今日はAmazonから販売されているAmazon Echo Show15をレビューします。
Echo Show15は音声操作はもちろんのこと、カレンダーの共有やデジタルフォトフレーム、そしてAmazonMusic、TVerなどの動画アプリも利用できるなどとにかく多機能なのが売りです。
ディスプレイも大きくてデジタル好きにとってワクワクするガジェットですが…
実際に使ってみてどうなんだろうね…
そういうふうに思う人も多いと思うんです。なので試しに買ってみました(笑)
試しに買う前にちゃんと調べてよ
結論から言うと、私のファーストインプレッションはこうです。
Echo Show15レビュー
- 大画面でアミューズメント用として便利
- 基本機能は初心者でも使える
- カスタマイズ性は劣り、便利機能は限定的
Echo Show15はそんなに安く買える商品ではないので、実際に買ってみた後に…
・全然イメージと違う
・買って損した、買うんじゃなかった
なんてことがないように、この記事が皆様のお役に立つといいなと思います。
Echo Show15のメリット
それでは前置きなしに、Echo Show15のメリットやいいところからまとめていきましょう!
壁掛け前提の作りになっている
Echo Show15は壁掛け前提の作りになっている点です。Echo Show15はサイズが大きいですからね、テーブルなどへの設置はなかなか厳しいものがあります。
Echo Show15専用の壁美人が販売されていて気軽に壁掛けできるのがメリットです。
我が家ではこれを購入してEcho Show15を壁に掛けて使用中です。
壁美人のメリット
- ホチキスで簡単に取付可能
- 頑丈で外れたりズレない
- 移設も安価で簡単
- 壁への穴あけも最低限で済む
我が家では、扇風機や液晶テレビなどを壁美人で固定していますが、中には取り付けて10年近く経過するものもあります。
もちろん、液晶テレビが落ちて来たり、ズレたり、壁が壊れたりすることはありません。
Echo Show15の中には壁に取り付ける金具が同梱されていますが、こちらは使いません。
このような金具で壁に取り付けることになります。
中にはこんな部品が梱包されています。
Echo Show15の背面部には四か所溝があります。ここに壁美人の金具を取り付けることになります。
わが家の場合は、2階リビングに入ってすぐのインターホンの横に取りつけることにしました。
こんな感じで水平器で水平に位置取りをして…
こんな感じでホチキス止めしていきます。
取り付け後はこんな感じです。さっそくEcho Show15本体をかけてみます。
なかなか見栄えも悪くないです。
壁美人とEcho Show15本体が安全に取付けられるか不安でしたが、安定して取り付けることができます。
大画面を活かしたアミューズメントを楽しめる
Echo Show15のメリットは美しい大画面であること。
大画面であることのメリット
- 額縁のように美しい本体
- デジタルフォトフレームが評判
- 見やすくて操作しやすいタッチパネル
Echo Show15の本体で気になるのは本体の分厚さ。
本体はブラックで縁取られていますが、この本体の厚みと合わせてまるで高級な額縁のように見えます。
Echo Show15で世界の建築物などを映すとまるで美しい絵画のようです。
インテリアにマッチしたデザインが家族や来客する友人に高評価です。
このようにYouTubeで世界遺産を垂れ流しするだけで室内の雰囲気もがらっと変わります。
操作パネルも大きくて見やすく操作性も高いです。これなら小学生のお子さんでも簡単に操作することができます。
アミューズメントが充実
Echo Show15は昨年12月にバージョンアップ。TVerなどの動画アプリを使うことができるようになりました。
Echo Show15で見れる動画アプリ
- Amazonプライムビデオ
- FireTV
- YouTube
- abemaTV
- TVer
最近はうちの奥さんがTVerにハマっていて、我が家のレグザではTVerは対応していないので、スマホの小さい画面でしか見ることができなかったんです。
これで快適にドラマが見れるわーーー
大画面なので動画も美しくてキレイです。
メリットは動画だけではありません。
デジタルフォトフレームはAmazonPhotoとも連携が可能。
AmazonPhotoに日ごろのお子さんの写真をアップロードするだけで、Echo Show15の大画面でデジタルフォトフレームに表示されるのは便利。
お子さんの成長ぶりを画像で表示できるので、親せきや友人に高評価です。
また、Amazonプライム会員ならAmazon Music Primeで音楽を楽しめます。
Amazon Music Primeは聴ける曲が200万曲から1億曲にバージョンアップ。好きな音楽のほか、最新曲をランダムに楽しむことができます。
Echo Show15の背面には左右にスピーカーも配置していて音質も意外と悪くないです。
もちろん、ブルートゥーススピーカーに接続することもできるので、部屋のBGMとして使うのもよさそうです。
基本的な機能が簡単に操作できる
Echo Show15なら日常生活で便利に役立つ機能を気軽に使うことができます。
日常生活に役立つ機能
- 家族の予定を共有できる
- 見やすい天気予報
- 買い物リスト、やることリストの共有
- 家族への伝言メモを残せる
家族のスケジュールはGoogleカレンダーとEcho Show15を連携して使うことができるのが便利です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
その他、天気予報、伝言メモなど必要な機能はウィジェットという機能で好きにチョイスすることもできます。
大画面ディスプレイとしてコスパがいい
Echo Show15のディスプレイサイズは15.6インチ。これだけの大画面タブレットを買おうと思うなら最低でも5万円は必要となるはず。
Echo Show15は本体価格29,800円。単体で見ると高いなーと思うのですが、他の機種と比べれば割安と言ってよいです。
しかも、Amazonプライムデーなどを上手に活用すると、42%引きで17000円程度で買えることもあるそうです。
これから買う人はAmazonのバーゲン価格に注意したほうがいいですね。
