバイルのSIMを取り出します。
たぶん、これがiPhone6Sに触れる最後の日となることでしょう。次にiPhone6sに触るのは携帯ショップに売却する101日後となる見込み。それまではお蔵入りです。
MOTO Z PlayにUQのSIMを差し込む
これをMOTO Z Playに差し込みます。DSDSなのでSIMを挿す場所は2か所。SIM1に挿入します(SIM2は3Gなので使えない)。
さて、次はAPNの設定…と思って端末を再起動すること約1分。メッセージで「auSIMを認識しました。あと1分程度お待ちください」と表示されました。で、APNの設定画面を開くと…
今まで表示されていなかったUQモバイルのAPN設定が自動設定されているじゃありませんか!
実はここまで設定作業はなしで、SIMを入れ替えただけです。
さっそくデータ通信してみる
で、さっそくデータ通信してみると、あっさりつながるではありませんか。SPEEDTESTというアプリで通信速度を計測してみたところ、下り34.8Mbps、上り9.06Mbpsと出ました。
めちゃめちゃ早い、というわけではないけど、十分に使えるレベル。
Volteの設定にはβ機能
β機能に拡張してVolteを使えるようにする
では、通話はどうか、ということで自宅の電話にかけてみるとつながりません。これは当然のことで、MOTO Z PlayにはVolte機能がないから。
そこで、MOTO Z Playのβ機能を活用することします。
β機能の設定方法
モトローラのサポートサイトによると、MOTO Z Playにはβ機能というものがあって、設定を行うことでVolte機能を有効にすることができるんです。
[blogcard url=”https://motorola-global-portal-jp.custhelp.com/app/answers/prod_answer_detail/a_id/117924/p/30,6720,9837″]
設定方法は簡単。通話画面を開き、*#*#86583#*#*と入力するだけ。
入力したあとに、設定画面から「モバイルネットワーク」→“拡張4G LTEモード(Beta)”をオンにします。完了するとこのような画面が表示されますので「OK」をタップ。
β機能の注意点
画面表示のとおり、ベータ版ということで以下のような注意点がありました。
- β機能であるため、機能は完全に担保できるものではありません。
- au回線格安MVNOのUSIMをご使用の場合、 バンド1とバンド28サービスエリアにてご使用頂けます。
- バンド18とバンド26は非対応のため、全国エリアのサービスに対応していません。
さっそく動作確認をしてみた
ということでさっそく電話をかけてみました。
都内の自宅から5分歩いたところから自宅にいるヨメのドコモケータイ
→あっさりつながる。感度も良好。
都内の自宅内から神奈川県厚木市に住む友人の固定電話
→これもあっさりつながる。感度もまあまあ。BBフォンだったせいか、じゃっかんのノイズはあり。
川崎駅前のラゾーナ川崎
ここでも無事に通話することができました!
ショートメール
基本的にショートメールは使わないんです。1回あたり3円〜お金かかりますしね。
でも、コスト意識のない人間から大切な連絡事項が送られてくるので一応テスト。
何人か友人に送ってみましたが、全て普通どおり使えました!
MOTO Z PlayとUQモバイルSIMの相性まとめ
ということで、これまで調べた結果をまとめてみます。
8割がた普通どおり使える!
データ通信にしても、日常生活でスマホを使う分にはほとんど支障がないことが分かりました。
- VoLTE通話
- データ通信
- ショートメール
問題がのこるとすれば、BAND18非対応なので山間部や地下での通話。
当分は山間部や地方に行く用事はないのですが、夏休みや連休中の旅行など行き先によっては通話できない場合もありえそうです。
あとデータ通信速度。LINEモバイルと通信速度を比較した結果、UQモバイルSIMのほうが遅かったんですよね。
ひょっとしたら一部auのBANDに対応していないスマホの影響があるかもしれません。
もしも、MOTO Z Playで支障がなければこのまま使おうと思っていたのですが、先日の記事にも書いたとおり、auの白ロム端末は買わざるを得ない感じですね。
何かの参考になれば幸いです。
こんな記事に最後までお付き合いいただきありがとうございました!
すごく勉強になりました!
ありがとうございます!