今日は、お子さん用のスマホを自作する方法をご紹介したいと思います。
我が子も今年4月でいよいよ小学1年生になります。そこで我が子にはスマホを持たせようか考えているのですが…
小学校1年生でスマホデビューなんて早い早い
世の中にはそんな風に思っている人もいるようです。
確かに、SNSとかYouTubeとかを使わせるためにスマホを持たせるのは小学校低学年では早いと思います。
でも、スマホの使い方っていうのは、アミューズメントを目的としたものばかりではありません。
特にパパママ共働き世帯にとって気になるのは、お子さんが安全に学校や学童保育、塾などに通っているか、という心配ではないでしょうか。
そんなお子さんの安全を確保するためにスマホが大活躍してくれるのです。
また、もう小学校3,4年生になれば普通に自分のスマホを持つ時代です。
いずれスマホを持つなら早めにスマホを持たせて安全にスマホを使える知識やスキルを習得すべきだと思います。
このブログに訪問されている方にも、子どもからスマホをせがまれていてどうしよう、子ども用のスマホを安く手に入れられないか、そう悩んでいる方も多いと思います。
そこで、ワタシなりに独自で調査して、できるだけ安く、そして安全に子どもが使えるスマホの在り方を考えてみました。
ぜひご一読いただき、今後の参考としていただけると幸いです。
キッズケータイの問題点
子供用のスマホと言えばキッズケータイです。
デザインもシンプルで機能も制限されています。このキッズケータイを子どもには使わせたくないなと思うのです。
親子で同一キャリアではないとダメ
キッズケータイは3台キャリア(docomo ,au ,softbank)が提供していますが、auを除き、親子ともに同一キャリアで契約する必要があります。
昔からスマホ代の節約は大好きな私は昔は月700円で利用中していましたし、楽天モバイルとDSDVスマホを活用して激安スマホを自作してきました。
なので、いまさら、超割高な三大キャリアに切り替える気もならないんですよね。
コストが割高
auにしても心配になるのは通話料金。
20円/30秒という超割高な料金設定で、家族間やお友達の通話など請求額がドーンと高額になる可能性もあります。
家族間の通話が無料になるサービスも存在しますが、docomoの場合は、カケホーダイとパケあえるプランの契約が必要になるので結局費用は割高になります。
docomoの場合だとGPS機能など月額200円かかるようですし、なんだかんだと月額1100円程度必要になる模様です。
キッズケータイの機能
キッズケータイの魅力はセキュリティの高さにあります。
操作がなれない子どもが課金トラブルやコンピュータウイルスなどの脅威にさらされることがないような対策を講じることが大切ですね。
ワタシなりに調べたところ、キッズケータイに実装されている安全機能は以下のとおりとなっています。
防塵防水機能
子供のことですからね、落として汚したり、水没させたりすることはありそうです。そこそこ頑丈なスマホにしてあげる必要はありそうです。
GPS機能
今こどもがどこをほっつき歩いているのか遠隔で確認できる機能。我が家のように共稼ぎの場合は、ちゃんと家に帰っているか、迷子や誘拐などトラブルに巻き込まれていないかを確認できます。
通話制限
アドレス帳に登録がないと通話できない機能があります。確かに、変な電話がかかってきたり、スマホにはいろいろなリスクもありますね。
防犯ブザー
キッズケータイに付属されている紐のような部分を引っ張ると防犯ブザーが鳴ります。最近不審者って多いですからね、こうした機能も必要です。
おかえり通知
子供が帰宅したら、保護者のスマホにメールが届くおかえり通知というものがあります。ただ、別途契約が必要な場合もあるようです。
格安でキッズケータイを作るための対案
単に安いだけでなく、安全に子どもがスマホを使えるようにするためには、このような安全対策を自力で設定してあげる工夫が必要です。
防塵防水機能
防塵防水機能のあるスマホを購入してあげれば対応できます。
SIMフリー端末はこの機能が付いていないものが多いので、国産のスマホを活用することになります。
また、最近のスマホは巨大化する傾向にあります。
子どもが持ちやすいような5インチ以下のスマホを選ぶなど配慮する必要があると思います。
通話制限
そもそもキッズケータイは親子間で連絡を取り合うもの。
ならば、音声通話はつけずにIP電話やLINEで無料通話すれば十分であると考えます。
防犯ブザー
通学中などに知らないおじさんから襲われた場合に使う防犯ブザー
これはスマホになくてもブザー単体で持たせればいいかなと。
おかえり通知
学校に到着したり、自宅に帰宅するとメールが飛んでくるお帰り通知機能。
これは他のアプリで代用できそう。
例えばIFTTTを使って、このスマホが自宅Wifiにつながったら親のスマホにメールを送る、みたいな感じで。ちょっと検証は必要ですが。
格安にキッズケータイを作る3つの手法
とまあ、なにかしら工夫すれば、キッズケータイを格安に作ることはできるんじゃないか、と思うようになりました。これ以外の機能は比較的安価なアプリなどを導入することで対応できそうです。
子供向け格安SIMを使う
例えば、TONEモバイルやFairisiaなど子供向けに運営されている格安SIMを使う方法です。
TONEモバイルには、現在地確認、Webフィルタリング、利用制限などがパッケージとなった「TONEファミリー」というサービスもあります。
お子様向けの安心機能満載 TSUTAYAのスマホ 【TONE】
Fairisiaは女の子向けの格安SIMですが、現在地確認、Webフィルタリング、利用制限のほか、リモートワイプ、リモートロックなど機能が豊富です。
自力でサービスを購入したり探したりする手間がかからない反面、やはり月額コストはちょっと高いなあ、という印象です。
格安SIMを活用する
格安SIMの中にはオプションでセキュリティ機能を利用できるものもあります。
例えば、Biglobe Mobileでは月額200円、mineoでは月額350円でi-Filterというアプリを利用できます。
i-Filterは民間企業でのセキュリティ対策としてよく使われるソリューション。
アプリ版はスマホの動きが重すぎて使えない、などという評判もありますが、このあたりは3日間無料版などを使って確かめてみることをお勧めします。
また、LINEスタンプなどを使えるLINEMOなんかも低価格でおススメですね。
セキュリティソフトやアプリを活用する
ワタシが今一番有力に考えている方法です。
最近のセキュリティ対策ソフトはペアレンタルコントロール機能を利用することができます。
これを使うことで、スマホの利用時間の制限、アプリの制限位置情報の確認のほか、SNS、SMSの監視までやってくれるそうです。
ウイルス対策ソフトで一番おススメなのはESETセキュリティソフトです。
私も何年も利用していますが、コスト、機能などバランスが取れたナンバーワンのセキュリティソフトだと思います。
また、Googleファミリーリンクというアプリもあります。
これをスマホに実装することでお子さんをスマホの脅威から守ることが可能です。
本当に大事なスマホの安全性とは
ということでキッズケータイを自前で作る方法をご紹介しました。
自分なりに調査した結果、キッズケータイに頼ることなく、格安SIMやアプリなどを組み合わせることで安全で価格を抑えたスマホ利用が可能になると思います。
しかし、一番の課題は、スマホと家族と子どもどのように向きあうか、ということ。
一方的に押さえつけるのではなく、親子のコミュニケーションを十分に取り、正しいデジタル教育を子供に植え付けていくか。このことこそ本当のスマホの安全利用なのだと思います。
本ブログでは、今後も引き続き、キッズケータイの利用について検証結果を報告していきたいと思っています。