Echo Show15のここが使えない
ここからはEcho Show15で期待外れだった点をまとめていきます。
家電操作はほぼ使えない
アレクサ、照明をつけて…
音声やタッチパネルで家電を操作できる、そんなふれ込みでしたが、日常生活では便利!と思えるほどではないです。
正直、アレクサ、照明をつけてと言っている暇があったら、部屋のボタンを押したほうがはやいです。
Echo Show15で家電操作はできますが、だいたい3ステップほどタッチパネルで操作しないと家電オンオフまでたどりつくことができません。
ウィジェットか直接操作できると良いんですけどね…
また、玄関のスマートロック(我が家はセサミ4を使っています)との連携も可能ですが、
・確認コードという4桁の番号を求められる
・WiFi経由なのでやり取りにタイムラグあり
・慌てて話すと聞き取ってもらえずさらに時間がかかる
ということで実用に耐えません。
家電操作はEcho Show15には頼れません。素直にスイッチボットを使ったほうが良さそうです。
カスタマイズ性がほぼなし
ウィジェットにカスタマイズ性が不足している点がとても残念な点です。
Echo Show15の残念な点
- ブラウザのお気に入りをウィジェットに登録できない
- 家電操作のショートカットをウィジェットに表示できない
- カレンダーの月表示などを選べない
- 一部の機能しかウィジェットの表示サイズを変更できる
ウィジェットに表示できる機能はとても限定的です。
カレンダーだってGoogleカレンダーをそのまま表示してくれれば便利なんですよね。Echo Show15のカレンダーは月表示がないのでとても不便です。
また、家電操作やブラウザで自分の好きなようにカスタイマイズできない点はかなり使い勝手を悪いものになっています。残念無念。
便利に使おうとすると知識や慣れが必須
Echo Show15は、アレクサスキルという機能と使ってより便利に使うことができます。
アレクサスキルとは…
Amazon Echoなどのスマートスピーカーに搭載されているAIシスタント「Alexa」を拡張するための機能のことを言います。
ただし、これらのアプリを活用するためには知識と慣れ、そして根気が必要になりそうです。
そもそも使ってみないと便利がどうか分からないからね。
我が家で使っているスキル機能
- スイッチボット
- スマートロック(セサミ4)
- 近くのバスの時間確認
アレクサスキルはスマホのアレクサアプリから設定することができます。
これらのアプリと連携させることでEcho Show15の機能は格段にあがります。
これらの操作をしようと思うと、連携するアプリにIDを登録するなど事前準備が必要となります。
なので設定に当たっては、まとまった時間が必要になりそう。私もすべて試しわけではないので、分かり次第このブログで紹介していきたいです。
Echo Show15では不足あり
ということで私なりのEcho Show15の使用感としては…
あればあったで楽しくて便利、でも、なくても困らないガジェット
という評価です。
Echo Show15よりも高機能なガジェットならAndroidタブレットで自作したほうが便利です。
オリジナルEcho Show15を作るなら
- 15インチタブレットを購入
- ウィジェットアプリを活用
- 充電管理用スマートプラグを購入
- 壁掛け用にDIYする
実際にこんな感じで作ってみました。
大画面のタブレットを購入する
例えば、15インチタブレットでアイリスオーヤマ格安タブレットを販売中です。
普段使いのタブレットとしてスペックが低くて低評価のせいか、定価8万円の商品が5万円程度で買えます。
Echo Show15よりは高価ですが、便利さを追求するならこれぐらいの出費は十分に賄えるでしょう。
ウィジェット機能でカスタマイズ可能
Androidタブレットのウィジェットは標準機能でもかなり便利に使えます。
Googleカレンダーをそのままをそのまま表示できますし、アプリを駆使してデジタルフォトフレームのようにランダムに画像を表示することもできます。
天気予報アプリなら、3時間、2日間、1週間など好きな期間を設定できて自由度も高いです。
もちろん、スイッチボットの操作ボタンもウィジェットに表示可能。これならボタン一つで照明や家電オンオフが実現できます。
Android OS標準の機能でいろいろなことができます。ウィジェット用のアプリと組み合わせれば、あなたの好きなとおりにカスタマイズできるはずです。
実際にこんな感じに作ってみました。
試作品なのでタブレットはNEC製の11.5インチタブレット T1195を流用しました。
スイッチボットのウィジェットを追加し、タップ一つで複数の家電をオンオフできます。
また、東急バスナビをクリックすると、近くのバス停の運行情報を見ることができるようにしました。
ねー、早くあたしのタブレット返してよ~(←自分のものになってる)
難点は充電と壁掛けも
難点としてはタブレットは据え置きを想定して作られていない点です。
充電についてはバッテリーに負担がかからないようにIFTTTやマクロドロイドといったアプリを使って対応できます。
IFTTTやマクロドロイドの使用例
- バッテリが15%以下になったらスマートプラグをオン
- バッテリが90%以上になったらスマートプラグをオフ
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
壁掛けは廃材など活用してDIYするのもよいですし、楽天市場やAmazonで販売されている壁掛け用の道具を活用してもよいでしょう。
イメージ的にはこんな置き方に近いものがあります。
最後に
ということで今日はEcho Show15の便利な点、期待外れな点をまとめてみました。
まとめとしては、
- 便利機能に期待しすぎてはいけない
- 動画アプリや音楽、デジタルフォトフレーム代わりとして使う
という初心者向けのガジェットと見てよいと思います。
個人的には、さらなるアップデートを期待したいところです。皆さんもこれらのことを理解した上でEcho Show15の購入を検討してみてください。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました。今回の記事があなたの賢いお買い物のお役に立てると嬉しいです。
それでは楽しいデジタルライフを!