ドコモが新しいプランを発表しました。その名もアハモ(ahamo)。
なんか、聞きなれないせいか、響きが「アホ」っぽい感じがするわね…
NTTドコモはNTT東日本にTOBされて完全子会社化。社長交代後の12月には新プランを発表するのではないか、そんな噂もありました。
楽天モバイルを潰しに行くような格安プランでちょっとびっくりしたよね。
格安SIMを利用して5年以上のこのワタシが、NTTドコモのアハモについて独断と偏見で感想をまとめてみたいと思います!
アハモの概要

アハモの料金プラン
NTTドコモが発表した新プランのアハモ。すでにネットやテレビでも報道され、格安スマホに感心がある方は誰でもご存知だと思います。
詳しくはこちらのサイトを見てくださいな。
ITmedia―ドコモの新料金「ahamo」に反響 「安すぎ」「乗り換えたい」「何か裏でも?」
ケータイWatch―料金が魅力的なNTTドコモの「ahamo」、これまでと違う“注意したいポイント”は?
簡単に概要だけまとめておきましょう。
- スマホ代は月額2,980円(税抜)
- 月間データ容量20GB
- 4Gと5Gで利用可能
- 5分間までの国内通話コミ
- 2021年3月から利用開始(詳細な日程は後日)
こんな感じでした。
アハモのいいところ
今回のアハモのプランを見て、ここはいいな、と思ったのはこんな点です。
- 料金プランがシンプルで分かりやすい
- 新規契約、機種変更、MNP転出の手数料が無料
- dポイント1%還元(1000円につき10ポイント)
- 通話し放題メニューあり(月額1000円)
- クレカがなくても利用可(銀行口座振替)
- 先行エントリーキャンペーンあり
これはいいな!と思ったのはシンプルな料金設定。しかもこれまでのドコモの料金に比べても激安です。
dポイントも貯まるほか、通話し放題メニューがあるのは良いですね。
なお、キャンペーンサイトからの申込みで3000dポイントがもらえるキャンペーンも行うそうです。
アハモ―キャンペーンサイト
アハモの注意点
ネットでは、「超格安!」「楽天モバイルから乗り換えよう」など、かなり好意的な意見が目立ちます。
でも、小さく書かれた文字を見てみると、利用にあたっては注意点もいくつかありそうです。
- 20GB超過後、最大1Mbpsの通信速度が出る
- データ追加は1GBあたり500円
- キャリアメールの提供はなし
- 契約にはdアカウントが必須
- 5月まではMNPと同様の手続きが必要
- 5分以上の通話は30秒20円
- 家族割や光割りなどのセット割はなし
- 実店舗なし。手続きは全てオンラインで
実店舗なし、手続きは全てオンライン対応など、サービスに差をつけて上位プラントの差別化を図ろうという意図が垣間見えます。
アハモの疑問

しかし、ワタシの眼から見るとこのアハモには色んな疑問もあります。
サブブランドなんじゃないの?
国はサブブランドではなく、本体のスマホプランでスマホ料金4割減を目指して欲しいという発言もありました。
今回はドコモ、という形ではなくアハモという名称で事業展開がなされています。これはどう見てもサブブランドでしょ?という印象です
サブブランドでも安ければいいじゃない
まあ、気になるのは現状のドコモ回線の品質そのままを楽しめるんだよね?という点です。
格安SIMのように昼休みラッシュとかないですよね、という点は重要なチェックポイントでしょう。
値段は安いか?
確かにデータ通信量20GBで2980円は安いですが、ワタシ自身データ通信は3GBもあれば十分です。
なので、月額2980円でもそんなに安いとは思わない、というのが正直な感想です。
これが公正な競争なのか?
国はスマホ代に目を付けて3大キャリアに月額料金の引き下げを求めています。今回の低価格帯のサービス開始により、MVNOの業績圧迫につながるはずです。
MVNO潰し、と言われても仕方がないわよね。
楽天モバイルなんて来年4月以降ユーザ激減するんじゃないですかね?
最後は値引きによる体力勝負となって、結局は3大キャリアしか生き残らなかった、なんてオチにはならないですよね?という印象です。
格安SIMの値下げにも期待
アハモのサービス開始が3月、おそらく他の通信事業者も黙っていないでしょう。
実際に、日本通信が新料金プラン「SSDプラン」を発表。アハモが始まる2021年3月までには20GB+70分通話し放題で1980円という格安プランで提供開始とのこと。
さらにお得なスマホ契約メニューの拡充、大キャンペーンの開催など、厳しい値下げ競争も始まる可能性があります。
おいら2月にMNPしなければいけないから、ビックリするようなキャンペーンをうつスマホ会社と契約しよっと。
最後に

ということで今日はNTTドコモが発表したアハモ(ahamo)の概要と注意点、今後のスマホ業界の動向をまとめてみました。
スマホ料金は家計の節約に直結します。今後のスマホ代金の動向から目が離せないですね。
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